日頃の疲れを癒す毎日の入浴時間に彩りを与えてくれるのが、入浴剤です。入浴剤といっても、疲労回復に効果的なものから、おしゃれなバスボムまであります。今回はそんなおすすめの入浴剤の種類や入浴方法についてご紹介します。
まずは入浴剤の効果についてご紹介します。
入浴剤には疲労回復効果があります。特に炭酸ガス系の入浴剤には血管を拡張する作用があるため、直接筋肉に働きかけることができます。全身の新陳代謝が良くなることで、疲れを取ることができます。
また、血液が表面の熱を全身に運ぶため、体の芯から温まることができます。たくさん動いた日や疲労がたまっている時に炭酸系の入浴剤を使うことで、一気に疲れを取ることができますよ。
入浴剤には保湿効果があるものもあります。保湿成分が配合されているので、お風呂に浸かっているだけなのにスキンケアをした後のようにしっとりした肌を手に入れることができます。
また、入浴剤も何も入っていないお湯は水の性質や浸透圧により肌への刺激が大きいと言われています。入浴剤を入れることにより、お湯が柔らかくなるので、肌への刺激も軽減できると言われています。
入浴剤にはリラックス効果もあります。さまざまな色味や香りのものがあり、入浴しながら癒しの時間を過ごすことができます。お風呂に入る時間は1日の中でも唯一ゆっくりできる時間だと思っている人が多いため、その入浴の時間をさらにいいものにできるような入浴剤が多いです。
ゆっくりと湯船に浸かって温まりながら、癒しの時間を過ごすことができることも入浴剤の魅力の1つです。
続いて入浴剤の種類についてご紹介します。
バスボムとは、お湯に入れることで炭酸が発生するタイプの入浴剤です。疲労回復効果が高いため、つかれている時におすすめなタイプです。バスボムにもさまざまなタイプがあり、疲労回復や血の巡りに特化して作られているものもあれば、中からマスコットが出てくるようなおしゃれなバスボムもあります。
着色剤が入っていて、お風呂の色を変化させるようなものもあります。さまざまな種類のものがあるため、用途によって使い分けることができます。
バスソルトとは、名前の通りお風呂に入れるタイプの塩のことを言います。バスソルトにはミネラル成分がたっぷり入っているため、美容に良いと言われています。ヒマラヤ岩塩や死海の塩などを使った天然塩は保湿効果などがあり、肌に良いと言われています。
硫酸マグネシウムが使われているエプソムソルトは、名前がバスソルトとなっていますが、まったく塩が使われておりません。サラサラとしていて水に溶けやすくなっています。
色味としての変化はほとんどありませんが、美肌効果や血行促進効果があると言われているのが、バスソルトの特徴です。
粉末タイプの入浴剤は、ミネラル成分がたっぷり入っているのが特徴です。色味もさまざまで、お風呂をカラフルに彩ることができます。また、ミネラル成分の力により、お風呂後に湯冷めしにくくなる効果が期待できます。
種類も豊富でコスパも良いため、人気が高い種類です。
液体タイプの入浴剤は、保湿効果が高いものが多いです。炭酸系や粉末系の入浴剤は効果は高いですが、敏感肌の場合刺激に感じてしまうこともあります。液体タイプの入浴剤は、そういった刺激になる成分を抑えて、保湿重視で作られているアイテムです。
今まで入浴剤を使うと肌に痛みが感じていた、という人にとっておきの入浴剤です。
ここからは入浴剤のおすすめの選び方についてご紹介します。
入浴剤には医薬部外品タイプと化粧品タイプがあります。医薬部外品タイプの入浴剤には、温浴効果を高める成分や肌荒れを予防する成分が入っているものが多いです。
反対に化粧品タイプの入浴剤は、そういった有効成分が入っていないものを指します。バスソルトは特にそういった有効成分に指定されているものではないため、化粧品タイプに分類されています。
また、アロマの香りを楽しみたいものや、お風呂を着色して楽しむようなタイプも化粧品に分類されています。しっかり見極めて購入するようにしましょう。
入浴剤を選ぶ時は、香りの種類もしっかりチェックするようにしましょう。体をしっかり温めたい人は、薬用タイプや温泉成分が入っているようなものを選ぶことが多いと思いますが、強い薬草の香りがするものや硫黄の香りがするようなものもあります。
香りよりも効果重視の場合はそこまで気にならないかもしれませんが、香りがあまりにもきついと、途中で使うのをやめてしまうこともあります。ゆずの香りやアロマの香りなどがついているものもたくさんあるので、香りで癒されたい人はしっかりこだわって選ぶようにするのがおすすめです。
