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2025.06.27

「アンパンマンになりたい女優です」
鳴海唯が見つけた“自分のままで進む”道♡

「アンパンマンになりたい女優です」<br>鳴海唯が見つけた“自分のままで進む”道♡ 「アンパンマンになりたい女優です」<br>鳴海唯が見つけた“自分のままで進む”道♡
Yui Narumi

朝ドラ『あんぱん』出演に、「これは運命だと思った」と語る鳴海唯さん。実はずっと「アンパンマンみたいな人になりたい」と願っていたんだとか。そのまっすぐな想いが、演技にも日常にもあふれてる。自分のペースで前に進む彼女の姿に、きっと元気をもらえるはず。等身大の魅力をまるっとインタビュー♡

鳴海唯 インタビュー

―女優というお仕事を選んだきっかけ、最初のときめきを覚えていますか?

小学生の頃にドラマ『のだめカンタービレ』を観て、女優というお仕事にときめきを感じました。そこから月日が経ち、映画『ちはやふる』のエキストラに参加したことがきっかけで、当時大学生だった私は「このままじゃだめだ」と思い、大学を辞めて上京を決意しました。これが私の二段階のターニングポイントです。
お仕事を始めたばかりの頃は、メイクさんにメイクしていただくことにもときめきましたし、カメラの前に立つこと自体もときめきでした。ずっと憧れていたスクリーンの中に自分がいる、綺麗な衣装を着てヘアメイクしてもらえる。そのときめきは、今でも忘れたくない大切な感情です。

―最近の忘れられないエピソードを教えてください。

NHK連続テレビ小説『あんぱん』に出演させていただく中で、初めて土佐弁にチャレンジしました。セリフを覚えて演じるという流れに加えて、「音で覚える」という新しいセリフの取り入れ方をしました。普段の2倍の時間をかけてセリフに向き合ったので大変でしたが、その分、体にしみ込む感覚が全く違っていて、自分にとって新しい発見となり、とても貴重な経験になりました。

鳴海唯 インタビュー

―役作りでこだわっているポイントは?

年齢を重ねるにつれ、役作りの課題も変化してきました。今は、撮影までの限られた時間の中で、どこまで演じる役の背景を深掘りできるかを大切にしています。

―「この役で自分が変わった」と感じた作品はありますか?

ABEMA・Netflixの『わかっていても』では、初めて命と真剣に向き合いました。病気で亡くなる女の子を演じたのですが、命の尊さについて深く考える時間が多く、この経験は私に深みを与えてくれました。この作品を通して、「人を演じるには時間をかけて役に向き合うことが大切だ」と再確認するきっかけとなりました。

―女優業をしていて自分らしさをどう保っていますか?

地元の友達や気の置けない友人、家族と会うと本来の自分を忘れないでいられると感じています。

鳴海唯 インタビュー

―ロールモデルや目標にしている人はいますか?

特定の方を決めているわけではないですが、「この女優さんの仕草やセリフの言い方が好きだな」と思いながら作品を観ることはよくあります(笑)。電車の中で、座っているおじさんの行動が素敵だなと感じたら、心の中でメモしたり、人間味あふれる素敵な人に出会うと、「こんな人になりたい」とよく思います。

―朝ドラ「あんぱん」出演おめでとうございます。出演が決まった時の感想を教えてください。

オーディションの前から、マネージャーさんとの会話の中で「どんな人になりたい?」と聞かれると、必ず「アンパンマンになりたい」と答えていました。実は、制作発表前のオーディション用のシートにも「アンパンマンのような人になりたいです」と書いていたんです。役をいただいた時には、すごくご縁を感じましたし、自分が演じることで作品の中で良いスパイスになれたらいいなと思いました。絶対に観ようと思っていた作品だったので、まさか自分が出演できるなんて…素直にすごく嬉しかったです。

―今田美桜さん演じる「のぶさん」と共に戦後初の女性記者として働く女性「琴子」を演じますが、見どころや自分との共通点はありますか?

