会社見学を前にして、当日の服装にお悩みの女性も多いはず。マナーを守った正しい着こなしで、失敗なく会社見学へ足を運びたいところです。そこで今回は、会社見学の服装マナーからおすすめコーディネートをご紹介します!
【目次】
新卒の就職活動や転職、中途採用、派遣など、様々なシーンで会社見学を経験する機会があることでしょう。会社見学は採用に関わるわけではないため、面接ほど堅苦しくはないイメージですが、ビジネスシーンとして最低限のマナーのある着こなしを目指したいところ。とは言え初めての方は、具体的にどのような服装が求められるのか分からず、頭を抱えるのではないかと思います。
そこで今回は、会社見学のマナーや服装選びのポイントを解説した上で、おすすめのコーディネートまで一挙ご紹介します!押さえておくべきマナーから具体的なスタイリング例、そして着こなしの秘訣をチェックして、会社見学に向けて失敗のないよう準備を進めていきましょう。
会社見学は面接ほど畏る必要はないとは言えど、マナーのある振る舞いを心掛けたいところ。選考に直接的に影響するわけではありませんが、この段階で好印象を与えておけば、良い結果に繋がる可能性も十分にあるのです。そこでまずは、会社見学の前に押さえておくべきマナーを解説します。
そこで会社見学の当日は、5〜10分前には到着しておくのがマナー。遅刻はもっての外ですが、早すぎでもいけませんので注意しましょう。さらにコートなどの防寒具は会社に入る前に脱ぎ、受付では元気よく挨拶を。社員とすれ違う際には、軽く会釈をするだけでも構いませんので、挨拶をすると好印象を与えることが可能です。
さらにもちろん、会社見学では振る舞いだけではなく「身だしなみ」のマナーも求められます。採用担当者は案外服装をチェックしていますので、清潔感に溢れたマナーのある身だしなみを意識しましょう。ただ中には、会社見学時の服装を指定せず、「服装自由」と言われる場合も。このような場合には、どのようなスタイルが好ましいのでしょうか。
基本的に「服装自由」の意図は、『シーンに合った着こなしができるか』どうかをチェックするためだと言えます。自由だからと普段着で足を運ぶのはお門違いですので、十分にご注意ください。常識的に畏まった場ですし、礼儀としてスーツを着用する方が大半であるのも事実です。
具体的に会社見学では、企業は服装のどういったポイントを見ているのか気になるところ。そこでまず最重要視されるのが、先ほどもお伝えしたように「TPOをわきまえられているか」というポイントとなります。スーツでも私服でも、社会人としてその場に合った適切な服装ができているかが重要なのです。
さらに、「清潔感の有無」も会社見学で見られるポイントの一つ。例えばシャツがヨレていたり、シワやシミがついていたり、袖口が汚れていたり……これらは不潔な印象を与えると同時に、自身のだらしなさをアピールしているようなものです。着こなし自体が完璧であっても、清潔感がなければマイナスイメージですので、十分にご注意ください。
ここからは、具体的に会社見学の際におすすめの服装をご紹介していきます。まず、服装自由もしくは指定なしの場合には、基本的に「スーツ」を着用するのが無難です。会社見学も就職活動の一貫であり、立派なビジネスシーンですので、社会人としての意識を持ってスーツスタイルにまとめましょう。
スーツは、スカートでもパンツでもどちらでもOK。パンツはアクティブかつキャリアウーマンのような印象を与える一方、スカートは女性らしく柔らかな印象を与えることが可能です。どちらが良い悪いというのはありませんが、もしも新卒の就職活動で会社見学へと足を運ぶ場合には、フレッシュさを演出できるスカートスタイルがおすすめです。
もしも「当日は私服を着てお越しください」と指定された場合には、スーツ姿で足を運ぶのはNG。それでは指定を守れていないこととなり、マイナスイメージを与えてしまう可能性があるのです。そこで私服を着用する場合には、ある程度のフォーマルさのある「オフィスカジュアル」を意識しましょう。
例えば、ベージュのブラウスに黒のテーパードパンツを合わせて、女性らしくもきちんと感のあるコーディネートに。足元はあまり高さのないヒールパンプスで、上品な雰囲気を引き立てましょう。さらにカバンは、極力シンプルで目立ちにくいものをチョイスするのがベター。
転職や中途採用で会社見学へ足を運ぶ場合にも、スーツスタイルが間違いありません。パンツスーツでビシッと決めて、「デキる女」を演出するのも良いでしょう。ただもしも私服を指定されたのなら、オフィスカジュアルを意識。心配であれば、ジャケットスタイルでフォーマル感を出すのもOKです。
例えば、白のブラウスにネイビーのタック入りパンツ、ネイビーのジャケットで、フォーマルな雰囲気のコーディネートに。襟付きのシャツではかっちりとした印象が強いため、私服指定であればブラウスのように、柔らかな雰囲気のトップスをチョイスすると良いでしょう。
通常派遣は、法律によって事前の面接や個人の特定行為が禁止されているのですが、「職場見学」という名目で面談をする行為は許されています。そこで派遣で会社見学へと足を運ぶ場合にも、きちんとしたスーツスタイルが好ましいです。色は黒や紺などの落ち着いたカラーで、フォーマル感を意識しましょう。
黒のパンツスーツスタイルで、かっちりとした社会人らしい雰囲気に。黒スーツに白シャツだとフレッシュな印象が強くなってしまうため、例えばVネックの白カットソーなどをチョイスして、頼りなさを払拭させてください。さらに足元は黒パンプスで、とことんフォーマルな雰囲気を引き立てて。
工場見学で足を運ぶ場合も、無難なのはスーツスタイル。ただし見学だけではなく、機械を触ってみたりとちょっとした体験も行うようであれば、私服姿で足を運んでも良いでしょう。ただしラフなスタイルは避け、最低限のマナーのあるきれいめな服装にまとめるのがマストです。
例えば、ネイビーのカットソーにカーキのタック入りパンツ、足元はフラットパンプスで、品の良さが漂うコーディネートに。ひらひらとした衣服は、機械などに巻き込んでしまう恐れがあるため、スカートスタイルは避けてください。さらにヒール靴は、転んでしまっては危険ですのでNGです。
夏の会社見学のスーツスタイルは、暑く非常に厄介。会社に着くまでに汗だくになってしまうかもしれませんが、基本的には、他の季節と同様にスーツで足を運んでください。身勝手に「クールビズ」のスタイルにまとめるのではなく、ジャケットもしっかりと羽織り、フォーマルな着こなしを意識しましょう。
もしも「クールビズでお越しください」と指定された場合には、指示に従ってOK。ただしラフなスタイルにまとめるのではなく、あくまでもきちんと感を演出することを心掛けなければなりません。また、半袖のカットソーは涼しく着こなすことができるものの、ジャケットを脱いだ際に目立ってしまうため、最低でも七分袖、もしくは夏素材の長袖を選ぶと良いでしょう。
いかがでしたか?今回は、会社見学のマナーからおすすめの服装まで、事前に押さえておきたいポイントを一挙ご紹介しました。会社見学で服装の指定がなければ、どんなシーンであれ「スーツスタイル」がベスト。採用に直接的に関係はありませんが、ビジネスシーンとして最低限のマナーのある服装にまとめるべきです。ぜひ参考にして、あなたも好印象を与えられる正しい着こなしで会社見学へ足を運んでください!