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2019.05.13

大学院の面接のマナー講座!服装や基本動作もご紹介

大学院の面接のマナー講座!服装や基本動作もご紹介 大学院の面接のマナー講座!服装や基本動作もご紹介

大学院入試では、筆記試験や研究計画書の他、面接でも適性があるかどうかをチェックされます。そこで今回は、大学院入試の面接の内容や、面接の流れ、回答例、基本マナーをご紹介します。

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大学院入試の面接マナー【1】大学院入試の内容

大学院入試

■大学院入試の内容

大学院は、専門知識を学ぶ場ではなく、自発的に専門知識に対する知識を深め、研究を行う場所です。自分の研究したいテーマや分野について研究していきます。

大学院入試では、

・筆記試験
・大学院での研究計画や研究目的を書いた「研究計画書」
・面接(口述試験)
・大学時代の成績

などの結果によって合否が判定されます。

大学院入試で受ける筆記試験の科目は、英語や専門分野の試験で、大学入試よりはかなりボリュームが少ないですが、より専門的な知識が必要になります。

筆記試験や研究計画書の出来が良い場合は、面接が原因で落ちることはないとされていますが、大学院では、教授や研究室のメンバーだけでなく、企業と共同研究を行う場合もあります。

他人とコミュニケーションを取ることができ、面接のマナーを守れているかや、敬語が使えるかなど、社会人として基本的な常識があるかどうかもチェックされているケースもあります。

大学院入試の面接マナー【2】面接で聞かれる内容

大学院入試の面接を受ける女性

■大学院入試の面接の目的

大学院入試で面接を受ける目的は、大学院や研究室に対する適正を確認するためです。

いくら筆記試験の成績が良く、専門知識が豊富でも、研究に対する意欲があるかどうかは大切です。研究が順調に進まない場合にも、根気よく研究を続けられそうな性格かどうかを見られていることもあります。

大学からの内部進学の場合は、面接官である教授が、受験生の性格を知っています。しかし、外部の大学から他大学の大学院に進学する場合は、入学してから「合わない」と辞められるのを予防するために、大学教授と性格が合いそうかどうかをチェックされているケースもあるようです。


■面接で聞かれる内容

面接では、

・志望理由
・自己紹介
・大学生時代に行った研究や卒論の内容
・専門分野に関する知識
・大学院入学後の研究計画
・大学院卒業後の進路

などが聞かれやすい内容ですね。簡潔に説明できるよう、回答内容を準備しておきましょう。質問されたら「はい、わたくしは〇〇で」と話し始めます。また、文末は「〇〇と考えております」「だからです」などのように、ですます調で話すのがマナーです。

話のうまさに重点を置くのではなく、専門分野についての基本的な知識の確認や習熟度をチェックされたり、論理的な思考を言葉で表現できるかどうかが求められます。

特に志望理由や自己紹介は、大学院入試の面接で聞かれやすい定番の質問です。自己紹介は、1分~2分程度でOKです。学部生時代の経験を踏まえ、志望動機や研究内容に興味を持ったきっかけなどと絡めて自己紹介できると良いですね。「自分の興味のある研究が一番できる大学院だから志望した」ということをアピールしましょう。

例えば、

「以前から〇〇の分野に興味を持ち、学部生時代は〇〇の研究に取り組んできました。そのことから、貴校の〇〇という点に魅力を感じ、より深く研究をしていきたいと思い、入学を志望しました。入学後は、より一層〇〇についての研究に励み、より知識を深めていきたいと思っています。大学院卒業後も〇〇を活かした仕事に就きたいと考えております」などのような回答例がおすすめです。

研究室の理念や求める人物像、大学教授についてもリサーチしておき、面接時に「適性がある」ということをアピールしたいですね。


■研究計画書はしっかり作ろう

そして、大学院入試では、研究計画書を基にして面接を進めることが多いですね。
研究計画書を作り込むのはもちろん、面接官からの質問に対する回答も準備しておきましょう。大学の教授に研究計画書をチェックしてもらい、予想される意見や、反論に対してどう答えるかを用意しておくのがおすすめです。

研究計画の詳細についても

・先行研究に対する理解
・どのように仮定を証明しようとしているのか
・どのようにデータやサンプルを集めるのか
・学術的や社会的にどのように役立てることができる研究なのか

などは面接で聞かれやすい質問ですので、回答を用意しておきたいですね。

面接では、厳しい意見が出る可能性もあります。「おっしゃる通りです。しかし、〇〇ですので」などと相手の意見を受け入れつつも、しっかり自分の意見を主張することが大切です。

大学院入試の面接マナー【3】服装は

大学院入試の面接を受ける女性

大学院の面接の場合も、服装のマナーはあります。

例えば、大学院入試では、一般的にはスーツを着用したリクルートスタイルがマナーとなっています。

カバンはも黒の地味なデザインのものを選びましょう。靴は黒のパンプスにストッキングを着用します。

今後社会人の方と会う機会もありますし、就職活動でも必要になりますので、ぜひ準備しておきましょう。

また、身だしなみも重要です。スーツやブラウスのシワや汚れがないようにするのはもちろん、ロングヘアの方は一つに髪の毛を結んでまとめるなどして、すっきり清潔感のある印象にしましょう。メイクは派手ではない、ブラウン系やベージュ系、ブラック系のカラーを使ったナチュラルメイクにします。

大学院入試の面接マナー【4】面接の基本動作

大学院入試の面接

携帯電話の電源は、試験会場に入る前にオフにしておきましょう。大学院入試の場合も、面接の基本動作を覚えてくことはマナーです。マナー違反をして適当な人だと思われないように注意したいですね。


■個人面接の流れ

①ドアを3回、優しくノックし、部屋の中から「どうぞ」「はい」「お入りください」などの応答があったら、ドアノブを掴んで「失礼いたします」と大きな声で言ってドアを開けます。
②部屋に入り、ドアの方を向いてドアを閉めたら、向き直り、受験番号や学校名、名前を名乗り「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶をし、椅子の左側に向かって歩いていきます。
③着席を促されてから「〇〇〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします」と言い、お辞儀をし、座ります。
④面接が終わったら「本日はありがとうございました」と言って一礼します。
⑤ドアの前まで歩いていき、向き直ったら、面接官に向かって「ありがとうございました。失礼いたします」と言って一礼し、退室します。

などのような流れが面接の基本動作ですね。


■集団面接の流れ

集団面接では、数人が一列になり、面接会場に入室します。
先頭の人がノックを行い、入室の許可が出てドアを開けたら「失礼いたします」と言って一礼し、入室します。

二番目以降の人は、入室前に一度ドアの手前で立ち止まり「失礼いたします」と言って一礼してから入室します。

退室する場合も、ドアの手前で面接担当者の方に一度向き直って「ありがとうございました。失礼いたします」と言って一礼し、退室しましょう。


■面接中は

面接中は、椅子の背もたれからは背中を離すようにして、浅く腰掛けます。背筋を伸ばし、手は膝の上に置いておきます。

面接官と目を合わせながら、ハキハキと大きな声で答えるようにしましょう。

大学院入試の面接は、マナーを守り、自分のスキルや研究に対する熱意をアピールしたいですね。大学院入試を受ける際は、ぜひご紹介した内容を役立ててみてくださいね。

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