琴子は、結婚相手を探すために新聞記者として働いているんですが、男性の前ではおしとやかに振る舞っていて…でも、お酒を飲むと人が変わったように一変するというギャップが魅力的なキャラクターです。共通点は…あまりないかもしれません(笑)。私はお酒を飲んでも変わりませんし、感情の起伏も少ないタイプなので(笑)。でも、「人に見せている顔が誰に対してもフラットでいられる人はいない」という点では、琴子に共感する部分もあります。

鳴海唯 インタビュー

―撮影現場の雰囲気はどうですか?

主演のお二人がよく前室にいて、常に皆さんとコミュニケーションをとってくださいます。長期放送の作品に途中から参加するのは少し緊張もあり、「受け入れてもらえるかな?輪に入れるかな?」という不安もありました。でも、主演のお二人が柔らかい雰囲気で接してくださるので、自然と新聞記者チームにも馴染むことができました。

―放送を楽しみにしている視聴者の皆さんに観てほしい注目ポイントはありますか?

屋台のシーンが登場したら「琴子がくるぞ!」と思ってもらえると嬉しいです(笑)屋台では、お酒が入って饒舌な琴子が見られるので、普段の彼女とのギャップを楽しんでもらえたらと思います。それから、新聞記者チームがタカシとノブさんの関係に変化をもたらす様にも注目してもらえたら嬉しいです♡

―今後チャレンジしてみたいジャンルや役柄を教えてください。

過去のインタビューでも「弁護士」や「刑事」にチャレンジしたいとずっと言い続けています!まだ挑戦したことのない役柄なので、とてもワクワクしますし、新しい自分を発見できると思うんです。そういった役をいただけるように、これからも努力を続けていきたいと思っています。

鳴海唯 インタビュー

―お休みの日は何してる?最近のハマりごとは?

カフェラテと塩パン!普段はグルテンを控えているのでご褒美として買いに行きます♡

―おうち時間の過ごし方は?

ラジオを聴く!寝る支度をしている時によく聴いています。最近は、古典ラジオや簡単な英語のラジオ、芸人さんのラジオもよく聴いています。

鳴海唯 インタビュー

―最近、心が動いた出来事を教えてください♡

「ANORAアノーラ」という作品を観て、心が動かされました。内容も好みでワクワクしましたし、久しぶりに映画館で一人で観たことで、「一人時間もいいな」と改めて感じました。

―気分を上げてくれるマイルーティーンは?

自分で決めたスキンケアを順番通りにこなすことです!ルーティーンがきちんとできた日は、「明日も頑張ろう」とスイッチが入ります。

―コンビニでつい手に取っちゃう推しアイテムは?

カフェラテです♡

鳴海唯 インタビュー

―自分ってちょっと変かもって思うところは?

アラームをセットして寝る時、10回くらい確認してしまうことです。アラームをかけて電気を消しても、また起きて確認したり、声に出して「アラームかけた!」と言わないと落ち着かないんです(笑)。

―美容やファッションのこだわりは?

デニムが大好きです!

―最近お誕生日を迎えられましたが、お祝いや誕生日っぽいことしましたか?

撮影現場でお祝いしていただきました!いただいたプレゼントがすごくセンスが良くて、とてもテンションが上がりました!

鳴海唯 インタビュー

―ファンの皆さんに向けて、メッセージをお願いします。

NHK連続テレビ小説「あんぱん」で、私が出演する回がこれから放送されます。朝の15分を私にいただけたら、とても嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします!

鳴海唯

鳴海唯(なるみゆい)

1998年5月16日生まれ。兵庫県出身。
2019年NHK連続テレビ小説「なつぞら」でドラマデビュー。2021年公開の「偽りのないhappy end」で映画初主演。主な出演作に、ドラマ「ムショぼけ」「あのクズを殴ってやりたいんだ」「Eye Love You」、大河ドラマ「どうする家康」、ABEMA・Netflix「わかっていても」などがある。現在放送中のNHK連続テレビ小説 「あんぱん」に小田 琴子(おだ ことこ)役として出演する。今後も話題作への出演が続々と控えており、さらなる活躍が期待されている。

Model:Yui Narumi
Photographer:Yuichi Furusue
Web Designer:Sugako Kobayashi
Editer:Rikako Uchiyama
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