骨盤が広いからスカートが似合わない!腰張りさんに似合う服が知りたい!とお悩みの方のために、どんなスカートなら骨盤が広い体型に向いているのかを解説していきます。
骨盤が広い方が女性らしくおしゃれにスカートを着こなすポイント満載なので、ぜひ最後まで確認してみてください。
骨盤が広いことをコンプレックスに思う方もいるかもしれませんが、チャームポイントにすることもできます。
まずは骨盤が広いことのメリット・デメリットについて確認していきましょう。
本来、骨盤が広いのは悪いことではありません。ボディラインにメリハリが付いて、女性の魅力を醸し出す重要なファクターとなります。
海外ではセクシーさの象徴として、お尻にシリコンを入れてまで腰回りを強調する向きもあるほどです。日本でも、骨盤が広いとスムーズな出産ができるとされ「安産型」という言葉もあるように、骨盤が広い体型は世界中で良いとされています。
とはいえ、実際には「骨盤が広い=お尻が大きく見える」ことを魅力ではなく、コンプレックスになってしまう女子が多いのではないでしょうか。
「お尻が大きい」「太って見える」など骨盤が広い体型を気にして、ファッションを楽しめないという方はたくさんいるでしょう。
コンプレックスを克服するために、骨盤矯正で体型を整えるという選択肢もありますが、ファッションの問題ならコーデ次第で十分解決できます。
骨盤が広い体型の方向けのコーデは、ボトムスがメイン。特にスカートは、余計に腰回りが広がって見えてしまう物を選ぶと、合わせるアイテムにも苦労します。
しかし、いくつかのポイントさえ押さえれば、体型を活かしつつおしゃれな着こなしが可能。骨盤が広い体型に似合うスカートがわかれば、あなたの魅力はさらにアップしますよ。
では、骨盤が広い女子は、どういったポイントに注目してスカート選びをするとよいのでしょうか。
まずは、ボディラインを拾いすぎないものを選びましょう。腰回りとウエストのメリハリを上手に生かしてスタイルよく見せるのは大切ですが、ボディラインを拾いすぎると腰のボリュームを強調してしまうので注意しましょう。
腰回りをカバーしようと、ボリューム感があるものを選ぶのも、避けたほうがベター。
腰からふわっと広がるシルエットのスカートを選ぶと、下半身の重量感が増してしまいます。腰をカバーしつつもストンと落ちるようなシルエットのスカートを選びましょう。
骨盤の広さを活かせるスカートをあえて選ぶのもひとつの手です。台形ミニスカートやタイトスカートは、骨盤が広い女子のほうが上手に穿きこなせます。
多くの女子が抱える「骨盤が広いとスカートが似合わない」という悩みも、スカートの選び方に注意すれば解消されます。
では、具体的にどんなスカートがスタイルよく見せられるのでしょうか。スカート選びのポイントを踏まえ、骨盤が広い女子に合うスカートと、コーデ例を見ていきましょう。
骨盤が広い場合、お尻が大きめという方が大半です。お尻が大きいと女性らしい雰囲気になり魅力的に見えますが、本人からすれば気になるものです。
エレガントなイメージのタイトスカートは、そんな方にぴったりのアイテム。ウエスト位置が高めのタイトスカートなら、腰やお尻の大きさとのギャップでウエストが華奢に見え、グッと女性らしいボディラインになります。
さらにベルトなどで視線を集められるウエストマークがあれば、脚長効果も期待できますよ。
プリーツスカートは、整然と並んだ織りひだが縦のラインを強調し、腰で膨らまないため、骨盤の広さをカバーしてくれます。ウエストにベルト芯があり、プリーツの始まり部分が縫われて「タック」のようになったものは、特に膨らみにくいためおすすめです。
プリーツスカートと似ているデザインで「ギャザースカート」がありますが、ギャザーは生地を寄せ集めただけで、縦のラインがはっきり出ません。膨らみやふんわり感こそが持ち味のスカートです。似ていても骨盤が広い体型には不向きなので、ミスチョイスに注意しましょう。
台形のミニスカートも骨盤が広い女子におすすめのアイテムです。骨盤が広い体型を活かしてくれるので、ワンランク上のコーデを楽しめるでしょう。ミニスカートでもボディラインを強調しすぎないので、普段ミニを穿かない人でも挑戦しやすいのではないでしょうか。
台形のミニスカートと相性がいいオーバーサイズのトップスやコートと合わせれば、重心が上にいくのでよりスッキリして見えますよ。
ニットやスエットのようなフィット感がある素材のスカートだと、ストレッチが強く効いて腰張りが目立ってしまうため、骨盤が広い方のスタイルアップには向きません。
骨盤が広い体型に合わせるなら、チノやデニムなどのカジュアルでハリのある素材や、サテンのように落ち感があるノンストレッチ素材のスカートを選んでみましょう。伸びない素材のスカートは、骨盤が広くても腰が目立ちにくいのでおすすめです。
骨盤が広いことを目立たせない効果が期待できるのが、ウエストを強調するベルトです。
トップスをスカートから出してしまうと、ボディラインを拾って余計に腰が目立ってしまうことがあります。なるべくトップスはインしたほうが、今っぽくスタイルアップをしながら骨盤が広い体型をカバーできますよ。
次からは、骨盤が広い方におすすめのスカートコーデを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
