「気温24度」といっても、その日の最高気温なのか最低気温なのかによってピッタリのコーデが異なります。日中と朝晩では気温が大きく異なる日も多いため、天候に合わせて臨機応変に対応できる組み合わせがおすすめです。
まず初めに、24度が最高気温の日と最低気温の日に分けて、おすすめの組み合わせとアイテムをご紹介します。具体的なコーデの前に、服装の選び方のポイントと注意点をチェックしていきましょう。
24度が最高気温の日は、春と秋に共通して寒暖の差が大きいことが特徴。出かける時点では寒くても、日中は打って変わって暖かくなるでしょう。メインのアイテム1つでコーデを完成させるより、脱ぎ着できるようなレイヤードコーデがおすすめです。
天気予報を確認し、寒暖の差が少ないと分かった日は、トップス1枚、ボトムス1枚でコーディネートを完成させるワンツーコーデでもOK。厚手の素材でありながら通気性の良いサーマルTシャツや5分袖ニットなど、季節の変わり目に活躍する技ありアイテムを活用しましょう。
また、厚手のアウターを着るには暑すぎる時期のため、程良い厚みのライトアウターが最適です。トレンチコートやGジャン、シャツをアウター代わりに使ったり、重すぎない印象のミリタリージャケットを着たりするのがおすすめです。
24度が最低気温になることが多いのは、主に夏の日。昼間は30度前後まで気温が上がり、Tシャツやノースリーブといったアイテムがコーデの中心になります。アイテム数の少ないシンプルなコーデになりがちなため、メインとして活躍する存在感の強いアイテムを選びましょう。
外がいくら暑くても、冷房が効いた室内では寒く感じることも。外と中の寒暖差で体調を崩してしまう人も多いため、すぐに羽織れる薄手のカーディガンを持参しておくと安心です。
夏の終わりの最低気温が24度の日には、秋を先取りしたアイテム選びもおすすめですよ。
まずは、最高気温24度の春の日にピッタリの服装をご紹介します。
暖かくて過ごしやすい春の日にぴったりなのが、シンプルなトップスとライトアウターの組み合わせ。半袖やノースリーブなどの身軽なトップスに、サラッと羽織れるロングカーディガンを合わせて、バランスをとりましょう。冷え込む朝晩には少々物足りないですが、日中のお出かけならばちょうど良い組み合わせになりますよ。
春のモノトーンスタイルは、シンプルなスカートを取り入れてカジュアルに決めるのがポイント。同じく最高気温が24度の秋の日には、ボトムスを秋色のものに変えるだけでグッと季節感が出るでしょう。
シンプルで使い勝手の良いインナーに、ワークシャツを羽織ったスタイルです。トップスとしてはもちろん、羽織りものとしても使えるワークシャツは、どんな着方でもメインとして存在感を醸し出してくれます。
薄手のワークシャツであれば、最高気温24度の日でも暑すぎず快適に過ごせるでしょう。重ね着コーデは温度調節可能なため、気温が安定しない春の日にもピッタリですね。
Gジャンは、春にこそ着てほしいアウターの1つです。合わせるインナーによって印象がガラリと変わるため、お気に入りの組み合わせを見つけやすいのが嬉しいですね。最高気温が24度の春の日には、TシャツとラフなボトムスにGジャンを羽織って。暑くなったらGジャンを脱いで温度を調節しましょう。
甘めになりがちな春コーデですが、Gジャンのテクスチャが良いアクセントに。ただ甘いだけではない、大人可愛い組み合わせが完成します。
続いては、最高気温24度の秋の日におすすめなコーディネートをご紹介します。
最高気温が24度の秋の日で、1日を通して寒暖の差があまりない日であれば、薄手のニット1枚で過ごしてみましょう。秋らしい深みのある色をチョイスし、季節感を取り入れるのがおすすめ。冬のニットと違って印象が重たくなりすぎないため、日差しの下でも気軽に過ごせるでしょう。
また、5分袖ニットは季節の変わり目である秋におすすめのアイテムです。落ち着いた印象のアクセサリーを組み合わせ、秋の雰囲気を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。
最高気温が24度の春の日に着たトレンチコートに秋らしいアイテムを合わせ、まったく違う印象に仕上げましょう。深みのあるグリーンは秋にピッタリで、トレンド感の強いカラーです。白やベージュのアイテムと組み合わせれば、パンツのグリーンが綺麗に映えてくれますよ。
最高気温が24度であっても朝晩は肌寒い…という日におすすめなのが、ライトなシャツワンピース。1枚でも過ごせるお気に入りのインナーを選び、シャツワンピースを脱いでも目を惹くコーデに仕上げましょう。
夏場には、最低気温が24度という日も多くあります。では続いては、夏の最低気温24度の日にぴったりのコーディネートをご紹介します。
