キリスト教の信者以外の方が初めて教会に行く場合、どんな服装で行ったらいいのかや教会でのマナーなどわからないことばかりですよね。そこで今回は、教会に着て行く服装について初めて行く場合や礼拝での服装、気になるマナーなどをご紹介します。
【目次】
結婚式に参列したりして教会の神聖な雰囲気を体験したのをきっかけに、教会の礼拝に行ってみたいと思ったことがある方は意外と多いのではないでしょうか。ただ、キリスト教の信者以外の方が初めて教会に行く場合、着て行く服装で困ってしまいますよね。
そこで今回は、教会に着て行く服装のおすすめを、初めての方がキリスト教の日曜礼拝に行く場合などさまざまなケースに応じてご紹介します。まずは、気になる服装マナーや服装以外の教会でのマナーから見ていきましょう。
キリスト教の信者ではない方が初めて教会に行く場合、まず教会に着て行く服装マナーが気になりますよね。教会で着る服装には特別なドレスコードがあるわけではないので、結婚式で着るようなフォーマルな服装でなくても大丈夫です。
ただ教会は信者の方が神様に祈りを捧げる神聖な場所ですから、色や柄が派手な服やオフショルダーやキャミソール、ミニスカートといった肌の露出が目立つ服は避けましょう。靴も歩くと音のするようなサンダルはNG。ラフ過ぎるビーサンのような靴も避けましょう。
黒のロングスカートにベージュのカーディガンを合わせたコーデは、シックな配色やベーシックなデザインで落ち着いた雰囲気。教会に着て行く服装におすすめの着こなしです。
教会では服装以外にもさまざまな気を付けたいことがあります。ここでは、教会に初めて行く方が守るべき服装以外のマナーをご紹介します。
■教会での服装以外のマナー
・帽子は必ず外して(帽子をかぶってきた場合は、教会内に入ったら取りましょう)
・大きな声・音を立てない(教会内では私語は慎みましょう)
・食べものや飲みものの持ち込みは禁止
・儀式以外での飲食・飲酒は禁止
・携帯やスマホの電源は切る
教会でのマナーは、旅行先などで教会を観光する場合にも必ず守りましょう。
キリスト教の礼拝、例えばカトリックのミサに着て行く服装は、フォーマルな服装でなくても平服で大丈夫です。寒い時期ならデニムにニットのような普段着でOK。
ただし、色落ち感やダメージ感の強いラフな感じのデニムや、デザインが効いた目立つようなニットは避けた方が無難。教会は神聖な場所なのを意識しながら服装を選びましょう。
白のタートルニットにワンウォッシュのデニムを合わせたコーデは、デニムコーデでも清潔感のあるきれいめな雰囲気が教会に着て行く服装に◎。ストールやバッグなどの小物類もラフ過ぎない落ち着いた色のものを選びましょう。
イタリアなど海外旅行先の教会に観光目的で行く場合でも、今回ご紹介した服装マナーを意識して服装を選びましょう。もちろん露出は厳禁です。
ニットがキャミやノースリーブなら、カーディガンやストールを羽織って肌の露出をおさえて。プルオーバーとカーディガンのアンサンブルニットは、上品でクラシカルな雰囲気が海外の教会の厳かな雰囲気にもマッチします。
キリスト教の信者ではない方が初めて教会に行く場合は、まず日曜礼拝にへ出席してみるのがおすすめ。日曜礼拝には、信者の方だけでなく教会が初めての方もいらっしゃいます。
初めての方だときれいめだからといっていきなりデニムで行くのは失礼かも、と思われる方が多いかもしれません。そんな方は無難なシンプルなワンピースで行くのがおすすめです。ブラウンなど落ち着いた色で素材感がきれいめなものを選べば、服装で浮く心配はなし。小物類も目立たないきちんと感のあるものをチョイスしましょう。
教会が初めての方は、クリスマス礼拝に出席してみるのもおすすめ。キャンドルサービスなど普段の礼拝にはないような催しがあって、カップルなど信者でない方が多く教会に集まります。最寄りの教会など行ってみたい教会があったら、クリスマス礼拝の予定をホームページなどで確認してみましょう。
オフホワイトの長袖のワンピースは、クリスマスらしい色やシンプルなデザインが聖夜の厳かな雰囲気にマッチ。クリスマス礼拝には普段着で出席される方も多いので、パーティに着て行くようなドレスよりクラシカルでレディな服装が似合います。
カトリックの追悼ミサと呼ばれる儀式は、仏教における法要にあたるものです。追悼ミサに着て行く服装は、法要に着て行く服装と同様でドレスコードは略式喪服が最適。黒やグレーなど地味な色のワンピースやスーツで、小物類やアクセサリーも控えめなものを選びましょう。
「平服で」と案内があった場合は、喪服以外のダークカラーのワンピースや地味な色のブラウスやスカートorパンツを選びましょう。
イスラム教の礼拝はモスクと呼ばれる礼拝堂で行われます。モスクでは、女性は肌を隠すのが厳格なルール。旅行先などでモスクに観光で行く場合でも、タンクに短パンといった服装だと中に入ることができません。
ノースリーブのワンピースを着ている場合は、スカーフやストールで肩や腕、頭部などを隠して行きましょう。
教会に行く際には特に必要な持ち物はありません。初めての方は聖書がなくてもOK。聖書は教会で貸してもらえます。礼拝では献金の時間がありますが強制ではありません。最初はまずは教会の雰囲気を体験して、キリスト教のことを知るところから始めましょう。
教会の礼拝などに出席する際の服装は、フォーマルなものでなくても普段着でOK。ただし今回ご紹介したような服装マナーも意識して服装を選んでみてください。教会が初めての方は、まずは日曜礼拝やクリスマス礼拝などに参加するところから始めてみましょう。