腰の張りを目立たせないために有効な着こなしのひとつが、丈の長い羽織りものを取り入れたコーデ。
羽織もので腰回りをカバーするだけでなく、前を開けて「Iライン」を見せることで、スッキリ感とスタイルアップも狙えます。Iラインを出すためには、長さのあるスカートを合わせましょう。
帽子やアクセサリーなどの小物は、使い方次第で腰を目立たせないコーデが可能です。
小顔効果のあるチューリップハットを合わせると、気になる腰への視線を外せます。重心を上げるので、スタイルアップして見えますよ。スカートは広がりのないものを選ぶのがコツです。
骨盤が広い方は、横幅を感じさせるような柄を避けるのが鉄則!特にボーダーは、横のラインを強調して腰幅を目立たせてしまうので要注意です。柄物を取り入れたいときは、小花柄・ボタニカル柄・ストライプのような、横幅を感じさせないデザインをチョイスしましょう。
濃い色のスカートは締まって見えるので、骨盤が広い女子には基本の配色といえます。薄い色(淡い色)のトップスと合わせると、コントラストが出るのでおすすめです。しかし、上下逆の配色にするとスカートが膨張色となり、腰幅が目立つ可能性があるので注意しましょう。
トップスに黒やブラウンのようなダークカラーを持ってきたいのであれば、スカートも濃い色に。濃いめのキャメルやネイビーなどを合わせると、スッキリ見せることができますよ。
白やベージュなどの膨張色は骨盤の広さを強調してしまいます。とはいえ、そのようなライトカラーのスカートを穿きたい場合もありますよね。そんなときはラップスカートがおすすめです。
重なり合った生地で縦のラインができるので、視覚効果でほっそり見せることができますよ。濃い色を使ったアイテムを合わせてメリハリを付けたり、足元に差し色を持ってきて視線を腰から外したりすると、骨盤の広さがより目立ちにくくなります。
トレンドのフロントボタンスカート。一列に並んだボタンが、縦のラインを強調してスッキリしたシルエットに。中央にアクセントがあるので、腰回りへの視線も外せます。
また、生地に厚みがあるコーデュロイは広がりにくいので、腰回りにボリュームがあっても安心。骨盤が広くて悩んでいる女子の味方です。
骨盤の広さを隠すのではなく、活かすことができるタイトスカートは、スリットが入ることによって、さらに大人の女性の魅力を引き出してくれますよ。ちょっぴりセクシーさを演出できるアイテムです。
プリーツの幅が狭いアコーディオンプリーツは、骨盤が広いとプリーツが広がりやすいのが難点。しかし、トレンドのボリュームトップスを合わせれば、トップスの重みでプリーツが広がるのを抑えられます。
薄手のトップスなら、前だけを少しインすると、こなれ感が出る上に腰回りも自然にカバーできます。
柄によっては骨盤の広さが目立ってしまうチェック柄。とはいえ、流行りの韓国風コーデや、トレンド感のあるファッションを楽しむためにも、積極的に取り入れたい柄のひとつです。
チェック柄スカートに挑戦したい場合は、膨張して見えにくい小さめの柄を選ぶようにしましょう。さらに引き締め効果のあるダークカラーを選べば腰回りもスッキリ見えます。
スカートに丈が長めのトップスを合わせれば、腰回りのカバーはバッチリです。しかし、トップスがすとんとしたシルエットの場合、上半身にメリハリがなく寸胴に見えてしまうことも。
そんなときは、細ベルトでウエストマークすると「Xライン」が強調されてスタイルアップ効果が期待できます。
小物を使っての視線誘導は、帽子やアクセサリーのように身に付けるアイテムだけでなく、バッグでも有効。体に密着させるボディバッグは、より服に近い存在としてコーデのアクセントになるとともに、腰回りをうまくカバーしてくれるでしょう。
華やかカラーで、かつ腰回りを上手にカバーしてくれるスカートを主役にコーデをまとめると、明るくかわいらしい雰囲気に仕上がります。スカートは落ち感のある素材で長めの丈をチョイスし、Iラインを作りましょう。
ロング丈のアウターを羽織ることで、気になる腰回りをカバーできるだけでなく、トレンド感を演出できます。スカートは広がりのないものをチョイスし、ストンとしたシルエットを作るのがポイントです。
これまで、骨盤が広い女子向けのスカートコーデをご紹介してきましたが、逆に避けたほうがいいスカートには、主に以下のような特徴があります。
・ウエストの位置が低め
・ギャザースカート
・チュールスカート
・脇にシームポケットがある
骨盤が広い体型の方は、腰の部分を強調するようなデザインのスカートを選んでしまうと、余計に腰が張って見えてしまいます。ふんわり広がるチュール素材のスカートも、骨盤が広いと必要以上に膨らみが出てしまうため、コーデしづらいと感じるかもしれません。
また、脇に付いているシームポケットばかりでなくワイドのスラッシュポケットも、素材によっては広がって見える可能性があります。骨盤が広い方がコーデに取り入れる際は、注意が必要です。
骨盤が広いと「スカートが似合わない」「デニムの着こなしが難しい」「スキニーなんて無理!」など、ファッションに困ることも多いのではないでしょうか。しかし、骨盤が広くても、コーデ次第でおしゃれを楽しむことはできます。
なるべく骨盤の広さが目立たない形や素材のスカートを選んだり、逆に腰の張りを強調した女性らしい着こなしに挑戦してみたり。コンプレックスをカバーできるスカートコーデで、思い切りおしゃれを楽しみましょう!