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2022.06.17

高温反復浴で痩せる人が続出?気になる効果や正しい方法、注意点を紹介

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高温反復浴とは?

お風呂に入る女性

お風呂は普通に入浴するだけでも女性にとって嬉しい効果をたくさん実感することができますが、最近美容家の間で注目されているのが「高温反復浴」です。

高温反復浴とは、やや熱めの湯船に休憩を挟みながら入ったり出たりを繰り返す入浴法のことを言います。
ダイエットや美容のために多くの女性が取り入れる「半身浴」よりも効果が高いと言われていることから、多くの女性が高温反復浴を取り入れているんです。

しかし、効果が高いからこそ少し負担のかかる入浴法でもあるので、正しい方法や注意点をしっかり頭に入れておく必要があります。

高温反復浴の消費カロリーはどのくらい?

湯船とバスグッズ

そもそも、なぜ高温反復浴が人気なのかと言うと、消費カロリーの高さが挙げられます。

高温反復浴を約10分間行うと、約80kcalの消費カロリーになるそうで、これは10分間のジョギングや20分間のウォーキングと同じくらいの消費カロリーになると言われています。

運動が苦手な女性が10分間のジョギングや20分間のウォーキングを続けようとすると大変ですが、普段の入浴法を少し変えるだけで同じくらいの消費カロリーになるのは嬉しいですよ。

高温反復浴でどのような効果を期待できるのか、もっと具体的に見ていきましょう。

高温反復浴による効果は?

高温反復浴による効果【1】ダイエット効果

脚をあげる女性

高温反復浴で最も期待されている効果がダイエット効果です。
先ほどの消費カロリーでお話ししたように、1回の高温反復浴で10分間のジョギングや20分間のウォーキングをしたことになるので、脂肪燃焼効果の高まりを期待できます。

体も芯から温まることで代謝がよくなるので、脂肪を燃焼しやすい体へとアプローチしてくれますよ。

さらに、入浴中にマッサージをすることで、より脂肪燃焼を促すことができると言われています。

高温反復浴による効果【2】血行促進効果

鏡の前の女性

体が芯から温まることは、血液やリンパの流れがよくなることに繋がります。

手足や内臓の冷えで悩まされている女性の体もじっくり温める手助けをしてくれるので、血行促進効果による冷えや生理痛などの緩和にも役立ちます。

お風呂上がりもポカポカした状態が続くので、寒い季節は特に取り入れたくなりますね。

高温反復浴による効果【3】デトックス効果

スタイルがいい女性

高温反復浴をすることで、血行が促進されるだけでなく発汗作用も高まります。
血行促進と発汗作用によって体内に溜まった老廃物や毒素を排出しやすくなり、ムダなものをなくして体内からすっきりさせることが期待できるんです。

デトックス効果があるということは、ダイエットにいいだけでなく、美肌にも効果的であることが分かります。

ニキビや肌荒れの原因になる毒素が排出されることで、肌トラブルの改善や予防も期待できます。

高温反復浴による効果【4】疲労回復効果

身体を伸ばす女性

お風呂に浸かると水圧がかかります。
この水圧が体にかかることで、マッサージをされているときと同じような状態になり、疲労成分である乳酸の排出を促し、疲労回復へ繋げることができるそう。

また、血流が良くなり、体内に溜まっている疲労物質も流れやすくすることが期待できます。

さらに、水中では体が受ける体重は普段の1/10と言われているので、お風呂の浮力によってリラックス効果が高まり、体の緊張をほぐすことができるそうです。

高温反復浴の正しいやり方

湯船に浸かる女性

それでは、気になる高温反復浴のやり方を見ていきましょう。
必要な道具は何もないのですぐにでも始めることができます。

■高温反復浴の正しいやり方
①40度~43度ほどに設定した温度でお湯をはります。
②湯船にゆっくりと肩まで浸かったら、まずは約5分間リラックスします。
③約5分経ったら、湯船から出て5分休憩します。
④休憩したら再度湯船に浸かるのですが、今度は約3分間入りましょう。
⑤再び約5分休憩し、最後に約3分間浸かれば高温反復浴は終わりです。

1回1回の入浴時間は短いですが、発汗作用に優れているのでしっかり汗をかいていることが実感できますよ。
休憩中の5分間ほどでシャンプーやコンディショナーをして過ごせば、ムダな時間も無くなります。

入浴中は軽くマッサージをすることもおすすめです。

高温反復浴と半身浴の違いは?