特にこだわりがないという人は、無臭タイプのものもあるので選択肢に入れてみるのも良いでしょう。
入浴剤を選ぶ時は、どれくらい保湿効果があるかもしっかりチェックするのがおすすめです。もともと肌がそこまで弱くないという人は、お風呂から上がってから保湿すればいいので問題はありませんが、肌が弱い人にとって保湿成分はしっかりチェックした方が良い項目です。
特にかゆみやかさつきが気になる人は、荒れている状態でも使用できるような保湿成分が入っているタイプの入浴剤を選ぶようにしましょう。肌の乾燥が気になる人は、特に保湿成分として何が入っているのかしっかりチェックしてから購入するのをおすすめします。
入浴剤を使ったおすすめの入浴法についてご紹介します。
リラックスしながら湯船に浸かりたいという場合は、38度くらいのぬるめのお湯に浸かるのがおすすめです。あまりに熱い温度だと長時間入り続けることが難しいので、長時間入浴したい場合はできるだけぬるめに設定するのがおすすめです。
ただし、38度をしっかり保つことが大切です。保温機能のあるお風呂以外では温度を保つのが難しく、どんどん温度が下がってしまいます。これ以上低くなってしまうと、せっかく温まった身体が逆に冷えてしまうので注意しましょう。
毎日のリフレッシュとして湯船に浸かる場合は、40度~43度くらいの温度で15分間浸かるようにしましょう。熱めの温度でお風呂に浸かる時は、15分ほどしっかり浸からないと体の芯まで温めることができません。
熱いお湯がどうしても苦手な場合は、自分が15分間我慢せずに浸かっていられる温度に設定するのがおすすめです。この時しっかり肩まで使って全身浴をすることが大切ですよ。
代謝をアップさせて、効率よく体を温めるためには、高温反復浴がおすすめです。これは、高い温度のお湯に全身浸かり、休憩することを繰り返す入浴法です。体の芯からしっかり温まることができる上に、代謝が良くなる入浴法として人気があります。
お湯の温度は42度~43度くらいのできるだけ高めに設定するのがおすすめです。まず最初は5分間肩までしっかり浸かります。そして湯船から出て5分間休憩します。この時できれば冷水をかけた方が、効果が高くなりますよ。
そして次に3分間肩までしっかり浸かります。また5分間湯船の外で休憩し、最後に3分間湯船に浸かれば終わりです。動きはたくさんありますが、体の芯から温まれる方法なので、寒い季節にとくにおすすめです。
ここからはおすすめの入浴剤についてご紹介します。
BARTHの薬用中性重炭酸入浴剤は、重炭酸イオンを豊富に含んだ入浴剤です。重炭酸イオンが多く溶け込むことで温浴効果を高め、疲労回復を促します。薬用タイプで、疲労回復や肩のこり、腰痛、神経痛などに効果を発揮します。
BARTH薬用中性重炭酸入浴剤3回分 / ¥990
Kneippのバスソルトローズマリー&タイムの香りは、ローズマリーとタイムから抽出した天然植物成分を配合したバスソルトです。爽やかで清々しい香りに包まれます。がんばった一日の終わりのリフレッシュにおすすめです。
Kneippバスソルトローズマリー&タイムの香り / ¥2,178
AYURAのメディテーションバスtは、25年間愛され続けるアロマティックハーブの香りが特徴的な入浴剤です。ローズマリーやカモミールなどをブレンドした安らかな香りです。しっとりキメの整った肌に導く植物成分も配合しています。
AYURAメディテーションバスt / ¥2,200
バブの薬用メディキュアは、温浴効果を高めて効く医薬部外品の入浴剤です。高濃度炭酸によりパワフルに発砲します。湯上がり後も温かさが長続きする温泉成分を配合しています。疲労や肩こり、腰痛や冷え性などさまざまな症状にアプローチします。
バブ薬用メディキュア15錠入 / ¥1,481
curelの入浴剤は赤ちゃんでも使用できるほどの優しさが特徴的な入浴剤です。セラミドケアにより外部刺激で肌荒れしにくい健やかな肌を保ちます。セラミド機能成分などの潤い成分により、かさつく肌もしっとり潤い、入浴効果を高めます。
curel入浴剤 / ¥1,100
おすすめの入浴剤についてご紹介しました。入浴剤にはさまざまな種類のものがありますが、形状や配合成分によってそれぞれ効果やおすすめできる人が違いますよ。自分が1番何を求めているのかによって、自分に合った入浴剤を探すことが大切です。お風呂のリラックスシーンを彩るような、自分のお気に入りの入浴剤をぜひ見つけてみてくださいね。