人間の心理は、言葉で表現しなくても、表情や仕草に自然と表れます。
表情については、相手の喜怒哀楽が特に分かりやすいですよね。
また、仕草についても、相手が腕組みをしていれば「考え事をしている」「威張っている」などの心理状態を予想できるものです。
その他にも、体の中の一部分を触っている仕草は、一見ちょっとした癖のように見えますが、実はその人の気持ちを表している場合もあります。。したがって、相手の仕草に隠れた心理を理解できると相手が何を考えているのか予想できる可能性があります。
そこで今回は、自分の耳たぶを触る心理と他人の耳たぶを触ってしまう心理を合計で8つご紹介します。
■不安な気持ちを安心させたい
人が自分の体を触る理由の定番となっているのが「不安を感じている自分を安心させたい」という心理です。
他人から頭をなでられたり、手を触られると安心することがありますよね。大人になると、なかなか不安な気持ちを言葉にしたり、他人にSOSを出せないことも多いものです。
したがって、自分の耳たぶを触って心を落ち着かせようとしているケースがあります。また、耳たぶに刺激を与えることで不安な気持ちを紛らわせようとしていることもあります。
■ストレスを感じている
不安な気持ちを安心させたい心理と同様に、、人は、ストレスを感じている時にも、耳たぶを強く触ることで、ストレス解消しているケースもあります。
また、会話の内容が頭に入ってこなかったり、理解できずストレスの元になっている場合は、耳たぶや耳を塞ぐように触って、「もうそれ以上聞きたくない」という気持ちを無意識に表していることもあります。
耳は、照れたり緊張したりした時に赤くなることもありますよね。
耳や耳たぶを触るのは、照れて赤くなっているかもしれない耳を隠したいという照れ隠しや、照れて耳が赤くなっていないかを確かめたいという気持ちが影響していることもあります。
その他にも、初対面の人と話している場合や、商談中など、緊張する場面で気持ちを落ち着かせるために耳たぶに触れることもありますね。
人は退屈している時、つい目の前のものをいじってしまったり、落書きすることがありますよね。そのような退屈を紛らわせるために、耳たぶを触ることがあります。耳たぶに付けているイヤリングやピアスを触る癖も似たような心情を表しているケースがあります。
中には、自分が興味を持てず退屈な会話の最中に、別の事を考えている時に、耳たぶを触るケースもあります。退屈な場合は、表情にも「退屈だ」という心理状態が表れていることが多いですね。
人に甘えたいという心理が影響して耳たぶを触るケースもあります。
特に、赤ちゃんや子供が自分の耳を触る癖がある場合は、周囲の人に甘え足りない場合が多く、寂しいと感じている気持ちを無意識の内に表していることが多いですね。
もちろん、大人の場合でも、甘えたい場合に耳たぶや耳を触ることがあります。退屈している場合とは表情が異なります。相手を愛おしそうに見ていたり、笑顔でいる場合は、甘えたいという気持ちが影響して耳たぶを触っている可能性が高いですね。
耳たぶを触る心理としては、不安やストレス・緊張など、ネガティブな気持ちであることが多いです。しかし、ポジティブな心理状態の時も耳たぶを触るケースがあります。
例えば、相手の会話がよく聞き取れなかった場合に、耳に手を当てることがありますが、会話の内容が楽しい場合も「もっと話を聞きたい」という気持ちから耳たぶを触ることがあります。
また、楽しい会話の最中に、もっと楽しい話題がないかを考えている場合にも、耳や耳たぶを触ることがありますよ。
プニプニとしていて柔らかい耳たぶは、触り心地がいいですよね。
耳たぶを触るのが癖になっている方の中には、深層心理を表しているだけでなく、触ると気持ちがいいという理由で、耳たぶを触っているケースもあります。
また、耳には、さまざまなツボがありますので、ツボ押しをすると気持ちがいいものです。したがって、気持ちがいいという理由で、耳たぶはもちろん、コリコリとしている耳の軟骨や耳の後ろを触るなどして、耳ツボマッサージをするのが癖になっている方もいますね。
自分ではなく、他人の耳たぶを触る場合にも、深層心理を表していることがあります。
例えば、女性のサラサラの髪の毛や、柔らかい二の腕を触るのが好きな男性がいるように、プニプニの耳たぶを触るのが好きな人もいます。特に、耳は顔に近いパーツで、心を許していない人には触らせないようなパーソナルな場所ですので、愛情表現の一つとも考えられます。
また、相手が耳たぶを触らせてくれるかどうかで、自分に対して信頼しているかどうかや愛情があるかどうかを確かめたいという意味もあります。
子どもが親の耳を触る場合はどうでしょうか。それは、スキンシップや愛情表現だけでなく、眠気を感じた時に人の耳を触る行為を行うことがあります。
人が耳たぶを触る時は、「不安やストレス」を感じていたり、「照れや緊張」している、ネガティブな心理状態であることが多いです。
人は不安を感じると、生理的に心地よいものに触れようとします。
・柔らかいクッション
・猫の肉球
・二の腕
・赤ちゃんの頬っぺた
・そして、耳たぶ
こういった柔らかいものを触ることでリラックスしたり、癒しを得る事ができるからです。
孤独や不安を感じた時、甘えたいけれど誰にも甘えられない時の代償行為として耳を触ると言われています。
しかし、耳たぶを触るしぐさはネガティブな心理状態ばかりではありません。「楽しい」「心地よい」といったポジティブな感情や、子どもが愛情表現、眠気を感じる時にも耳たぶを触る事があります。
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