最低気温が24度の夏の日は、最高気温が30度前後まで上がるので、半袖Tシャツやノースリーブ、キャミソールといったトップスを主役にするのがぴったり。コットン素材のノースリーブをチョイスすれば、涼しげなスタイルが完成します。
ボトムスにはデニムを合わせて暑い時期のカジュアルコーデに仕上げて。足元にほんのりかっちりアイテムを持ってくることで、ほどよく大人めにまとまります。
Tシャツとデニムというシンプルな組み合わせには、ビスチェを1点投入することでグンとおしゃれ見えさせてくれます。少し変化球なビスチェを取り入れることで、華やかなコーディネートに仕上がります。
最低気温が24度の日は、涼しげな印象のコーディネートがピッタリ。首筋が綺麗に見えるボートネックのカットソーには、淡いブルーのスカートを合わせて夏らしく仕上げましょう。
たとえ同じ24度でも、晴天と雨天では体感温度が異なります。日差しに負けないカラーを選んだり、雨の日でもサラッと着られるアイテムを組み合わせたりと、天気に合わせた服装選びを心がけましょう。
日中気持ち良いほど晴れていても、朝晩はひんやりと肌寒いのが春や秋の気候の特徴です。急な気温の変化に対応できるよう、調節可能な羽織りものを用意しておきましょう。
チェックシャツのセットアップは目を惹きやすく、おしゃれ上級者風のコーデが叶うアイテムです。気温に合わせてシャツを脱ぎ着すれば、簡単に温度を調節できますね。
晴れた気温24度の日には、薄手の羽織ものを合わせるコーデがおすすめです。とはいえちょうどいい厚さのコートが手持ちにないという方は、シャツワンピースをコート代わりにすると良いでしょう。ラフに羽織るだけで今っぽい雰囲気に仕上がるほか、コーデの雰囲気をガラッと変えるアイテムとしても役立ちます。
気温24度で晴れた日には、デニムシャツを合わせて着やすさとこなれ感を同時にゲットしてみてはいかがでしょうか。Gジャンより薄手で柔らかいため、気温24度の日に羽織るにはピッタリです。
腕まくりをしたり、抜き襟気味に羽織ったりして抜け感を出すのもおすすめ。ビッグシルエットのものは体型カバーにも役立つため、1枚は持っていて損はないでしょう。
晴れている日に比べ、1日の内で寒暖差ができにくいのが曇りの日。朝ちょうど良いと感じた格好のまま、夜まで過ごせるのがポイントです。
曇りの日に選ぶトップスは敢えてシンプルなカットソーを。手元に多めのアクセサリーをプラスし、大人のおしゃれを楽しみましょう。
外と室内で温度差がある場合は、ニットアンサンブルが活躍します。肌寒く感じる移動時にはカーディガンを羽織り、空調が効いて温かい屋内では半袖ニット1枚で過ごす…というように、簡単に調節できるのが嬉しいですね。
ネイビーのアンサンブルにホワイトのスカートで上品な組み合わせに。フェミニンな小物をプラスすれば、大人女子にピッタリのスタイルが完成します。
ボリューム袖がトレンドライクなブラウスは、これ1枚でコーデが決まるメインアイテムになります。モノトーンのアイテムでまとめれば、統一感もバッチリ。トップスに視線がいきやすく、脚痩せ効果も期待できるでしょう。
気温24度の日は、雨が冷たく感じられます。直接濡れなくてもひんやりした空気で冷えてしまうため、タートルネックニットで寒さ対策をしましょう。タイトなロングスカートを合わせ、上下でメリハリのあるコーデがおすすめです。
寒く感じやすい雨の気温24度の日には、少し厚手の羽織りものがあると便利。同色のスカートにミリタリージャケットを合わせ、大人のカジュアルスタイルに仕上げるのがおすすめです。
ショートブーツはコーデにスパイスを加えてくれる上、滑りにくく雨の日でも安心です。
ブラックのマウンテンパーカーは、綺麗めコーデの主役としてはもちろん、カジュアルダウンさせるためにも使える万能アイテム。くすみカラーのスカートと合わせると、爽やかで大人可愛いコーデに。腕まくりをしてこなれ感をプラスすると、軽やかな印象になりますよ。
季節や天気をチェックした後は、どんなシーンでのコーデを組みたいか考えてみましょう。デイリーファッションから特別な日のおしゃれまで、あらかじめ組み合わせを考えておくと安心ですね。
涼しげに着こなせるサマーニットは、気温24度の春の日にピッタリ。動きの少ないシンプルな形のフレアスカートと合わせ、上品な通勤スタイルに仕上げましょう。
羽織るだけでコーデにきちんと感がプラスされるジャケット。秋色のものを選べば、それだけで季節感のあるコーデに仕上がります。
気温24度の日に羽織るなら、薄手の生地や半袖のインナーを選びましょう。サラッとした生地のパンツや繊細なレースのスカートを合わせ、ジャケットとのバランスを意識してみてくださいね。
