お正月休みに彼氏の家に遊びに行った人も多いでしょう。緊張する「彼親とのご対面」で好印象を残せたら、交際にも弾みがつくというものです。では、相手のご両親から「感じがいい」というお墨付きをもらうには、どんなファッションを心がければいいのでしょうか。 そこで今回は、ファッション誌などで活躍中の筧美和子さんの撮り下ろし最新ショットから、「彼氏の両親に感じいい子と思われるスタイル」をご紹介。ファッションメディアアプリ『TOPLOG』との共同企画で、『スゴレン』『オトメスゴレン』編集長の山場康弘が、世の男性の本音について解説します。
【目次】
コート ¥42,000/nano・universe その他/スタイリスト私物
「ちゃんとした格好をしてきてもらえると、自分としてもホッとする」(20代男性)紺色のワンピースなどの清潔感あふれるファッションなら、彼氏やそのご両親からも一定の評価を得られそうです。肌見せや色気は必要ないので、胸元の開きが狭いタイプを選んで「清楚さ」を前面に出しましょう。
ブラウス ¥23,000/jejia その他/スタイリスト私物
「清純派っぽい服装なら、間違いなく親にも気に入られると思います」(20代男性)爽やかでナチュラルなコーデで、ピュアな女性を演出するのもいいでしょう。パステルブルーに白のスカートなどを合わせれば、誰にでも好かれるスタイルにまとまりそうです。
カーディガン ¥4,960/DHOLIC ニット ¥6,800/FREAK'S STORE その他/スタイリスト私物
「ほんわかした雰囲気だと、性格よさそうに見えますよね(笑)」(20代男性)白とベージュの組み合わせで柔らかい空気感を作れば、「優しそうなお嬢さん」と好感を抱いてもらえそうです。とはいえ、同じベージュでも、チノパンではカジュアルすぎるので、とろみ素材のワイドパンツなどでほどよく大人っぽさを取り入れましょう。
コート ¥42,000/nano・universe その他/スタイリスト私物
「ピンクは意外と難しいかも。女の子っぽさ全開だと、親にはチャラチャラした感じに映る気がします」(20代男性)定番の「ピンク」も色味のチョイスを誤ると媚びた印象を与えるおそれがあります。白に近いパステル系のピンクなら、上品で清潔感もあるので、コーデのコンセプトに合わせて使い分けるとよさそうです。
タイ付きブラウス ¥32,000/DIESEL その他/スタイリスト私物
「そこそこ真面目っぽい服装のほうが、親ウケはよさそう」(20代男性)何を着るべきか迷ってしまったら、「きちんと感」が出るタイ衿ブラウスなどを取り入れるのが無難かもしれません。タイトスカートを合わせると完全にオフィスコーデになってしまうので、ワイドパンツやプリーツスカートなどトレンド感のあるアイテムと組み合わせましょう。
すべてスタイリスト私物
「堅すぎずラフすぎず…のバランスを保ってくれるのが理想です」(20代男性)セットアップならではのきちんと感があるアンサンブルニットなどを選ぶと、ジャケットほど堅苦しくなく、彼氏の両親世代にはウケがよさそうです。ただし、コンサバなアイテムだけに、着こなし方次第ではおばさんっぽく見えてしまうので、トレンド感のあるボトムを合わせてコーデの鮮度を上げたいところです。
「そんなに口うるさくない両親だけど、生脚はさすがにちょっとまずい」(20代男性)彼氏の家に素足で上がったら、ご両親に「常識がない」と眉をひそめられてしまうかもしれません。普段は素足かどうかなどを気にする習慣のない人も、この日ばかりは昭和の価値観を意識して、全力で「感じいい子」に徹しましょう。
ニット ¥6,800/FREAK'S STORE ピアス/スタイリスト私物
「服よりも顔を見てる時間のほうが長いと思うので、ファッションよりメイクのほうが大事だと思います」(20代男性)いくらコーデを気にしても、メイクで油断すると、全体の印象が悪くなってしまうかもしれません。親世代にとって、濃いメイク、特にひじきのような睫毛や極太アイラインは、いい印象を与えるものではないので、自然で健康的に見えるよう加減しましょう。
「トイレのあとにシャツの裾で手を拭くのとかは論外ってことで(笑)」(20代男性)レディのマナーとして、最低でもハンカチとティッシュはバッグに忍ばせておきましょう。お茶や食事をいただくときに膝にハンカチを広げて、さりげなく「育ちのよさ」をアピールすると、好感度がアップしそうです。
ファッションが合格点に達していれば、少しは緊張が和らぐかもしれません。「清潔感」や「きちんと感」を意識したコーデに身を包み、明るく親しみやすい受け答えをして、好印象を残しましょう。(『スゴレン』『オトメスゴレン』編集長/山場康弘)
PROFILE―山場康弘
1978年、千葉県生まれ。東京理科大学理工学部卒業。衆議院議員秘書、株式会社リクルート、ヤフー株式会社を経て、スゴレン株式会社を設立。恋愛指南サイト『スゴレン』『オトメスゴレン』にて、延べ8000記事以上の恋愛コラムをデイリー配信中。
Model:Miwako Kakei
Photographer:Katsuyuki Masuda(SIGNO)
Stylist:KOSEI MATSUDA(SIGNO)
Make-up:Takayuki Hazama(Lila)
Editor:Hiroko Miyazaki
Writer:Miho Ando