甘酸っぱくてジューシーなキウイは、美容やダイエットに効果的といわれていますが、実は夜に食べるのがおすすめです。そこで今回は、夜キウイのメリットや食べ方、注意点、保存方法をご紹介します。
【目次】
スーパーやコンビニでも購入できるキウイは、甘みと酸味のバランスがよい、ジューシーなフルーツですよね。半分にカットしてスプーンですくって食べることもできますし、1個から購入できるので、食べたい時に簡単に食べられるのが魅力です。
しかし、キウイは、美味しいだけでなく、コンパクトな果実の中に豊富な栄養が含まれています。
■ビタミンCがたっぷり
例えば、キウイにはビタミン類やミネラル類が豊富に含まれています。
中でも、シミやくすみ、そばかすの原因になるメラニンの生成を抑制するサポートをしてくれるビタミンCがレモンの4個分の約70mg含まれています。ビタミンCはハリの元になるコラーゲンの生成も促してくれるといわれていますよ。
■アンチエイジングにも
さらに、キウイには抗酸化作用があり、血行の促進が期待できるビタミンEも多く含まれています。肩こりや冷え性でお悩みの女性にはぜひ取り入れたいフルーツです。ビタミンEは、お肌のターンオーバーにも役立ってくれますので、美肌に効果的といわれていますよ。
そして、キウイには抗酸化作用があるとされているポリフェノールも含まれていますので、アンチエイジングしたい方にもおすすめです。
■むくみ予防にも
また、むくみの解消やデトックスに効果的だといわれているカリウムも含まれています。
■ポッコリお腹の改善
その他にも、食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維を摂ることでお通じも改善されやすくなりますので、ぽっこりお腹を解消したい方にもおすすめです。
■消化にも
キウイには、消化吸収に役立ってくれる酵素である「アクチニジン」が含まれていますので、消化不良や胃もたれによる夜の安眠の妨害の予防も期待できますね。
■疲労回復にも
キウイには、疲労回復をサポートしてくれる有機酸も含まれています。有機酸は、女性が不足してしまいがちな鉄分の吸収もアップさせてくれるのもメリットですね。
■キウイは1日何個?
ダイエット目的でキウイを食べる場合は、1日1個~2個が適量と言われています。キウイ1個当たりのカロリーは約50kcal程度で、糖質量は約9g程度ですが、痩せたいからといってたくさん食べると、糖質やカロリーの摂りすぎになります。
■キウイを食べるタイミング
魅力の多いキウイですが、消化をサポートしてくれますので、夕食前よりは、夕食後に食べるのがおすすめです。夜寝る1時間前までには食べておきましょう。
また、睡眠中に体の疲労やダメージを回復する際に、キウイの栄養を有効活用することができます。夜中に腸の動きが活発になりますので、夜にキウイを食べることで、よりお通じの改善にも役立ってくれます。
また、キウイは腹持ちがいいので、「夜食が食べたい」という食欲をコントロールしてくれるのがメリットです。
■食べる前に水分補給
キウイを食べる前にコップ1杯の水を飲むことで、よりキウイに含まれている酵素が効果を発揮してくれますよ。
■常温のキウイを
そして、ダイエット目的でキウイを食べる場合は、加熱したり冷凍したキウイを食べるのは避けましょう。温度を変化させることでキウイに含まれる栄養素が壊れてしまいます。
常温のキウイを食べるのがおすすめです。
■キウイと相性の良い食品
キウイに含まれる食物繊維は、お腹の調子をととのえる乳酸菌のエサとなるものです。したがって、ヨーグルトと一緒に食べるのはおすすめですね。
さらに、お通じがスムーズになるようサポートしてくれるオリーブオイルを小さじ1杯程度一緒に摂るのもいいですね。
■キウイと相性の良くない食品
反対に、食物繊維が豊富なバナナは、実はキウイとは相性の良くない食品です。キウイとバナナには、それぞれ別の種類の消化酵素が含まれており、複数の消化酵素を同時に摂ると胃腸に負担がかかってしまい、消化吸収の妨げになる可能性があります。
また、タンパク質を含むゼラチンも、キウイと相性が良くありません。キウイの酵素がゼラチンのタンパク質に作用してしまい、ゼラチンが固まらなくなってしまいます。
■日中に食べるのは注意
キウイには、日光に当たるとメラニン色素が生成されてしまう「ソラレン」が含まれています。したがって、夜にキウイを食べるのを忘れてしまったからといって朝のお出かけ前に食べるのは避けた方が良いですね。
■自分に合った量を
便秘解消のためにキウイを食べているのにお通じの改善に利かない場合は、食物繊維が多すぎる可能性もあります。食物繊維を摂りすぎると便秘になり、ダイエットの妨げになりますので、自分に合った量を食べるようにしたいですね。
夜キウイを続けるためには、美味しいキウイを選ぶことも大切ですよね。
■キウイの種類
例えば、キウイには、緑色の果肉の「グリーンキウイ」と、黄色の果肉の「ゴールドキウイ」があります。
食物繊維が豊富で消化酵素のアクチニジンが含まれるのはグリーンキウイです。
ゴールドキウイは、グリーンキウイの2倍程度ビタミンCを多く含んでおり、甘みがあるのがメリットです。
キウイを食べる目的や食べやすさで選びましょう。
食べ頃は、キウイの軸がついていた頭とお尻の部分を指で持ち、少し押してみて軽くへこむ程度の弾力がある状態です。
■購入したキウイは
また、キウイは、追熟させるとビタミンCの量がアップするといわれています。お店で購入したキウイは冷蔵庫で保存するのではなく、直射日光の当たらない涼しい場所で追熟させましょう。
植物ホルモン「エチレンガス」は、キウイの追熟を促してくれますので、リンゴやバナナとキウイを同じビニール袋に入れて保存して追熟させるのもおすすめですよ。
キウイが熟してきたらチルドで保存しましょう。
すでに熟しているキウイは、袋に入れて口を閉じた状態で冷蔵庫に入れておけば、約1週間程度は冷蔵保存が可能です。
キウイ自体がかたくて熟されていないものであれば約1ヵ月ほどの保存が可能となっています!
冷蔵保存するにあたって、キウイが低温障害を起こしてしまう温度はマイナス1.7度だと言われているので、温度が低めの野菜室やチルド室などといったところでの保存をオススメします!
以下では、味に飽きないおすすめのキウイをご紹介します。
有名キウイブランド「ゼスプリ」のグリーンキウイは、食物繊維がたっぷり。販売時期も長く、一年を通して楽しめますよ。
ゼスプリの「サンゴールドキウイ」は、栄養素充足率がグリーンキウイよりも大きい点がポイント。1日に1個食べれば、必要なビタミンCも摂取できますよ。
味に飽きてしまいがちな人は、ゴールドキウイとグリーンキウイが楽しめるセットがおすすめ。マンネリせずキウイを食べ続けられますよ。
瀬戸内海の西にある「中島」からの「レッドキウイ」は甘いところが特徴。キウイの酸味が苦手な人は、レッドキウイを試してみてはいかがでしょうか。
国産キウイを楽しみたい人は、「キウイフルーツ ヘイワード」がおすすめ。ヘイワード種は日持ちしやすいため、腐らせる心配も少ないですよ。
美容やダイエットに効果的なキウイですが、日中のお出かけ前に食べてしまうと、メラニン生成の原因になってしまいますので、夜に食べるのがおすすめです。ぜひ、コンビニでも手軽に購入できるキウイで、美味しくキレイを保ちたいですね。