肌のテカリやベタつきが気になる脂性肌さんは、意外と化粧水選びで悩む方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、脂性肌さんの化粧水の選び方やおすすめの化粧水をご紹介。ほかにも、化粧水のつけ方やスキンケアの重要性もご紹介します。
【目次】
普通肌や乾燥肌など肌質にはいくつかのタイプがありますが、その中でも肌の油分が多い肌質が「脂性肌」や「オイリー肌」と呼ばれる肌タイプ。皮脂の分泌量が多いために肌がベタつきやすくテカリが気になる肌質です。
そんな脂性肌さんの化粧水選びは意外に難しく、保湿力が低すぎるとかえって皮脂の分泌をまねく場合も。そこで今回は、脂性肌さんの化粧水の選び方やおすすめの化粧水をご紹介します。まずは、脂性肌の特徴から見ていきましょう。
肌がベタつきやすいけど乾燥を感じる時もあるという方は、自分が脂性肌なのかどうかわからないという場合もあると思います。そこで、自分が脂性肌なのか調べるチェック方法で、脂性肌の特徴を詳しくご紹介します。
自分が脂性肌なのかどうかわからないという方は、次のチェック項目であてはまるものがないか肌診断してみましょう。
□朝の寝起きの肌にテカリやベタつきがある
□ニキビや吹き出物ができやすい
□お昼の化粧直しでテカリや皮脂による化粧崩れがある
□毛穴の開きが気になる
このチェック項目にあてはまるものがある方は脂性肌タイプの可能性が大。これからご紹介する化粧水の選び方やおすすめの化粧水を、ぜひ参考にしてみてください。
肌のベタつきが気になる脂性肌さんは、スキンケアを化粧水だけで済ましたり洗浄力の高い洗顔料を選んでしまいがち。ただ、そんなスキンケアのやり方が過剰な皮脂の分泌をまねいている可能性もあります。ここからは、脂性肌さんが間違いやすいスキンケアの重要性についてご紹介します。
脂性肌さんの中にはスキンケアを化粧水だけで済ませたり、化粧水さえもしないという方がいらっしゃるかもしれません。ただ、肌の油分が多いため一見保湿は必要ないと思われる肌でも、水分や油分を補う保湿ケアはマストです。
水分は十分足りていると感じる場合も、化粧水で肌のPHバランスを整えたり引き締め効果のあるものを選んだりして肌のベースを作りましょう。さらに、肌のうるおいが逃げないように乳液やクリームで油分のフタをすることも大切です。
脂性肌さんのテカリやベタつきは、肌の過剰な皮脂分泌が原因。皮脂が過剰に分泌されるのは、肌の内側は乾燥していてそれを補おうと皮脂を分泌している可能性もあります。特にインナードライタイプの方は保湿ケアがマストです。
皮脂分泌をおさえる効果のある成分を配合した化粧水や水分と油分のバランスを整えてくれる化粧水もおすすめです。
脂性肌さんのスキンケアでは、クレンジングや洗顔などの落とすケアも重要です。肌のベタつきが気になるからと洗浄力の高いものを選んだり、熱いお湯で洗顔したりすると、肌に必要なうるおい分まで落としてしまって余計に皮脂を分泌させてしまいます。
クレンジングはメイクや汚れをしっかり落としながらも肌のうるおい分は守るタイプを選んで、洗顔料も肌に負担をかけない泡立ちがよいものを選びましょう。
脂性肌さんが化粧水を選ぶ際は、テクスチャーや使い心地だけでなく、自分の肌の状態に合ったものを選ぶことがポイント。脂性肌さんの中には、単なるオイリー肌ではなくインナードライの肌状態の方もいます。
脂性肌さんの中には、水分量は足りているのに皮脂が過剰に分泌する「オイリー肌」の状態の方と肌表面はベタつくのに肌の内側は乾燥している「インナードライ」の状態の方がいます。
■「オイリー肌」の化粧水選び
水分は足りていて油分は多い「オイリー肌」の場合は、整肌効果のある化粧水や引き締め効果のある化粧水を選ぶのがおすすめ。肌の水分と油分のバランスを整えることがポイントです。
■「インナードライ」の化粧水選び
一見油分が足りているように見えて、実は乾燥している「インナードライ」の場合は、保湿効果と浸透力の高い化粧水を選ぶのがおすすめ。保湿効果が低いものや浸透力の低いものだとすぐに肌が乾燥して、テカリやベタつき、化粧崩れなどの原因になってしまいます。
脂性肌さんの化粧水のテクスチャ―は、ベタつきやすい「しっとり」タイプよりサラッとして使い心地のいい「さっぱり」タイプが最適。「インナードライ」の方は「さっぱり」タイプでも高保湿の化粧水を選んで、うるおいはしっかりチャージしましょう。
脂性肌さんの肌は水分と油分のバランスが崩れて皮脂が過剰に分泌されている可能性が高いので、皮脂分泌をコントロールしてくれる成分が配合された化粧水を使うのもおすすめ。
「ビタミンC誘導体」や「ライスパワー」など、皮脂分泌をコントロールしたり毛穴の引き締め効果のある成分が配合された化粧水を選びましょう。
脂性肌さんは自分の肌に合った化粧水を選ぶことも大切ですが、化粧水を正しく使って過剰な皮脂分泌を防ぐことも重要です。ここからは、脂性肌さんが化粧水をつける時に気をつけたいポイントをご紹介していきます。
脂性肌さんに限らず、朝の洗顔後や夜のお風呂上りは、肌を乾かさないようにすぐに化粧水をつけることが大切です。特に秋冬は、肌がすぐに乾燥して過剰な皮脂分泌の原因につながってしまうので気をつけましょう。
脂性肌さんが肌のベタつきを気にして化粧水を少なめにつけるのは絶対にNG。化粧水の説明書きにある適量や使用方法はできる限り守るようにしましょう。
