内定式を前にして、服装にお悩みの方も多いはず。スーツ指定ならまだしも、中には「私服でお越しください」と指定されるケースも多く、どんなファッションが望ましいのか頭を抱えるでしょう。そこで今回は、内定式におすすめの服装を一挙ご紹介します!
【目次】
企業から内々定をもらった後に実施される「内定式」。手元に案内が届いたものの、何をする場なのかイマイチ分かっていない方も多いことでしょう。そこでまず内定式とは、入社予定の学生に正式に内定を通知するために実施する式典のこと。採用選考の指針により、多くの企業が10月に内定式を実施します。
内定式では、内定書が授与されるだけではなく、社長や役員からの挨拶や先輩社員との交流、入社までのスケジュール案内、そして事務手続きなど様々なことを行います。さらには同期や先輩社員との親睦を深めるため、「内定者懇親会」というお食事会が開催されるのも一般的です。
内定式では、プログラムの一つとして内定者が自己紹介を行う場面もあります。そこで自己紹介に不慣れな学生さんは、どんなことを伝えるべきなのか頭を抱えることでしょう。初めて顔を合わせる社員や同期に印象付ける大切な場ですので、適当にやり過ごしてはなりません。
まず自己紹介では、笑顔でハキハキと喋るのが絶対条件。自分の名前と出身地、出身校を述べたら、自分らしいアピールポイントを伝えてみましょう。例えば好きな趣味や特技などを伝えると、周囲に親しみやすさを感じさせることが可能です。さらに最後には、その会社で頑張りたいこと、目標などを決意表明して締めると好印象を与えることができるでしょう。
ここでは、内定式の基本的な流れについてご紹介します。流れが分かっていると心配なく過ごせるため、ぜひこの機会にチェックしておいてください。そこでまず内定式の冒頭では、社長や取締役からの挨拶が行われます。居眠りなどは目立つので、十分にご注意ください。内定証書の授与式、書類手続き、入社までのスケジュールの確認などが終われば、ついに内定者の自己紹介。失敗したからといって、内定の取り消しなどはないので、気負わずのびのびと頑張りましょう。
さらに先輩社員との交流会や軽い研修などを挟み、夜には内定者懇親会が開かれるケースがほとんどです。お酒を飲みつつのお食事会で、周囲とコミュニケーションをとるチャンスですので、ぜひ積極的に距離を縮めてください!ただお酒が入っているからといって、グイグイと接するのはNGです。
内定式では、どのような持ち物が必要となるのか気になるところ。ここでは用意しておきたいアイテムからあったら便利なものまで徹底解説しますので、ぜひ参考にして当日は忘れ物のないように足をお運び下さい。
■内定式に必要な持ち物
・必要書類(入社誓約書、配属希望アンケート、個人情報資料など)
・印鑑(シャチハタはNG)
・筆記用具
・メモ帳、スケジュール帳
・ストッキングの替え
提出書類に関しては、急に手に入らないものもあるかもしれないので、内定式前日ではなく余裕を持ってご用意ください。
内定式の服装は、何も指定がない限り「スーツ」スタイルがマナーです。内定式はその会社で働く覚悟を持って集まる場ですので、ビジネスシーンとしてスーツ姿で足を運ぶのが暗黙のマナーだとされています。目上の方々も参加するフォーマルな場として、TPOをわきまえた正しい装いを意識しましょう。
さらに内定式にふさわしいスーツは、ズバリ「リクルートスーツ」。就職活動で着用していた、シンプルかつフレッシュな印象のリクルートスーツなら、周りから浮く心配もなく安心です。もしもリクルートスーツがご用意できない場合には、黒やネイビーなどでできる限り柄の入っていない、シンプルなスーツをお選びください。
内定式はスーツで足を運ぶのがマナーなのですが、中には「私服でお越しください」とスーツ以外を指定する会社もあります。そこでこの場合には、指定通り私服を着用しなければならないのですが、かといってカジュアルな普段着はふさわしくないので注意しましょう。
「私服でお越しください」の意図は、ただ「かしこまらず楽に足を運んでください」というわけではありません。企業側は、「TPOをわきまえた着こなしができるかどうか」をチェックしたいのです。もちろんその日のファッションで内定が取り消されるということはありませんが、この場合、きれいめなオフィスカジュアル風のスタイルにまとめるのがマナーです。
ここからは、具体的に内定式のおすすめの服装をご紹介していきます。そこでこれまでにご紹介したように、内定式では指定がない限りスーツの着用がマナー。就職活動をしていた頃のフォーマルな装いにまとめると、失敗することはないでしょう。
例えば黒のスカートスーツには、白シャツを合わせてきちんとした着こなしに。「就活ではないから」と色柄もののシャツやブラウスを選ぶ方もいらっしゃいますが、ここではフォーマルな白シャツを選ぶべきです。さらに足元はベージュのストッキングに黒パンプスで、フレッシュに決めましょう。
「私服でお越しください」と指定された場合、きれいめなオフィスカジュアルスタイルを意識すると安心。ジーンズやTシャツなど、ラフに見えてしまう衣服はNGですのでご注意ください。さらにアイテム自体はベーシックで落ち着いたもので、とことんシンプルに着こなすと好印象です。
タイトなサイズ感の白カーディガンには、グレーのスラックスを合わせて上品な雰囲気に。清楚感が漂う色合いで、好印象を与えることができるでしょう。さらに黒ジャケットをさらっと羽織り、フォーマル感を加えるとgood。パンプスやカバンも、黒で統一してきちんと見せましょう。
遠方で行われる内定式なら、泊まりとなるケースも多々見受けられます。その場合には、交通費や宿泊費は支給されるのでご安心ください。そこでお泊まりではどうしても荷物が増えてしまうため、就活バッグだけでは荷物を収めることができません。そのため中には、サブバッグに「リュック」をチョイスする方もいらっしゃいます。
メイクポーチや次の日の着替えなどで荷物が増えてしまうため、大容量かつ楽なリュックを選びがち。ですがカジュアルなリュックはスーツ姿に不似合いですので、事前にロッカーに保管して持ち運ばないか、もしくはカジュアル感が控えめなトートバッグなどをチョイスすると良いでしょう。さらにブランドバッグに関しては、華美な印象を与える可能性があるため控えてください。
さらに気になるのがメイクや髪型の問題。まずお化粧に関しては、自然な「ナチュラルメイク」を意識すると良いでしょう。厚塗り感もフォーマルな場にはふさわしくないため、素肌感を大事にしつつ、ふんわりと血色づくようなメイクを心掛けると安心です。カラコンはナチュラルな黒やブラウン系で、直径が小さく着けているか分からないくらいのものなら良いのですが、派手なものはお控えください。
髪型は、清潔感が出るようにまとめるとgood。例えばロングヘアの方なら、顔まわりの髪の毛をしっかりまとめ、女性らしいハーフアップスタイルに。前髪は目にかかると暗い印象を与えてしまうため、整えておくかピン留めをしてください。さらに髪色は、黒もしくはダークブラウンがマスト。
いかがでしたか?今回は、内定式の基本からおすすめの服装まで一挙ご紹介しました。内定式では指定がなければ、「スーツ」を着用するのがマナー。もしも私服を指定された場合には、普段着ではなくきれいめな「オフィスカジュアルスタイル」を意識し、できる限りフォーマルにまとめることを心掛けると良いでしょう。ぜひ参考にして、正しい服装で内定式へと足をお運びください。