ダーマペンのダウンタイムは使用される針の深さによって異なります。
本記事では、ダーマペンのダウンタイムの期間目安や起こる症状など、ダウンタイムに関する気になる疑問をまとめて解説していきます。
ダーマペンとは、オーストラリアにあるEquipmed社が開発し、米国のFDA(米国食品医薬局)の承認も得ているペン型の医療機器です。
ダーマペンの先端には数十本のとても細い針がついており、気になる症状ごとに針の長さを変えて使用します。
そして、ダーマペンの針によって皮膚に小さな穴を開け、肌の治癒能力を利用して肌質改善を促すことができます。
ダーマペンには「ダーマペン3」「ダーマペン4」などの種類があり、ダーマペン4は、3よりも針の数が増え、新たな機能が追加された最新式の医療機器です。
従来のダーマペン3は12本の針で1秒間に1,300個の穴を肌に開けられるのに対し、ダーマペン4では16本の針で1秒間に1,920個の小さな穴を開けることができます。
加えて、ダーマペン4には、オートマチックバイブレーション機能が搭載され、痛みや不快感軽減させる効果が期待できます。
ダーマペンは使用される針の深さによって期待できる効果が異なるので、ご自身がダーマペンでどのような悩みを改善したいかで深さを選ぶとよいでしょう。
針の深さ0.2mm~では、表皮にアプローチすることで、美白やニキビなど肌質改善効果が期待できます。
針の深さ0.8mm~では、真皮にアプローチすることで、ニキビ跡や、シミ、毛穴のたるみ改善などの効果が期待できます。
針の深さ1.5mm~では、皮下組織にアプローチすることで、クレーター状のニキビ跡や、傷跡改善などの効果が期待できます。
ダーマペンでは針の深さによってセルフでは改善しにくい肌の悩みを改善できる点がメリットです。
しかし、針の深さによって痛みの感じ方が異なるほか、肌の悩みによっては5回~10回程度の施術が必要となります。
次は、本記事のタイトルであるダーマペンのダウンタイムについて期間の目安や経過、起こる症状など、気になる疑問を徹底解説していきます。
ダーマペンのダウンタイムに期間目安は、使用する針の深さによって異なります。
針の深さ0.2mm~で施術を受けた場合、ダウンタイム期間目安は「2日程度」です。
針の深さ0.8mm~で施術を受けた場合、ダウンタイム期間目安は「2日~3日程度」です。
針の深さ1.5mm~で施術を受けた場合、ダウンタイム期間目安は「4日~7日程度」です。
針の深さによって肌へのダメージも異なるので、皮膚の最も下にある皮下組織に針で刺激を与える1.5mm~の場合、どうしてもダウンタイムは長くなりがちです。
ここでは、ダーマペンの施術後~7日までの経過をご紹介します。
ダーマペンの施術当日は、肌の熱感やヒリヒリ感があらわれ、麻酔が切れると更にヒリヒリとした日焼けをしたときのような痛みを感じやすいです。
また顔全体に赤みが目立ちやすくなるので、施術後はお買い物や遊びに行くことは避けて、お家でゆっくりと過ごしましょう。
ダーマペンの施術翌日は、前日と比べると赤みは引いていきますが、頬の高い部分や鼻筋にはまだ赤みが残っている可能性があります。
また、ヒリヒリ感は薄れるものの、肌のかゆみやごわつきが生じて皮むけが起きる人もいますので、肌を強くかいたり、皮をむいたりしないように気をつけてください。
ダーマペンの施術3日後は、肌の赤みもおさまり、メイクをすれば隠せるようになります。
しかし、肌のかゆみやごわつきは施術翌日よりも感じやすくなることが予想されますので、スキンケアは特に入念に行うことが大切です。
ダーマペンの施術7日後は、気になっていた赤みや肌の乾燥による皮むけなども改善されていきます。
また、ダーマペンの施術で期待できる肌質改善効果が感じられるようになるので、肌を触ると嬉しくなる人も多いでしょう。
基本的には最も針が深い状態のダーマペンを受けた人でも、7日程度でダウンタイムは緩和されていきます。