繊細な編み目が特徴のガーリーなレースカーディガン。普段より甘めなコーデに仕上げたい、春のデートにピッタリです。カーディガンの白が際立つよう、インナーやボトムスにブラウンカラーを取り入れてメリハリをつけましょう。
黒とピンクを合わせたコーデは、普段のデートを大人っぽい雰囲気にランクアップしてくれます。スカートで華やかさを出しつつ、ブラックのニットで印象を引き締めて。タイトなトップスを選び、ボディラインにメリハリをつけてみてくださいね。
トレンドを意識しつつ、張り切り過ぎないコーデが女子会ファッションのポイント。上品に見えるベージュのジャケットにプリーツスカートを合わせ、可愛さの見え隠れするフェミニンコーデに仕上げるのがおすすめです。
秋らしいブラウンのチェックシャツに、明るさの違うブラウンを重ねた上級者風コーデです。広がりがちなシャツをニットベストが抑えてくれるため、スタイルアップが叶うのも嬉しいですね。
アクセサリーやバッグを同系色でまとめ、秋にピッタリのシックな組み合わせに仕上げましょう。
お気に入りの1枚を見つけたいショッピングでは、脱ぎやすさ重視のコーデで試着をしやすくするのもポイント。1枚でこなれ感たっぷりのおしゃれが叶うビッグシルエットのカットソーは、脱ぎ着しやすく体型カバーも叶うマルチアイテムです。
足元はショップ巡りでたくさん歩いても疲れないよう、スニーカーなどのフラットシューズをチョイスするのがおすすめですよ。
カフェでゆっくり過ごしたい日は、リラックスできるコーデがおすすめ。ルーズなワンピースにシャツをラフに羽織れば、気温24度の日にピッタリのスタイルが完成します。淡いカラーを中心にまとめ、肩の力を抜いてゆったりと過ごしましょう。
旅行では急な気温の変化に対応できるよう、インナーにライトアウターを羽織る組み合わせがおすすめです。マウンテンパーカーはコンパクトに畳めるため、荷物にならない便利アイテム。観光をしているうちに暑くなっても、サッとしまえて時間を無駄にすることもありません。
最後は、年代別におすすめの服装をご紹介します。必ずしも自分の年代に合った服装を選ぶだけでなく、なりたいイメージや周りからの評判などもコーデに取り入れてみてくださいね。
キュートなドット柄スカートにビッグシルエットのTシャツを合わせ、シンプルな中にさりげない可愛さを取り入れて。ゆるっとした雰囲気で、デイリー使いにピッタリなコーデです。
着心地の良いシアー素材のシャツワンピースは、メインとしてはもちろん羽織ものにしても今っぽく仕上がる便利アイテム。気温24度の日の温度調節に役立ちます。
アシンメトリーのタンクトップにシャツワンピースをさらっと羽織れば、肩の力を抜いたリラックスコーデに。トップスをタックインすれば、スタイルアップもバッチリです。
気温24度の日は、羽織りもの無しのワンツーコーデで過ごせる日も多いもの。コーデのマンネリ化が気になるときは、柄物を投入して華やかさをプラスしましょう。
季節を問わずおすすめなのは、大きめのチェックが可愛いフレアスカートです。柄物を1つ取り入れるだけで、グンと若々しい印象になりますね。
エレガントな印象のレースブラウスは、通勤やデートなど幅広いシーンで活躍してくれます。
ボトムスにはシンプルなパンツを合わせて、フェミニン過ぎないコーデに仕上げるのがおすすめ。とろみのある生地がトレンド感をアップしてくれます。
気取らないおしゃれ感を演出できるドット柄ブラウス。程良く落ち着いた印象になり、大人びて見せたい30代にピッタリです。ガーリーなブラウスには硬めのデニムパンツを合わせ、カジュアルダウンするのもポイントですよ。
オーバーサイズでゆるっとしたシルエットが可愛いボーダーカットソー。ボトムスにストレートパンツを合わせれば、アウトドアシーンにマッチするカジュアルコーデに仕上がります。
トレンド感満載のミニバッグを合わせ、シンプルでありながらこだわり抜いたおしゃれを楽しみましょう。
淡いカラーのニットワンピースには、デニムパンツをレイヤードしてカジュアルダウン。Vネックになっており、首元をスッキリ見せられます。ウエストを引き締めたデザインが、ゆるさの中に適度な色気をプラスしてくれるでしょう。
1枚でおしゃれに決まるブラックシャツは、40代の方にぜひ取り入れてもらいたいアイテムです。デニムを合わせることで、背伸びしすぎない綺麗めカジュアルな印象に。上半身にボリュームの出るバルーン袖が、全体のバランスを整えてくれますよ。
夏の終わりになると、そろそろファッションに秋を取り入れたくなりますよね。とはいえ最低気温が24度だと、ニットはまだまだ暑すぎる場合があります。
コーデに迷う季節の変わり目は、色に注目して季節感を出すのがおすすめです。こっくりした秋らしいカラーのブラウスなら、涼しさと季節感の良いところを両方叶えられますね。