ダーマペン4はさまざまな美肌効果がある美容施術です。
しかし「ダーマペン4にはデメリットはないのかな?」と考えている人もいるかと思います。
そこで、本記事では、ダーマペン4の9つのデメリットについて解説し、対処法もあわせてご紹介します。
ダーマペン4とは、オーストラリアのEquipmed社が開発、製造したペン型の医療機器です。
機器の先端に16本の極細針がついており、その針が毎秒で1,920個の目に見えない小さな穴を肌に開けて、肌の治癒能力を向上させます。
肌が治癒する過程で美肌成分のコラーゲンやエラスチンが生成され、肌のハリや弾力をアップさせる効果が期待できます。
ダーマペン4の大きな特徴は「オートマチックバイブレーション機能」の搭載です。
従来のダーマペンには、このオートマチックバイブレーション機能が搭載されておらず、この機能によって痛みや施術時の不快感を軽減する効果が期待できます。
また、従来のダーマペンであるダーマペン3と比べて、先端についている針の本数や、毎秒肌に開ける穴の数も大幅に増えています。
ダーマペン4で期待できる美肌効果は、16本に増えた極細針で肌を刺激することで、ターンオーバーの滞りを改善し、ニキビの予防や改善効果が期待できます。
また、コラーゲンやエラスチンを生成させることで肌に弾力やハリを与えて「毛穴トラブル」や「シワ・たるみ」「ニキビ跡」の改善にも有効です。
さまざまな肌トラブルを改善し、美肌に導いてくれるダーマペン4ですが、実は9つのデメリットがあります。
ここでは、その9つのデメリットについてご紹介していきます。
これは、ダーマペン4だけではなく、従来のダーマペンにもいえることですが、肌に針を刺す行為なのでどうしても痛みが生じやすい点は大きなデメリットです。
特に、針の本数が増えたことで毎秒肌に開ける穴の数も増えているので、麻酔クリームがないと耐えられないと答える人もいました。
ただ、美容クリニックでの施術は基本的に麻酔クリームを使用して行われるので、この点は改善の余地があるデメリットといえますね。
ダーマペン4は、3週間~4週間に1回の施術が推奨されており、肌トラブルにもよりますが、平均5回~8回の定期的な施術が必要です。
特に、クレーター状になったニキビ跡や、深い毛穴トラブルの場合は8回、またはもう少し回数が必要になる場合もあります。
毎日仕事や家事で忙しい人からすると、複数回施術を受けなければならない点はデメリットといえるでしょう。
また、回数が必要になる程、料金も高くなってしまうので最初に想定していたよりも料金が高くなった!と答える人もいました。
ダーマペン4は、針を使用する美容施術です。そのため、金属アレルギーの人は施術を受けることができません。
金属アレルギー以外にも、施術当時皮膚病やケロイドがある人や、炎症を持ったニキビが進行中の人、出血性の疾患がある人も施術NGです。
また、よくある質問で「妊娠中や授乳中は施術を受けることができますか?」というものがあります。どちらも施術を受けることはできません……。
この他にも、コントロールが難しい糖尿合併症及び、重大な疾患がある人も施術をお断りされる可能性が高いです。
ダーマペンは、使用する針の長さや施術を受ける人の体質によって異なりますが、約3日~1週間のダウンタイムがあります。
レーザーを使用して肌トラブルを改善する美容施術と比べると肌へのダメージや症状は軽いとされていますが、人によっては強く副作用が出たり、長引いたりすることも。
ダーマペンの副作用は「肌の赤み」「かゆみ」「むくみ」「腫れ」などが代表的で、この他にも内出血や熱感、皮むけなどが挙げられます。
ダウンタイムの副作用が強く出たり、長引いたりする理由として、金属アレルギーを持っている可能性や、適切なアフターケアを怠ったことが考えられます。
ダーマペンの施術当日は、肌がダメージを受けた状態ですので、メイクはNGです。
そのため、ダーマペン施術当日は仕事や、お買い物、友人とのランチはお休み、またはスッピン状態で行わなければなりません。
肌の調子がよければ、翌日からメイクを再開してもOKですが、ダウンタイム期間中はなるべく肌への負担を減らすことを推奨されるので、外出しにくい点もデメリットです。
ダーマペンは本来、肌に極細針を刺して刺激を与えることで、肌のターンオーバーが活性化され、色素沈着を改善する効果も期待できる美容施術です。
ただ、ダーマペン施術後の肌はダメージを受けやすいので、紫外線対策などのアフターケアを怠ると、メラニンが生成され、色素沈着が起こる可能性があります。
また、これは施術者の技術不足によって針を深く刺してしまったことで、肌の深い部分に刺激が加わってメラニンが生成されてしまい、色素沈着が起こることもあります。
ダーマペンは、肌に無数の小さな穴を開けることによって治癒能力を利用して肌質改善を目指す美容施術です。
通常、適切にダーマペンの施術を行えば小さな穴は数日で塞がり、コラーゲンやエラスチンが生成されていきます。
しかし、肌の弱い部分に針を深く刺してしまったり、何度も同じ部分を刺してしまったりすると、傷跡が残る可能性があります。
これは、技術不足な施術者による施術が原因の場合や、近年増えているセルフダーマペンによって起こることもあるので、注意が必要です。
ダーマペンは、肌に小さな穴を開ける美容施術ですので、針を刺した部分から出血することがあります。
このとき、綺麗なコットンなどで優しく拭き取って適切なアフターケアを行っていれば出血はすぐに止まり、問題はありません。
