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2018.11.01

香典の金額やマナーが知りたい!金額の相場や香典袋の書き方は?

香典の金額やマナーが知りたい!金額の相場や香典袋の書き方は? 香典の金額やマナーが知りたい!金額の相場や香典袋の書き方は?

冠婚葬祭のマナーは、大人の一般常識として、ぜひ押さえておきたいですよね。そこで今回は、お葬式の際に包む「香典」の書き方やお札の入れ方、金額の相場などをご紹介します。

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香典の金額の相場や香典袋の書き方のマナー【1】香典袋の選び方

香典袋

■香典袋の選び方

最近では、コンビニでも購入できるようになった香典袋ですが、表書きは色々な種類があり、どれにすればいいのか迷った経験がある方も多いと思います。

香典の表書きは、仏式や神式、キリスト教式など、宗教によって違います。

・仏式
「御霊前」はどの宗派でも使うことができますが、浄土真宗の場合は「御仏前」を使用します。その他「御香典」「御香料」も使用することができます。

・神式
「御神前」「御玉串料」「御榊料」を使用しましょう。

・キリスト教
「御花料」、カトリックの場合は「御ミサ料」を使用しましょう。



■香典袋の水引の選び方

香典袋は、不祝儀袋とも呼ばれており、キリスト教以外は「結び切り」の水引にし、デザインも金額に合わせるのがマナーです。五千円の香典料に対し、立派な香典袋を使用するのはマナー違反です。

香典の金額が、三千円や五千円の場合は、略式の黒と白の水引を使いましょう。また、香典の金額が1万円以上の場合は、黒と白の水引を使いましょう。香典の金額が3万円以上の場合は双銀の水引を使いましょう。関西では白と黄色の水引が使用される場合もあります。

香典の金額の相場や香典袋の書き方のマナー【2】香典袋の書き方

香典の書き方

■香典袋の表書き

香典袋の表には、水引の下の中央に自分の名前をフルネームで書きましょう。
香典袋に記入する際は「涙で墨がにじんだ」という意味を示す薄墨や弔事用の筆ペンを使用しましょう。


2名や3名で連名にする場合は、水引の下の中央から左に向かって目上の人の名前から並べて書きましょう。

夫婦の場合は、夫はフルネームで水引の下の中央に名前を書き、妻は名前のみを夫の名前の左に記入するのが一般的です。

4名以上連名の場合は、水引の下の中央に代表者一人の名前だけを書き、「他一同」とするか「〇〇事業部一同」などと記入します。会社名や団体名を書く場合は、名前の右に、少し小さめの字で会社名を書きましょう。


■中袋の書き方

香典袋の中袋には、裏面に自分の住所と氏名、金額を書きましょう。

金額も、一は「壱」、二は「弐」、三は「参」、五は「伍」、千は「仟」、万は「萬」、円は「圓」というように、漢数字を使用するのが一般的なマナーです。


例えば、

一万円の場合は「金壱萬圓」
五千円の場合は「金伍仟圓」
三千円の場合は「金参仟圓」と書きます。

中袋なしの場合は、香典袋の裏書の左下に自分の住所と金額を書きます。

香典の金額の相場や香典袋の書き方のマナー【3】香典の金額の相場

遺族

香典袋に入れる金額は、いくらが相場なのか迷いますよね。少なすぎてもマナー違反になりますし、多すぎても遺族が気を遣ってしまいます。

香典を包む金額の相場は、亡くなった方との関係や年齢、収入などによって変動します。近所や会社関係の場合は、年齢による違いはあまりありませんが、親族に包む香典は、20代や30代と比べると、50代以降は一万円前後多く包むのが一般的です。

迷った場合は、家族や同じ関係性の人に相談をして金額を合わせると、トラブルも防ぐことができます。

故人との関係別に、一般的な香典の金額の相場をご紹介します。


■隣人や町内会などの近所の場合
三千円~五千円

■友人や同僚、取引先など仕事関係の場合
五千円~一万円


■叔父や叔母などの親戚の場合
五千円~一万円

■祖父母の場合
一万円~三万円

■兄弟姉妹の場合
三万円~五万円

■親の場合
五万円



ただし、ご祝儀と同様に、不祝儀の場合も、偶数の数は割り切れることから、「亡くなった方との縁が切れる」という意味と捉えられる場合もあります。また、三は「みじめ」、四は「死」、九は「苦」などを、縁起の悪い数字と考える人もいます。

香典の金額の相場や香典袋の書き方のマナー【4】香典の包み方や渡し方

香典とふくさ

■香典の渡し方

香典は、お葬式の際に持参する、死者にお供えする金銭のことで、通夜か葬儀のどちらかに持参するのがマナーです。

香典袋は、そのままバッグに入れず、灰色や紫色の「ふくさ」に入れて持参するのがマナーです。記帳する際に、「この度はご愁傷さまでございます」と言って、受付の人が字が見やすい向きでふくさから出して手渡しします。


■香典の包み方

香典に包むお札は、新札を使用するのはマナー違反です。どうしても新札しか用意できない場合は、折り目をつけましょう。

また、お札を入れる前に、記入した金額と合っているか、確認してから入れましょう。

お札を揃えたら、お札の肖像画が下になるように入れ、香典袋の表から肖像画が見えないような向きになるように入れましょう。

香典袋の中にお札を入れた中袋を入れたら、上の折りを下の折りにかぶせて、水引をかけます。逆にしてしまわないように注意しましょう。

香典は、香典袋の書き方やお札の入れ方、包み方や金額など、注意すべきマナーが意外に多くあります。今後も良い関係を続けていくために、ぜひ基本のマナーはおさえておきたいですね。

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