子どもたちが結婚式の運営に参加してくれる演出は、アットホームな雰囲気になるので人気がありますよね。そこで今回は、フラワーガールの役割や依頼する際の注意点、お礼の仕方やおすすめの演出アイディアをご紹介します。
■フラワーガールとは
「フラワーガール」とは、挙式の際に、花嫁の前を歩いて、バージンロードに花びらをまく役割をする女の子のことです。花びらをまく男の子はフラワーボーイと呼ばれます。バージンロードのサイドにいるゲストに一輪ずつ花を渡すこともありますし、披露宴で花束を渡す役割をする子どもをフラワーガールやフラワーボーイと呼ぶこともあります。
可愛らしい子どもが、緊張しながらも一生懸命結婚式での役割を果たそうとしている姿は、とても微笑ましく、結婚式を和やかでアットホームな雰囲気にしてくれるのが魅力です。
子どもが活躍してくれる結婚式の演出では、「リングボーイ」も人気があります。リングボーイは、結婚指輪をリングピローにのせたり、カゴやボックスに入れて運ぶ男の子のことで、結婚指輪を運ぶ女の子はリングガールと呼ばれます。
■フラワーガールの役割
フラワーガールは、花嫁の入場を知らせる役割もありますが、花びらをまきながらバージンロードを歩くことで、バージンロードを清めるという役割がありますよ。
■フラワーガールをお願いする子供の年齢や関係
フラワーガールやリングボーイの役目をお願いするのは、親族の4歳~10歳程度の子どもが一般的です。
しかし、友人の子どもや、自分の子どもや連れ子にお願いすることもあります。また、4歳未満の子どもにお願いするケースもありますし、中学生や高校生にお願いしてもOKです。
ゲストに複数人子どもがいる場合は、親族を優先する傾向があります。
■フラワーガールの人数
また、フラワーガールの人数も、1人~2人が一般的ですが、3人以上で歩く場合もあります。
■不公平にならないように
フラワーガールは、結婚式の中でも注目を集める役割ですので、ゲストに複数人子どもがいる場合は、結婚式での役割を頼まなかったことで不公平だと思われたり、子どもが悲しい思いをすることもあります。
したがって、不公平にならないよう、フラワーガールやフラワーボーイ以外の役割を他のゲストの子どもにお願いする配慮が必要なケースもあります。
・結婚指輪を運ぶ「リングボーイ」や「リングガール」
・新婦のベールやウェディングドレスの裾を持って歩く「ベールガール」や「ベールボーイ」
・新郎新婦の入場を知らせる「フラッグボーイ」や「フラッグガール」
・花束を贈呈する
・ウェディングケーキを運ぶ
などの役割をゲストの子どもに分担してもらうのもおすすめですよ。
■依頼は早めに
ゲストの子どもにフラワーガールを依頼する場合は、招待状を送る前にできるだけ早くお願いしておきましょう。
・結婚式の日時
・子どもの衣装
・「カゴに入った花びらをバージンロードを歩きながらまいてもらいたい」のようなフラワーガールの演出の内容
などを伝えましょう。フラワーガールの衣装については、子どもの親が用意するのが一般的ですが、サイズがわかれば新郎新婦側が用意してもOKです。
直接お願いできない場合は、電話で依頼しましょう。もしフラワーガールを引き受けてくれる場合には、招待状にもフラワーガールを引き受けてくれたことに対するお礼の言葉を書いておきたいですね。
■お礼を用意する
フラワーガールを依頼する場合には、子どもに対するお礼をしっかり用意しておきましょう。
1,000円~3,000円前後のお菓子やおもちゃや人形、キャラクターグッズなどがおすすめですよ。披露宴で子どもにお礼のプレゼントを渡す演出を加えるのもいいですね。
また、子どもだけでなく、子どもの親にもお礼を用意しましょう。特に、フラワーガール用の衣装を用意してもらった場合には、しっかりお礼をしたいですね。
フラワーガールの衣装は、白いドレスを着るのが一般的ですが、日本の結婚式では「白のドレスは花嫁の特権」とされていますし、淡いカラーのドレスを着るケースも多いですね。挙式では白のドレスを着用して、披露宴では別のカラーのドレスに着替えることもあります。
カラーは、結婚式場のテーマや雰囲気、子どもの好みなどに合わせて選びましょう。明るいピンクやパープル、ブルーなどがおすすめです。
シンプルなワンピースでもOKですが、チュールやオーガンジー、フリルなどを使ったフェアリーな衣装もキュートですよね。サテンやシフォンなどの生地を使って上品な印象にするのもおすすめですよ。
フラワーガールの髪型は、アップスタイルでもダウンスタイルでもOKです。花の冠やティアラ、カチューシャなどで可愛くしたいですね。
子どもが2人以上いる場合は、お揃いの衣装にしたり、同じお花やアクセサリーを身につけると統一感が出て素敵です。
■子どもに合った役割や演出を
フラワーガールの演出は、厳密な決まりはありませんので、子どもの数や年齢などに合わせて選びましょう。
恥ずかしがり屋の子どもや、小さい子どもは、1人で入場するのは難しい場合もあるので、年上の兄弟姉妹などと一緒に2人以上で入場するのがおすすめです。
また、途中で緊張して動けなくなってしまったり、泣き出してしまうケースもありますので、万が一に供えて親に待機してもらうのがおすすめです。
リングボーイやリングガール、フラッグボーイやフラッグガールと一緒に入場してもOKですよ。
挙式や披露宴の前にリハーサルをして練習しておくのも一つの方法ですね。
■演出アイディア
一般的には、花嫁の入場の際にフラワーガールが花びらをまきますが、退場時に花びらをまくケースもあります。花びらを入れるカゴもリボンやお花でドレスアップしましょう。
また、花びら以外のポンポンや星型の紙、キャンディをまいたり、シャボン玉を拭きながら入場する演出もありますよ。
フラッグやバルーン、お花のステッキを持つのも可愛らしいですね。
入場の順番は
①司式者
②新郎
③アッシャーやブライズメイド
③リングボーイやリングガール
④フラワーガールやフラワーボーイ
⑤花嫁と花嫁の父親
とするのが定番ですが、フラワーガールとリングボーイが一緒に入場するケースもあります。まだ自分で歩けない子どもの場合は、ベビーカーや台車などに乗って兄弟や姉妹と入場するケースもあります。
もちろん、フラワーガールのみの演出でもOKですよ。
バージンロードに花びらをまいてくれるフラワーガールは、子どもが協力してくれる結婚式の演出ですので、子どもの年齢や性格に合った演出を選びたいですね。また、フラワーガールを引き受けてくれた場合は、子どもや親にしっかりお礼をすることも忘れないようにしたいですね。