脂性肌さんが化粧水をつける時に使うツールは、コットンでも手でもどちらでもOK。ただしコットンの場合は、摩擦にならないように化粧水をコットン全体にまんべんなく染み込ませましょう。
コットンの場合も手の場合も、化粧水がしっかり肌に浸透するようにつけることが大切。手の場合は、化粧水を肌の奥まで入れ込むためにハンドプレスがおすすめです。
脂性肌さんが好むサラッとしたタイプの化粧水は、コットンパックにも最適。週末などのスペシャルケアでは、化粧水をコットンに染み込ませて頬などをローションパックするのがおすすめです。
脂性肌さんの中には、市販の化粧水は種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からないという方も多いと思います。ここからは、脂性肌さんにおすすめの化粧水をプチプラやデパコスからピックアップしてご紹介。口コミなどでも人気の高い化粧水ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
ドラッグストアなどで買える手軽さが人気のnaturie(ナチュリエ)の「ハトムギ化粧水」。ベタつかないさっぱりとした使用感や、プチプラで惜しみなくたっぷり使える大容量なのが、脂性肌さんにおすすめしたいポイント。低刺激でシンプル処方なのも魅力です。
naturie(ナチュリエ) ハトムギ化粧水 500ml / ¥715
大人の脂性肌でニキビや吹き出物に悩む方におすすめしたいのが、ORBIS(オルビス)の「クリアローション」。配合された和漢植物由来成分と整肌成分が、ニキビや肌荒れの原因となるバリア機能の乱れを整えてくれます。
使用感で2タイプありますが、脂性肌の方には「L さっぱりタイプ」がおすすめ。オルビスのクリアシリーズは、大人ニキビに悩む方におすすめのスキンケアシリーズです。
ORBIS(オルビス) クリアローション 180ml (医薬部外品) / ¥1,650
「マデカソサイドリペアトナー」は、美肌女子が多い韓国のコスメブランドVELYVELY(ブリーブリー)の化粧水。さっぱりとしたテクスチャーなのに水分補給や浸透力に優れた化粧水で、疲れた肌を鎮静させる効果もあります。ブリーブリー推奨の3回重ねづけで、韓国女子のようなしっとりとした美肌を目指しましょう。
VELYVELY(ブリーブリー) マデカソサイドリペアトナー 150ml / ¥3,520
無印良品(むじるしりょうひん)の「クリアケア化粧水」は、シンプルなパッケージデザインがおしゃれでメンズにもおすすめの化粧水。岩手県釜石の天然水をベースに配合された天然うるおい成分が、脂性肌さんの特徴でもある毛穴やキメの乱れを整えてくれます。全国展開の店舗や取り扱う通販サイトが増えて買いやすいのも魅力です。
無印良品(むじるしりょうひん) クリアケア化粧水 200ml / ¥1,290
レトロなパッケージが目を引く明色化粧品(めいしょくけしょうひん)の「明色美顔水 薬用化粧水」は、ニキビに効く化粧水として人気の超ロングセラー化粧水。薬用の有効成分が配合されていて、過剰な皮脂分泌をおさえ余分な皮脂を取り除いてくれます。脂性肌でニキビに悩む方に特におすすめの化粧水です。
明色化粧品(めいしょくけしょうひん) 明色美顔水 薬用化粧水 90ml (医薬部外品) / ¥880
デパコスの化粧水で脂性肌の方におすすめなのが、IPSA(イプサ)の「ザ・タイムR アクア」。口コミサイトやSNSでもよく見かける肌質を問わずに人気の化粧水です。
イプサ独自の保湿成分で肌に水分を補給しながらその状態が持続するので、うるおいバランスが整ったテカリにくい肌に。有効成分で大人ニキビを防いでくれるのもおすすめポイントです。
IPSA(イプサ) ザ・タイムR アクア 200ml (医薬部外品) / ¥4,400
肌にやさしい低刺激処方で敏感肌の方に人気のETVOS(エトヴォス)。そんなエトヴォスの「モイスチャライジングローション」は、ベタつかず肌なじみのいいテクスチャーなのに保湿成分がたっぷり配合された化粧水。植物性セラミドなどの保湿成分が肌のバリア機能を整えてくれます。脂性肌の中でも特にインナードライの方におすすめです。
ETVOS(エトヴォス) モイスチャライジングローション 150ml / ¥3,520
脂性肌さんに最適なサラッとした使用感なのに保湿力抜群なデパコスの化粧水が、ACSEINE(アクセーヌ)の「モイストバランス ローション」。保湿成分が角質層のすみずみまで浸透して、その保湿効果が一日中続きます。脂性肌で化粧崩れに悩んでいる方にぜひ使ってみて欲しい化粧水です。
ACSEINE(アクセーヌ) モイストバランス ローション 360ml / ¥6,050
「スキコン」の愛称で人気のALBION(アルビオン)「薬用スキンコンディショナー エッセンシャル」は、ハトムギエキスの過剰な皮脂分泌をおさえる効果や毛穴を引き締める効果が脂性肌さんにおすすめのポイント。水のようなテクスチャーで清涼感のある爽やかな使い心地も魅力。最初は気になる独特の香りもクセになります。
肌のベタつきやテカリが気になる脂性肌さんの化粧水選びは、さっぱりタイプでも保湿力が高いものを選ぶことがポイント。今回ご紹介した化粧水はどれも保湿力や浸透力が高い優秀なものばかりなので、気になるものがあればぜひ毎日のスキンケアに取り入れてみてください。