酒粕の美容効果が凄い！酒粕の効果や酒粕パックのやり方をご紹介

酒粕とは？

酒粕が美容に良いという話をする前に、まず酒粕というものが何かを知っていますか？酒粕とは日本酒を絞った後に残る固形物のことをいいます。日本酒を作っていく上で出てくるもろみを搾ることで、透明な液体になり日本酒が出来上がっていきます。

この時日本酒と一緒に出る搾りカスこそが、酒粕なのです。酒粕は甘酒やかす汁などに使われることが多く、食品としても豊富な栄養素が注目されてきています。

酒粕を食べると得られる美容効果

酒粕は食品としても注目されてきています。酒粕を食べることで得られる美容効果についてみていきましょう。

■健やかな肌を作る
酒粕にはたんぱく質やビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸などが配合されています。これらの栄養素は、健康的な肌を作るために欠かせない成分です。肌の代謝を促しながら、ダメージを受けてしまった細胞の再生を助けることで、健康的な肌を作り出すことに繋がります。

■腸内環境を改善する
酒粕には、食物繊維が配合されています。食物繊維を摂取することで腸内環境が改善されます。腸内環境が悪いと、肌荒れの原因になることもあります。腸と肌は密接に関係しているので、腸内環境を整えることで、肌の状態を整えることにも繋がってきます。

■肌荒れを予防する
酒粕には亜鉛が配合されています。亜鉛にはニキビなどの肌荒れを予防する効果があるといわれています。細胞の働きを維持するためにも必要な栄養素なので、美しい肌を保つためには欠かせない成分です。

酒粕パックで得られる美容効果

酒粕には食べるだけでなく、パックとして使うことで得られる美容効果もあります。酒粕パックで得られる美容効果についてご紹介します。

■美白効果
酒粕には様々な美白成分が配合されています。コウジ酸やアルブチン、フェルラ酸、デフェリフェリクリシンなどが配合されていて、そのすべてがメラニンの抑制に効果的な成分だといわれています。中には、ビタミンCよりも効果があるといわれる成分も含まれているので、パックとして使うことで美白効果を得ることができます。

■保湿効果
酒粕には保湿効果もあります。グルコシルセラミドが配合されていて、肌のキメを整えながら、肌に潤いを与える効果が期待できます。セラミドは肌に元々存在している保湿成分で、酒粕からも取り入れることができます。

酒粕パックの作り方

酒粕の美容効果についてご紹介しました。酒粕を使った酒粕パックの作り方についてご紹介します。

■用意する物
酒粕パックをする上で、用意する必要があるものについてご紹介します。酒粕パックに必要になるのは、酒粕と精製水のみになります。酒粕と精製水の割合は、酒粕1に対して精製水を1.5を意識して混ぜていくようにしましょう。

酒粕を選ぶ時には、添加物の入っていない純米酒粕を選ぶことをおすすめします。アルコールが入っているものだと肌の刺激になってしまうこともあるので、アルコールが入っていないタイプのものを選びましょう。

■酒粕パックを作る
酒粕パックを作っていきます。まずはきれいに洗った容器に酒粕を入れていきます。酒粕を入れたら、精製水を入れて硬さを調整していきます。パックの硬さの目安は、顔に塗っても垂れないくらいの硬さです。

精製水で硬さを調整しながら、ちょうどいい硬さになったら完成です。

■酒粕パックを顔に塗る
酒粕パックを顔に塗っていきます。洗顔後のきれいな状態の肌が望ましいですが、保湿力が不安だという人は先に化粧水だけでも済ませておくようにしましょう。

顔に酒粕をたっぷり塗って、5分から10分ほど置いておきます。酒粕パックはシートパックのように乾くことがないので、多少長めに時間をおいても大丈夫なようです。

時間を置いたら、ぬるま湯で洗い流して完了になります。

■効果を得たいのであれば長期的に
酒粕パックは、長期的に続けていくことでより効果を実感することができます。酒粕の美容効果をしっかり感じたいというのであれば、できれば長期的に使っていくことをおすすめします。

万が一使っていく中で刺激に感じた場合は、使用をやめた方が良いですが、そういったことがないという場合は、毎日続けていくことも問題はないようです。

ただし、酒粕は食品なので鮮度が大切になります。酒粕パックは冷蔵庫で保存することができますが、1週間以内に使い切るように心がけましょう。