FASHION
2018.06.30

自分でできる浴衣の帯結び!簡単でかわいい結び方をご紹介

自分でできる浴衣の帯結び!簡単でかわいい結び方をご紹介 自分でできる浴衣の帯結び!簡単でかわいい結び方をご紹介

夏になると着たくなる浴衣ですが、帯がうまく結べない……と諦めてしまう方も。でも、浴衣の帯結びは意外と簡単!しかもいろいろな種類があるので自分の好みの結び方で浴衣姿をおしゃれに完成することができます。今回は、そんな帯結びについてくわしくご紹介します。

当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

浴衣の帯の種類

浴衣の帯

着物の着こなしの決め手となる帯。普段は和装はほとんどしない、という場合には難しい帯選びですが、浴衣に合う帯というものがいくつかあるので、その中から選びと安心です。

■浴衣に合う帯
・すっきり結べる「半幅帯」
・浴衣姿がかわいくなる「兵児帯」
・テクニック要らずでキレイに結べる「結び帯」

いろいろな結び方でアレンジをしたいという時には半幅帯がおすすめです。反対に、手軽さ重視で簡単にキレイに結びたいという時には結び帯がいいですね。

子供や男性の浴衣によく使われている兵児帯も、最近は簡単でかわいく結べると大人の女性に人気があります。

浴衣の帯の結び方①蝶結び

 

浴衣の帯結びの基本の一つが蝶結びです。キレイな色の蝶が浴衣の後ろ姿をかわいく魅せてくれます。

1.肩幅よりも少し長いくらいの帯(て)を半分に折って肩に乗せる
2.三角を作るような感じで広げて、体の真ん中で留めておく
3.体に帯をぐるっと2回巻いて、真ん中に戻ってきた帯を斜め上に折る
4.残してあった手先を重ねるようにして一回結んで、結び目を縦にする
5.下に垂れている方(たれ)の帯を肩幅くらいに折る
6.5の真ん中で山折を二つ作る
7.6の真ん中と結び目を手先で巻いて上に出す
8.余った分を帯と帯板の間に隠す

浴衣の帯の結び方②文庫結び

 

ベーシックな浴衣の帯結びの文庫結びは蝶結びと似た感じですが、羽の部分がキリッと立ち上がっているのが特徴です。

1.「て」を40センチほど取って半分に折り右肩の上に乗せておく
2.三角に広げるような感じで帯を広げて、体に2回ぐるっと巻く
3.巻いてきた帯を斜めに折る
4.「て」を左の脇まで引っ張り、「て」の上に「たれ」を重ねる
5.「たれ」を下から通して結ぶ
6.「たれ」の先から肩幅くらいの長さを内側にして折りたたむ
7.6の中心で山折を二つ作ってひだを作る
8.「て」を手前から7の中心を通るようにして内側に通す
9.8を繰り返す
10.余った分はクルクルと丸めて帯と帯板(もしくは)の間に入れる

浴衣の帯の結び方③貝の口

 

男性の浴衣の帯結びでもよく使われるのが貝の口結びです。かっこいい雰囲気で大人っぽく浴衣を着たい女性におすすめです。

1. 「て」を片腕分ほど取り、半分に折って右肩に乗せておく
2.三角に広げるような感じで帯を開いて2周巻く
3.「たれ」のさきを右の脇の内側に挟む
4.「て」を下ろし、「たれ」を上にして一回結ぶ
5.結び目はなるべく凸凹にならないように
6.「て」を左上に向かって折る
7.「て」の下を通す感じで「たれ」を右上に持ち上げる
8.「て」と「たれ」の長さが長い場合は折って内側に入れる

浴衣の帯の結び方④割角出し

 

ボリュームが抑えめで、甘い感じにならない結び方が角出しです。大人っぽい色柄の浴衣に合わせるのがおすすめ。

1.帯を後ろから前に向かって巻き、左手で持っている「て」を短めにとる
2.「て」のさきを右脇で支えながら、反対側の帯を2周巻く
3.巻いていた帯を斜め上に向かって折る
4.右脇にあった「て」の先を左脇まで引っ張る
5.「たれ」を下から通すように結ぶが、全部は引き抜かず少し残す
6.「て」は半分に折った状態で左上に向かって折り返す
7.「て」の先を「たれ」で包み込む感じで結ぶ
8.輪っかの状態の「たれ」を前に垂らし、その輪の間に帯揚げを通す
9.輪っか状の「たれ」と帯揚げを一緒に胸のところまで持ち上げる
10.帯揚げを後ろで仮結びする
11.結んだ帯を後ろに回し、帯揚げをキレイに帯に隠すように整える

浴衣の帯の結び方⑤兵児帯

 

ふわふわとボリュームが出る兵児帯は手軽に巻けてかわいいので、夏のお祭りデートや花火にぴったりです。

1.「て」と「たれ」の長さは同じ
2.一回結び、ちょうちょ結びをする
3.両方の帯の先の3分の1ほどを結び目の下から上に向かって通す
4.輪になっている部分を広げてボリュームを出し、形を整える

旅館の浴衣の帯の結び方

旅館の浴衣

温泉などの旅館に用意されている浴衣。なんとなく羽織るだけではなく、おしゃれに着れたら素敵ですよね。そこで、旅館の浴衣の帯を結ぶコツをご紹介します。

1.帯を「て」「たれ」が同じ長さになるように、おなか側から背中側に向かって回す
2.背中でクロスさせて前で一度結ぶ
3.上前の襟の位置に合わせてちょうちょ結びか方ちょう結びにする

また、帯を結ぶ前におはしょり(帯の下に見える折りたたまれた部分)を作って長さを合わせておくことも重要です。腰紐がない場合には、最初に帯を使っておはしょりを作り、その上から改めて帯を結ぶようにします。

浴衣の帯結びには正解はなく、自由に結んで自分らしく浴衣を楽しむことができます。基本をマスターしたら、あとは好きな結び方にアレンジをして、浴衣をもっと楽しみましょう。

related articles