しかし、それ以上の期間ダウンタイムの症状が続く場合は、一度施術を受けたクリニックで相談してみましょう。
ダーマペンのダウンタイム期間に起こる症状には「赤み」「ヒリヒリ」「乾燥」や、「かゆみ」「皮むけ」「内出血」などが挙げられます。
ダーマペンは細い針で肌に無数の穴を開けるので、どうしても赤みや内出血が出やすくなります。
ダーマペンには、ダウンタイム期間中に必ず守らなければならないことがあります。
・メイクや入浴は施術翌日から。肌の状態が悪い場合はNG(シャワーは施術当日からOK)
・化粧水の使用は、施術後6時間を経過してから。(薬液浸透のため)
・サウナや激しい運動、飲酒は施術2日~3日後から。
・紫外線対策はしっかりと行う。
これらは、ダメージを受けた肌をゆっくり休ませてあげるためにとても大切なことです。
「ちょっとだけなら」「肌の調子が良いからいいだろう」と考えず、医師から指示を受けた日数は安静に過ごしましょう。
また、仕事や用事など、どうしても外出が必要なときは日焼け止めやサングラス、帽子などの日焼け対策を万全に行ってくださいね。
ダーマペンのダウンタイム期間は使用する針の深さによって異なりますが、できることならなるべく短縮させたいですよね。
事実、ダーマペンは気になるけれど「仕事や家事でゆっくり休んでられない」という人もいるはず。そこで、ここではダウンタイムを短縮させる方法をご紹介します。
ダーマペンを受けた肌はダメージを受けています。
紫外線に対するバリア機能も低下しているので、ダウンタイム期間中の外出は紫外線対策を念入りに行ってください。
また、家の中にいても窓の外から紫外線が入ってくることもあります。遮光カーテンを使用し、長時間窓際の近くにいるのは避けましょう。
入浴や激しい運動、飲酒などで血行が促進されると、ダーマペンでダメージを受けた肌から出血したり、赤みが長引いたりする可能性があります。
入浴や激しい運動、飲酒は、施術当日~3日程度経過した時点で、肌の様子を見て判断しましょう。
ダーマペンの施術を受けた人から、よく「ダウンタイム期間中のスキンケアっていつもと同じでいいんですか?」という質問が聞かれます。
ダーマペンは、肌に無数の小さな穴を開ける美容施術ですので、スキンケアも毎日使用しているものではなく、低刺激や敏感肌用のものを使用しましょう。
また、アルコール化粧品は血行を促進してしまう恐れがあるので、ダウンタイム期間中は使用しないように気をつけてください。
ダウンタイム期間を短縮させるためには、セルフケアも大切ですが、症例経験数が豊富な病院や医師を選ぶことも大切です。
症例経験数が豊富な病院や医師を選べば、技術力はもちろん、もしものアフターケアも充実しています。安心して施術を受けることができるでしょう。
最後に、本記事のまとめとして、ダーマペンのダウンタイムに関するよくあるQ&Aをご紹介します。
はい、OKです。ダウンタイム期間中は特に肌が乾燥しやすいので、保湿効果が期待できる肌パックを使用することをおすすめします。
肌の赤みは約7日程度で引くとされていますので、7日以上経過しても肌の赤みが消えないという場合は、一度施術を受けた美容クリニックに相談してみてください。
はい、冷やして大丈夫です。保冷剤をタオルなどに巻き、腫れて痛みを感じる部分にそっと当てることで、痛みを緩和する効果が期待できます。
また、痛みが強く、冷やしても緩和しない場合は、美容クリニックに相談して外用剤を処方してもらうとよいでしょう。
今回は、ダーマペンのダウンタイムについて、気になる疑問をまとめて解説しました。ダーマペンは肌質改善に効果が期待できるので、美肌になりたい人におすすめの美容施術です。
本記事をご覧になって、更にダーマペンに興味がわいた!という人は、症例経験数が豊富な病院や医師のいる美容クリニックで、一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。