異なった環境で育った二人が一緒に暮らす同棲は、トラブルを予防するためにルールが必要なこともあります。そこで今回は、同棲中にルールは必要かどうかや、同棲生活がうまくいく約束の仕方や内容をご紹介します。
【目次】
大好きな彼氏と一緒に暮らす同棲は、異なった環境で育った二人の共同生活ですので、生活リズムや価値観などに違いを感じることはありますよね。しかし、中には、その違いが原因で喧嘩になってしまうこともあります。お互いの感覚や価値観のズレでトラブルにならないよう、同棲生活では二人だけのルールを決めているカップルは多いですね。
■細かすぎるルールやたくさんのルールは避けて
ただし、ルールといっても、細かいルールを作るのはNGです。また、ルールが多すぎても、覚えきれなかったり、結果的にルールを破ってしまったりと、約束事を作ったことが原因になってトラブルになることもあります。ルールに縛られて生活が窮屈に感じてしまうケースもありますね。
したがって、二人で相談して、シンプルで覚えやすいルールを作ることが同棲生活がうまくいくコツですね。
■ルールを破った時は
そして、ルールを破ってしまった時は、ぺナルティを作るのもメリットがあります。どちらか一方が約束を破ってしまってばかりいると、約束を守っている方は不公平に感じます。また、約束を破ってしまった方も、気まずい思いをして関係がギクシャクしてしまいます。
ルールを破った時の罰ゲームを決めておくことで、ルールを破ったことを水に流しやすくなります。
例えば、ルールを破ったら、担当の家事を1回交替してもらったり、次のデートで行く場所を決める権利をもらう、などがおすすめです。
また、ルールを破った場合は、素直に謝り、ルールを変更した方がいい場合は話し合うことも必要ですね。
同棲生活でトラブルになりやすいのが、家事の分担です。特に、共働きの場合は、家事も分担するのが望ましいですよね。
■家事を分担する場合
ただし、家事には人によって得意なものや不得意なものもあります。勤務時間や生活費の分担も考慮して、担当する家事の分野や分担する量を決めるのがおすすめです。
家事の分担の仕方は、色々な方法があります。
①例えば、家事を完全に分担して、買い出しと料理をする日を「月曜、水曜、金曜」と「火曜、木曜、土曜」に分ける方法です。料理をしない方は洗濯や食器洗い、掃除などを担当する方法ですね。
②また、家事の項目ごとに分担する方法もあります。
例えば、いつも早く帰宅する方が買い出しや料理、リビングやお風呂の掃除を担当し、遅く出勤する方が洗濯と寝室の掃除、トイレ掃除を担当するなどですね。
ただし、家事を完全に分担にする場合は、ゴミ出しや細々とした家事は気づいた方がやるか、完全に分担するかも決めておきましょう。ルールに縛られて、自分の担当以外の家事はしなくなってしまい、家事を押し付け合うケースもありますので注意しましょう。
また、家事を分担する場合は、相手のやり方に文句を言うのはNGです。また、スケジュールや体調などで家事ができない時のルールも決めておくといいですね。
■「できる方がやる」という分担方法も
平日に家事を分担するのは大変なカップルや、ルールに縛られたくないカップルの場合は、家事は「できる方がやる」というルールを作るのもおすすめです。
例えば、早く帰宅する方が料理をしておき、食後に二人で分担して家事を済ませて、平日の余裕がある時や土日に二人で掃除や洗濯などの家事を一気に済ませる方法です。
二人で家事をすることで不公平感はなくなりますし、二人で楽しみながらできるのがメリットです。細かくルールを設けるとかえってトラブルになるカップルにおすすめです。
同棲生活で家事と同じくらいトラブルになりやすいのが、生活費やお金の管理についてです。
■生活費は収入や仕事のスケジュール、家事の量を考慮
同棲中のカップルは、生活費を完全に折半にしているか、項目ごとに分担しているケースが多いですね。
お互いに収入に違いがある場合でも、生活費を完全に折半にすれば、家事も分担しやすいというメリットはあります。共同のお財布や口座に一定の金額を入れ、そこから生活費やデート代の支払いをする方法がおすすめです。
一方、仕事のスケジュールや収入の差で生活費を項目ごとに分担している場合は、生活費を少なく支払っている方が家事を多く担当する傾向があります。
半同棲の場合は、家賃や光熱費を家主が支払っている分、デート代や食費は家主ではないもう片方が支払うケースが多いですね。
■生活費以外のお財布は分ける
そして、生活費以外のお金の管理は、お互いに干渉せず、自由に使えるようにしておくのが、うまくいく同棲のルールです。
二人の収入をどちらか一方が管理してしまうと、息苦しくなってしまったり、勝手にお金を使われてしまいトラブルになることがあります。
ただし、結婚を前提に同棲している場合は、二人の収入をまとめて管理して結婚式の費用やハネムーン費用を貯めているカップルも多いですよ。
同棲しているとはいっても、お互いに忙しい場合は、コミュニケーションの取り方にもルールが必要な場合があります。
■時間に関するルールや連絡は必要
例えば、「夕ご飯がいらない場合は〇時までには言う」といったような、時間に関する連絡は必ずするようにしているカップルは多いですね。
■スケジュールを共有する
その他にも、カレンダーやアプリを利用して、お互いのスケジュールを共有すれば、帰宅時間を予想できたり、時間を有効活用できるのでおすすめですよ。
部屋の使い方や生活リズムなどのライフスタイルは、個人によって違いがありますので、同棲中にルールを作っているカップルは多いですね。
例えば、
・自分が使った物は元に戻す
・洗濯物は特定のかごに入れる
・週末の土曜か日曜は二人で過ごす
・夜は〇時までに寝る
・「終電までには帰る」「外泊はしない」などのような門限を守る
などですね。あまり細かいルールを作ってしまうと、お互いの価値観が衝突してしまいますので、どうしても譲れないものをルール化するのがおすすめです。
同棲しているとはいっても、カップルですので、マンネリになってしまわないよう、カップルとしてのルールを設けるのもおすすめです。
■誕生日や記念日などのイベントは大切にする
例えば、同棲していて、誕生日や記念日、クリスマスなどの特別な日のお祝いも、特別感がなくなってしまうと、カップルとしてマンネリを感じてしまいます。
特別な日は、デートスポットに遊びに行ったり、素敵なレストランで食事をしたりと、カップルらしいことをすることでマンネリを予防できますよ。
■結婚を考えている場合は
そして、結婚を前提に同棲を始める場合は、あらかじめ同棲期間を決めておくのがおすすめです。同棲は、籍を入れてはいませんが、結婚生活を送っているようなものですので、リミットを設けないと結婚が後回しになってしまう可能性があります。
■仲直りの方法を決めておく
そして、同棲生活では、時には喧嘩してしまうこともありますよね。しかし、喧嘩したまま一緒に暮らしていくと、居心地が悪くなったり、お互いに嫌な態度を取っている内に心に溝ができてしまうこともあります。
「喧嘩の原因を作った方が謝る」「その日のうちに仲直りする」など、早く仲直りできるようなルールを作っておくといいですね。
同棲中に、細かいルールや多すぎるルールを作ったり、どちらか一方だけがルールを作ってしまうと、同棲生活が楽しめなくなってしまう可能性はあります。同棲中にルールを作る場合は、お互いにストレスなく過ごせるようなルールを話し合って設定してみてくださいね。