システムキッチンを新調するとき、どんな色合いにしようか多くの方が悩みますよね。最近ではさらにカラーバリエーションが豊富になっているので、慎重に選びたいところです。そこで今回は、キッチンの色合い選びのポイントをご紹介します。
【目次】
新築時はもちろん、システムキッチンを新調したいと思ったとき、一番悩むのが色合いですよね。
毎日使う場所であり、リビングと繋がっている場所だからこそ、全体との調和を考えたりするでしょう。
色の選び方一つで印象もガラリと変わりますから、失敗だけはしたくないと思うはず!
そこで今回は、キッチンの色合い選びのポイントをいくつかご紹介します。
そしてまずは、キッチンの配色を考える前にカラーコーディネートを考える上で基本となる3つのポイントを押さえておくといいですよ。
■ベースカラー……70%
床や壁、天井などに使う色で、空間全体の約70%と部屋の中で一番広い部分を占めるベースです。
アイボリーや淡いベージュなどが使われ、床は同系のブラウンが多いです。
■メインカラー……25%
カーテン、テーブル、ソファのような面積の大きいものなどに使う色です。
20~30%という広い面積を占め、部屋の雰囲気を決める色になってくれます。
■アクセントカラー……5%
クッションや雑貨のような小物類の色です。
ファッションで使われる「差し色」のような役割をしてくれるので、個性を出したり、空間を引き締めたりすることができます。
キッチンの色合い選びに悩んだとき、まず意識してほしいのが周囲の色です。
キッチンはリビングと隣接しているので、統一感のある家にしたい場合は、周囲の色と合わせることが重要!
ホワイト系の家具が多いならホワイト系、ブラウン系ならブラウン系というようにするだけですっきり見えます。
既存のキッチンの交換であれば選びやすいでしょうが、新築で家具をまだ選んでいない場合は、家具かキッチンの色を先に決めておくといいですよ。
家具に合わせるのではなく、壁や床の色にも注目することが、おしゃれなキッチンの色合い選びに繋がります。
壁や床の色にも気を配らないと、キッチンだけが浮いて見えてしまう場合があるからです。
キッチンだけ違う色にして、アクセントにするのも一つの方法ですが、そのようにする場合はセンスが必要かも!
強いこだわりがない場合は、失敗しないことだけを考えて壁や床の色とも調和するような色合いを意識するといいですよ。
キッチンの色合いを決めるとき、意外と見落としてしまいがちなのが照明に関する問題です。
照明や日当たりによって見え方が変わるので、「いいなぁ」と思っていても、照明などによって「あれ?なんか違う」と感じてしまうことがあります。
特にショールームに展示されている機器には、一番その色が良く見える照明やコーディネートが工夫されているので、そこだけで決めるのは控えた方がいいかもしれません。
キッチンの色合い選びがなかなか決まらないときは、ショールームへ行ってみるといいですよ。
照明などには気を付けなければなりませんが、ショールームでは実際にシステムキッチンに触れることができますし、どんな色合いになるのか、より想像しやすくなります。
ショールームに行けない場合は、サンプルを取り寄せたり、システムキッチンのカラーシュミレーションを利用したりして確認することがおすすめです。
色には異なる雰囲気がありますから、色合いを大切にしながらも自分が求める雰囲気でキッチンの色を決めるのもいいでしょう。
■キッチンで人気の色
・ホワイト……どんな空間にもなじみ、飽きない色。
部屋を広く見せる効果や、清潔感を出したいときにもぴったりです。
・木目調……ブラウンベースの木目調は、フローリングとの相性がいい色です。ナチュラルで落ち着いた雰囲気も出るので、大人にぴったり!
・パステル系……ピンク、ブルー、イエロー、グリーンなどのパステルカラーのキッチンなら、明るく、可愛らしい空間を作ってくれます。
・濃色系……ボルドーやネイビーのような濃い色は、キッチンをアクセントにしたいときにぴったり!メリハリとアーティストチックな空間になります。
・ブラック……キッチンをぴりっと引き締めてくれる黒系は、高級感のあるキッチンにしてくれます。
・グレー……単色で使用すると単調な見た目になりがちですが、黒や白と組み合わせるとその色を引き立ててくれます。上品な雰囲気が出せるのも人気!
ここ最近は、風水でキッチンの色合いを決めることも人気です。
キッチンは風水で金運をつかさどるスポットなのですが、「火」と「水」という逆のタイプの気が共存する場所でもあるので、風水のバランスが難しいと言われています。
■北にあるキッチン
北のキッチンは水の気が強く、常に綺麗に保つことが大切。気になる色は、白やアイボリー、温かみのある暖色系がいいですよ。
■北東にあるキッチン
鬼門の方位である北東は、浄化の色である白を基調にして、ポイントに赤を使うといいそうです。お手入れをしていないと金運が下がってしまうので注意!
■東にあるキッチン
木の気を持つ方位で、水と火の気と相性が良いので、赤や青の色がおすすめだと言われています。
■東南にあるキッチン
ピンク、オレンジ、緑のような若々しい色を使うと、金運がアップすると言われています。
■南にあるキッチン
火の気が強くなる南のキッチンでは、赤などのエネルギーを増幅させる色は控えて緑を使ったり、観葉植物を置いたりすることが◎。
■南西にあるキッチン
土の気を持つ方位で、家族の健康運に影響が出やすいそう。土と相性がいいベージュ系がおすすめです。
■西にあるキッチン
金の気を持つ方位ですが、金運が水で流れやすいので黄色を使用することがおすすめです。
■北西にあるキッチン
北西は金の気を持つ方位で、質のいいものを置くと運気が上がるそう。ベージュやクリーム系の色にしてみてください。
■中央にあるキッチン
家の中心にキッチンがある場合は、凶相で運気が下がるそう。この場合は運気が上がる黄色や金色を使用してみてください。
キッチンの色合い選びのポイントをご紹介しました。キッチンの色が変わるだけで、ガラリと雰囲気を変えることができるので、きちんと配色バランスを考えながらおしゃれなキッチンにしたいですよね。ぜひ参考にして素敵なキッチンにしてくださいね。