忙しい時でも手軽に栄養補給ができる「カロリーメイト(Calorie Mate)」は、常温の中でも日持ちするため、バッグや仕事場、おうちなどに常にストックしている方が多いのではないでしょうか。
そもそもカロリーメイトとは、大塚製薬の商品でタンパク質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラルなどの体に必要な栄養素が含まれているバランス栄養食。
カロリーメイトの種類は
・ブロックタイプ(チーズ味、フルーツ味、チョコレート味、メープル味、バニラ味)
・ゼリータイプ(アップル味、ライム&グレープフルーツ味)
・リキッドタイプ(カフェオレ味、フルーツミックス味、ヨーグルト味)
・ロングライフ(チョコレート味)
などがあります。
ブロックタイプは、1本当たりのカロリーが約100kcalで、タンパク質は8.5g前後、糖質は41g前後、脂質は22g前後です。2本入りと4本入りが販売されています。
ゼリータイプのカロリーは、約100kcalと1袋(215g)が約200kcalで、コンビニ限定のものは1袋(180g)です。タンパク質は8.2g、糖質は31.2g、脂質は4.4gです。
リキッドタイプは、1缶当たりのカロリーが約200kcalで、タンパク質は10g、糖質は28.6g前後、脂質は4.4gです。
ロングライフは、3年の長期保存ができる非常食として一般販売はされていません。2本当たりのカロリーは、約200kcalで、タンパク質は4.3g、糖質は19.8g、脂質は11.2gです。
カロリーメイトは、糖質は低くはありませんが、ダイエットする際にはカロリー計算が簡単なため、ダイエット中に上手に取り入れている方も少なくありません。スナックタイプだけでなく、飲むタイプも販売されているため、様々なシーンに取り入れやすいです。
今回は、カロリーメイトを使ったダイエットの「メリット/デメリット」「方法」「注意点」などをご紹介します。
■カロリー計算がしやすく簡単に栄養補給ができる
カロリーメイトダイエットのメリットは、何といってもカロリー計算がしやすく、カロリーをコントロールしながら栄養補給ができるところです。
体の調子を整え、美容や健康維持には欠かせないビタミンやミネラルは、現代人が不足しがちな栄養素。ダイエット中でも必要最低限の栄養分をカロリーメイトで摂取できるのは嬉しいですね。
■取り入れやすい
カロリーメイトは、スーパー・コンビニ・ドラッグストアなどの身近な場所でリーズナブルな値段で購入できる点が魅力です。
常温で保存ができ、調理する必要がなく、そのまま食べたり飲んだりできるため、忙しい方や料理が苦手な方でも取り入れやすくおすすめ。
■食事制限中のストレスを軽減
その他にも、クッキー・ゼリー・ジュースなどのような感覚で簡単に口に運べるカロリーメイトであれば、お菓子が好きな方も食事制限中のストレスが溜まりにくく効果的と言われています。
■喉が渇きやすくなる
カロリーメイトは乾燥食品のため、食べると口の中の水分を持っていかれますよね。そのため、ついつい食後には水分を摂りたくなってしまうもの。味も薄いため、高カロリーな甘いジュースや炭酸飲料を飲みたくなる方も多いのではないでしょうか。
ここでジュースを摂取してしまうと、せっかくのカロリーメイトダイエットも台無しになり、痩せるどころか太る一方。
ダイエット食品としておすすめですが、我慢をしなくてはならない点はデメリットです。
■味の濃いものを食べたくなる
比較的味の薄いカロリーメイトは、しばらく食べていると味の濃いものが食べたくなりますよね。
我慢をしたい気持ちもあると思いますが、ある程度ストイックな生活を続けてしまうといつか耐えられなくなり、ダイエットに失敗してしまいます。
カロリーメイトダイエットのみを食べ続けることは難しいかもしれないですね。
■温かいものを食べたくなる
カロリーメイトのような味の薄いスナック菓子を摂り続けていると、味の濃い温かい食べ物を食べたくなります。
味気のない食事を摂り続けると、自然と温かい料理を欲してしまいますよね。
健康第一でダイエットを考えている方には、カロリーメイトダイエットは向かないと言えます。
■カロリーメイトを食事と置き換え
カロリーメイトダイエットのやり方はシンプルで、食事をカロリーメイトで置き換えるのがおすすめ。カロリーメイト本来の摂取方法ですね。
置き換えるタイミングは、食後に活動してエネルギーを消費できる朝食や昼食がおすすめとされています。
■炭酸水やサラダ、スープと一緒にゆっくり食べる
カロリーメイトは、手早く栄養を補給できる食品のため、食べ方にはコツがあります。
例えば、ゼリーやドリンクタイプのカロリーメイトでは、男性だけではなく女性も同じく満腹感が得にくいもの。そのため、咀嚼をすることで満腹感を得やすいブロックタイプがおすすめです。
また、お腹が膨らみやすい炭酸水などの飲み物を飲んだり、低カロリーで低糖質なサラダやスープと一緒に食べることで、空腹感に悩まされにくくなります。無糖のヨーグルトや豆乳もおすすめ。
■カロリーメイトを食べる量はどのくらい?