しかし、不衛生な環境でアフターケアを怠ってしまうと、傷口から菌が侵入する可能性もありますので、クリニックを選びが重要です。
また、不衛生な環境は、セルフダーマペンで針を何度も使い回したり、針や肌の消毒を怠ったりしても起こります。
例えば、小さな傷でも、化膿すれば症状が酷くなることも考えられますので、注意してくださいね。
ダーマペンは、平均5回~8回の施術を受ける必要があります。
ただ、クレーター状のニキビ跡など、肌トラブルの状態によっては当初予想していたよりも施術回数が増えて費用がかかる可能性もあります。
そのため、事前に美容クリニックでのカウンセリングで費用について相談しておくことや、費用を多めに見積もっておくことをおすすめします。
ダーマペン4にはさまざまな改善効果が期待できますが、針を使用する行為ですので、どうしてもデメリットがつきものです。
ただ、施術前や、施術後のちょっとした対処法でデメリットを軽減することができます。ここでは、ダーマペン4のデメリットへの対処法を6つご紹介します。
ダーマペン4施術後のデメリットへの対処法は「施術後のアフターケアはしっかりと行うこと」です。
保湿や、紫外線対策はもちろん、気になるからと肌を触って刺激を与えないことなど、ダーマペン4の施術でダメージを受けた肌を適切なアフターケアで回復させてあげましょう。
また、保湿ケアとして、自宅でも成長因子(ヒアルロン酸やセラミドなど)の入った繊維質のパックを使用すると、肌の回復を速めてくれるのでおすすめです。
ダーマペン4は、肌トラブルの状態によって針の深さを0.2mm~2.5mm前後まで設定することができます。
自分の肌トラブルの状態に合った針の深さに設定してもらうことで、色素沈着リスクや、肌へのダメージを抑えることができます。
施術後のアフターケアでもご紹介しましたが、ダウンタイム期間中の肌はまだダメージを受けて回復している最中です。
この時期に「肌の赤みはどうかな?」「気になるニキビは治ったかな?」と肌を触って刺激を与えると、摩擦によって肌が更にダメージを受けてしまいます。
気になって肌を触る以外にも、就寝中に寝具が触れることも肌にとってはダメージです。辛いですができる限り肌に刺激が加わらないよう気をつけましょう。
本記事でご紹介したデメリットの中には、施術者の技術不足によって引き起こされるものもありました。
デメリットを減らすためには、ダーマペンの症例経験数が豊富な安心と信頼のある美容クリニックを選ぶことも大切です。
症例経験数以外にも、カウンセリング時の医師の対応や、クリニック内の雰囲気、インターネット上での評価などもチェックしてみましょう。
ダーマペンは複数回施術を受ける必要があります。
実際に施術を受けてから「予想以上に費用が高くなった」というデメリットを防ぐために、施術前のカウンセリングでかかる費用を計算しておくことも大切です。
また、施術費用以外にも麻酔クリーム料や初診料、アフターケア料など、施術に必要となるであろう費用も念頭に置いて計算しておきましょう。
ダーマペンでアレルギーを発症するデメリットを防ぐためには、事前にアレルギー検査を受けておくことをおすすめします。
例えば、夏の時期に金属のネックレスなどのアクセサリーを着用していると、その部分がかゆくなるという人は要注意です。
その他にも、歯医者さんで治療を受ける際に麻酔クリームアレルギーだったという人も、一度アレルギー検査を受けておきましょう。
ダーマペン4のデメリットは、ちょっとした対処法で軽減することができます。
次は、ここまでにご紹介した内容で「あれ?これはどうなのかな?」と皆さんが気になる可能性が高い「ダーマペン4のデメリットに関する質問」へ回答していきます。
ダーマペン4と相性のよい美容施術はマッサージピールの「ヴェルベットスキン」です。
ヴェルベットスキンは、PRX-T33と呼ばれるTAC(トリクロロ酢酸)や低濃度過酸化水素、コウジ酸などが配合された薬剤を使用して行うピーリング治療です。
それぞれの成分には「コラーゲンの活性化」や「皮むけ、赤みを抑える」「メラニンの生成を抑制する」など、ダーマペン4で期待できる効果に対する相乗効果が期待できます。
この他にも、肌トラブルによってダーマペン4と併用することで相乗効果が期待できる美容施術がありますので、ぜひ一度皮膚科や美容クリニックで相談してみましょう。
ダーマペン4の施術が向いていない人は「金属アレルギーや麻酔クリームアレルギーがある人」や「肝斑がある人」「肌が敏感(アトピーなど)」が挙げられるでしょう。
特に、アレルギーや肝斑がある人はダーマペン4ではなく、別の美容施術を推奨される場合もあります。
実際に医師のカウンセリングを受けた時点で、肌トラブルの状態やどの位の施術を受ければ改善することができるかはわかります。
ダーマペン4は、すべての美容クリニックが同じ費用というわけではありません。
そのため、1つの美容クリニックでのカウンセリングで施術を決めるのではなくて、納得の行く費用で施術を受けることができる美容クリニックを選んでくださいね。
本記事では、ダーマペン4の9つのデメリットと対処法をご紹介しました。
クレーター状のニキビ跡や、繰り返すニキビはセルフケアがとても難しいですよね。
もし、ダーマペン4を受けてみたい!とお考えになった人は、一度皮膚科や美容クリニックで相談・カウンセリングを受けてみましょう。