日焼けをした肌は健康的でスタイルをきれいに見せます。そのため夏場になると日光浴をしたり、定期的にサロンへ通ったりして肌を焼く方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日焼けをするのにちょうど良い時間やおすすめの時間帯をご紹介します。正しい知識を身につけて、きれいな小麦肌を目指しましょう。
夏になると紫外線を気になる人も多いでしょう。日焼けをするとシミやシワ、たるみの原因にもなりかねません。しかし、白肌派の方にも紫外線を浴びるメリットはたくさんあります。
太陽の光を浴びることは、肌や髪が紫外線によるダメージを受けてしまうというデメリットがあります。しかし、日光浴にはホルモンバランスを整え、リラックス効果も期待できます。
また、日光は、カルシウムの吸収に欠かせないビタミンDの生成に役立ちます。ビタミンDは、骨だけでなく、筋肉アップや免疫力の向上、生活習慣病の予防にも効果的とされています。
したがって、1日に20分程度の短時間でもいいので、日光を浴びることは、健康習慣としておすすめ。日陰での日光浴や手の平だけの日光浴でも効果があります。
朝の起床後、日光を浴びるとメラトニンというホルモンが分泌されます。これは、体内時計に働きかけ、自然な眠りを誘う効果を期待できます。そのため、睡眠の質を向上させ、体内リズムを整える手助けをするんです。日焼けにはこのようなメリットも存在します。
日焼けした場合の肌の反応は、個人差があります。健康的な小麦色の肌を目指して日焼けをしたい場合、紫外線と自分の肌質をチェックしてみましょう。
例えば、元々肌が茶色っぽい方は、日焼けしても赤くなりにくく、短時間で日焼けしやすい肌質を持っています。
一方、色白で日光に当たると肌が赤くなってしまう方は、日焼けをしても黒くなりにくい肌質。時には、日焼け箇所がヒリヒリと傷むこともあります。紫外線のダメージに弱い方なので、無理に日焼けをしようとすると、肌に深刻なダメージを与えるだけでなく、体調を崩してしまう可能性もあるので注意しましょう。
日焼けをしない程度に日光浴をしたい人や、こんがりと日焼け肌を作りたい人は、日焼けにかかる時間が気になるもの。日焼けが始まる時間や、日焼けが肌に定着する時間をチェックしておきましょう。
日焼けによる紫外線のダメージから肌を守ってくれるのがメラニン色素ですが、日光に当たり始めてから約3分後には肌細胞でメラニン色素を生成し始めるのだとか。
通常、日焼けしていると感じ始めるのは肌が紫外線に当たり始めて1時間程度ですが、海やプールの場合は、直射日光に当たっているだけではなく、水面に紫外線が反射するため、より日焼けをしやすくなります。そのため、15分程度で日焼けしていると実感できます。
日焼けが肌に定着するのは、紫外線に当たった約72時間後です。したがって、日焼けをしてから約72時間以内にしっかりと正しい方法でケアをすることで、日焼けのダメージを比較的軽減することができます。
個人差はありますが、5日〜10日程度で小麦色の肌になっていきます。
きれいな小麦色の肌になるように日焼けするためには、いくつかのコツがあります。
日光が発する紫外線には、大きく分けて2種類あります。
シミやシワの原因と言われていて、肌が黒くなる日焼けに影響しているのが「紫外線A波」で、肌がヒリヒリと痛くなったり、赤くなったりしてしまうような日焼けに影響しているのが「紫外線B波」です。
日焼けサロンで利用されている機械は、紫外線B波をカットし、紫外線A波を当てられるようになっているので、日焼けによる肌の痛みを軽減しながら効率的に日焼けをすることができます。
もし、自宅のベランダや海、山、などの自然の中で日焼けをする天然サロン(天サロ)をしたい場合は、効果の弱い日焼け止めやサンオイルを塗ることが大切。特にサンオイルは、日焼けに必要な紫外線のみを肌に通し、その他の紫外線をガードする役割を果たします。日焼け止めは、PA効果のついていないSPF15程度のものがおすすめです。
また、日焼けは軽度の火傷を負っているような状態のため、肌を冷やしながら日焼けをすることで、肌が火照り、水ぶくれや皮ムケの症状を予防できます。
早く日焼けをしたいと思っていても、一気に焼くことはせず、3時間以内で済ませることもきれいな小麦肌を作るコツ。長い時間紫外線に当たると、肌は当然ダメージを受け、後から肌がボロボロになってしまい、色ムラができてしまう可能性もあります。
1週間~10日程度日光浴の日を決め、じっくりと日焼けを楽しみましょう。
紫外線量の多い10時~14時の日光浴は避けることも重要。なぜなら、紫外線量の多い時間帯に日焼けすると、肌へのダメージが大きくなり、熱中症の危険もあります。
よって、日焼けをするなら日差しが弱くなってくる15時以降がおすすめ。
およそ15分間隔で日光浴をして、休憩を挟みながらじっくり日焼けをしていきましょう。
日焼けした後の肌は乾燥しているため、日焼け止めやサンオイルを洗い流し、しっかりと保湿することが大切です。
化粧水や乳液、クリームなどで、きちんと乾燥した肌にうるおいを与えましょう。
もし、皮が剥けてきてしまっても触らず、自然に剥がれ落ちるのを待つことがおすすめです。
日焼け中や日焼けをした後は、こまめに水分補給することも大切です。
さらに、日焼けによって受けたダメージを修復するためにも、ビタミンAやビタミンC、ビタミンEなどの栄養分を補給し、肌にシミができるのを予防するよう心がけましょう。
きれいな日焼け肌を作りたい人は、サンオイルを使うのもおすすめです。次に、おすすめのサンオイルを紹介します。
コパトーンのタンニングウォーターは、スプレータイプのサンオイル。広範囲に一気に塗布できるので、塗りにくい背中にも使いやすいところがポイントです。ほんのりココナッツの香りがするので、一気に南国気分を味わえることでしょう。
タバルアのサンドフリーサンタンオイルは、日本製のサンオイル。さっぱりとしたテクスチャーが特徴です。日焼けをすると肌が乾燥しがちに。そういった乾燥を防いでくれる保湿成分を同時に含んでいるので、スキンケアをしながらきれいに肌を焼くことが叶います。
コパトーンのゴールデンタンオイルフリーローションは、ローションタイプのアイテム。ウォータープルーフタイプなので汗をかいたり水に入ったりというシチュエーションでも落ちにくいところがポイントです。サラッとしたテクスチャーなので使いやすく感じられるでしょう。
ブラックコングのゴールデンタンニングオイルは、SPF・PAともにゼロであることが特徴。こんがりと焼きたい方に適したサンオイルです。しっとりとした使い心地で、塗った後はしっかりと水を弾いてくれます。
カリフォルニアタンのマックスジェルは、その名の通りジェルタイプのアイテム。ベタつきがなく、ムラなく塗り広げることできれいな小麦肌を作れます。モイスチャー成分が配合されているので、肌への負担を減らしつつ理想の肌色へと導いてくれるでしょう。
日焼けには身体に良いメリットもいくつかあり、白肌派の方にも欠かせません。日焼けを楽しむ時は、日光浴の時間や肌のケアに気遣いながらきれいな小麦肌を目指しましょう。この記事を参考に、今年の夏も楽しんでください。