食事をブロックタイプのカロリーメイトと置き換える場合、1食当たり4本(約400kcal)が目安です。
1箱につき、4本入っているため持ち運びにも便利。
「おやつを我慢する代わりにカロリーメイトを食べれば良い」と勘違いしている方はいませんか?
カロリーメイトダイエットで注意したいのは、カロリーメイトをおやつとして間食すると、カロリーや糖質を摂りすぎてしまう点です。
また、カロリーメイトの油脂には、必要以上に摂取すると生活習慣病の原因になることがありますので、毎日カロリーメイトだけを食べて生きるという無理なダイエットは避けた方がいいですね。
そして、3食カロリーメイトを約400kcal食べれば、1日の摂取カロリーは約1200kcalになり、その場では体重の低下が実感できる方もいます。しかし、これは、コンパクトなカロリーメイトを食べたため、胃腸に入る食べ物の量が減り、お腹がスッキリした可能性もあります。水分補給によって、デトックスできたことが影響しているケースもあります。
約1200kcalは、成人女性の基礎代謝量ですので、脂肪燃焼できる量はわずかで、食事内容を元に戻したら体重が元に戻ることもあります。
間違ったダイエット方法を続けては意味がないので、野菜やプロテインなどを摂り入れて無理のない食事制限を心がけましょう。
ダイエット効果を実感するためには、カロリー制限だけでなく、運動を取り入れて脂肪燃焼をサポートしたり、筋肉量をアップして基礎代謝量を上げたりすることがおすすめですよ。
実は、カロリーメイトって妊婦さんにもおすすめの栄養食品であることをご存知ですか?
妊娠中のママは、赤ちゃんの分まで栄養を摂る必要がありますね。自分だけの体じゃないからこそ、妊娠期には必要なカロリーや食事の回数も増加していきます。毎回の食事の中で、栄養バランスを意識することは大変です。そこで、バランス良く栄養が摂れて腹持ちの良いカロリーメイトを活用していきましょう。
【五大栄養素】
カロリーメイトは、タンパク質・ミネラル・脂質・糖質・ビタミンの五大栄養素をバランスよく摂ることができます。
【多くのビタミンやミネラルを含む】
カロリーメイトには、葉酸やカルシウムだけでなく、多くの種類のビタミン成分やミネラル成分が含まれています。
ブロックタイプ:ビタミン11種類/ミネラル5種類
ゼリータイプ:ビタミン10種類/ミネラル4種類
リキッドタイプ;ビタミン11種類/ミネラル5種類
【1日に必要なビタミンのおよそ半分を摂取できる】
カロリーメイトで1日に必要な量の半分のビタミンを取り入れることができます。
忙しい方やこまめにビタミンを取り入れたい方におすすめですね。
【各製品の必要数】
ブロックタイプ:4本
ゼリータイプ:1袋
リキッドタイプ:1缶
つわり中の簡単な栄養補給
つわりがひどく、あまり食欲がない時でも、ゼリータイプやリキッドタイプがあるため口に運びやすくおすすめです。
忙しい朝の朝食に
忙しい朝は朝食を抜きたくなることもあると思いますが、妊娠期の朝食抜きはNG行為です。しっかりとした食事は摂れなくても、朝食代わりに簡単に食べられるカロリーメイトでしっかりと栄養補給をしましょう。
チョコレート味、フルーツ味、メープル味、チーズ味、プレーン味またはバニラ味のバラエティボックスは、いろいろなカロリーメイトを楽しみたい人におすすめです。カロリーメイトになれていない人は、まずはいろいろな種類を試してみてはいかがでしょうか。
カロリーメイトのチョコレート味だけを購入したい人は、4本入10個セットを。1本100kcalのカロリーメイトが4本入っているので、2本では物足りない人におすすめです。
フルーツ味、チョコレート味、チーズ味、メープル味の4種類が入っている一箱4本入のカロリーメイトもおすすめです。毎日気分を変えたいという人は、いろいろな味が入っているものを試してみてはいかがでしょうか。
ご飯をゆっくり食べる時間がない人は、ゼリーのカロリーメイトがおすすめ。2本入りのカロリーメイトを食べるのと同じ200kcalカロリー。朝ごはんや昼ごはんにおすすめです。
食べきれるか自信がない人はロングライフのカロリーメイトをおすすめします。3年保存できるので、災害用の備蓄にもなりますよ。