高温反復浴と半身浴の違い【1】やり方

半身浴をする女性

高温反復浴と共にダイエットやデトックスに良いと注目されているのが半身浴。2つの違いがいまいちわからない人も多いかもしれません。まずは、高温反復浴と半身浴のやり方の違いをチェックしてみましょう。

■高温反復浴のやり方
40度~43度程度の熱めのお湯に肩までしっかりと浸かります。1回の入浴で入ったり、出たりを繰り返すのが特徴です。

■半身浴のやり方
35度~38度程度のぬるめのお湯にみぞおちまで浸かります。途中で湯船から出ず、15~30分程度ゆっくりと入浴しましょう。

高温反復浴と半身浴の違い【2】効果

バスタブに座る女性

高温反復浴と半身浴は、どちらも自律神経に刺激を与えて血行やリンパの循環を促し、代謝をアップしたり、むくみや冷えを解消したりする効果を期待できます。しかし、刺激を与える自律神経には違いがあります。

■高温反復浴の効果
高温反復浴は、自律神経のうち交感神経を刺激します。交感神経は、活動時に活発化する神経で心拍数を増加させたり、血圧を上昇させたりする働きがあります。

■半身浴の効果
半身浴は、自律神経のうち副交感神経を刺激します。副交感神経は、安静時に働く神経で心拍数を抑制したり、血圧を低下させたりします。

高温反復浴が体を活動的にする一方、半身浴は体をリラックスさせると考えれば良いでしょう。

高温反復浴と半身浴の違い【3】消費カロリー

体重計に乗る女性

高温反復浴と半身浴は、どちらも血行やリンパの循環を促し、体温を上げて代謝を高めると言われています。そのため、両方ともダイエットに効果を期待できます。しかし、消費カロリーには差があります。

■高温反復浴の消費カロリー
約10分間の入浴で約80kcalを消費します。

■半身浴の消費カロリー
約10分間の入浴で約10~25kcalを消費します。

高温反復浴の消費カロリーは、半身浴の2倍以上とされています。そのため、高温反復浴の方がダイエットに効果が出やすいです。

高温反復浴と半身浴の違い【4】体への負担

考え事をする女性

高温反復浴と半身浴は、体にかける負担も違います。安全に入浴するためにも、体への影響を知っておきましょう。

■高温反復浴が体にかける負担
心臓まで浸かり、湯船に入ったり出たりを繰り返す高温反復浴は、体への負担が大きいです。人によっては、気分が悪くなったり、疲れたりすることもあるでしょう。また、お湯に浸かっている時と湯船から出た時の温度差に体が対応できず、体調を崩す人もいます。

■半身浴が体にかける負担
半身浴では、心臓はお湯に浸かりません。そのため、体への負担が少ないです。心身がリラックスするので、疲れを感じることも少ないでしょう。高温反復浴に不安がある人は、半身浴にチャレンジしてみることをおすすめします。

高温反復浴の効果を高める方法は?

高温反復浴の効果を高める方法【1】マッサージをする

足のマッサージ

高温反復浴は、入浴の仕方によって効果が変わります。効果的に高温反復浴をしたい人は、マッサージをしてみましょう。マッサージで血行やリンパの流れを促すと、代謝が高まったり、老廃物が排出されたりして、ダイエットやむくみ解消の効果が高まります。

■マッサージのポイント
マッサージは、体の末端部から中心部に向かって行います。強い力をかけると逆効果なので、優しく行いましょう。

高温反復浴の効果を高める方法【2】首筋や胸元に冷水をかける

シャワーを浴びる女性

首元や胸元には、脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞が集中しています。そのため、高温反復浴で湯船から出た時に冷水をかけると、ダイエット効果が出やすくなると考えられています。

また、冷水を身体にかけると、血管が収縮します。その後、熱いお湯に浸かって一気に血管が開けば、血流が良くなって代謝が上がったり、疲労物質の排出が促されたりするでしょう。

なお、首筋や胸元に冷水をかけると、体が負担を感じることがあります。体調が不安な人は、冷水をかけるのは控えた方が良いでしょう。

高温反復浴の効果を高める方法【3】食前に入浴する

サラダを食べる女性

ダイエットのために高温反復浴をするなら、食前に入浴するのがおすすめです。高温反復浴をすると、血行が促進されて血液が全身に分散します。血液が消化器官に集中しなくなれば、胃腸の働きが低下して食欲が減退すると考えられています。

また、空腹時は体に付いた脂肪が燃焼されやすいです。高温反復浴で代謝を高めれば、効率的に痩せられるでしょう。

ただし、空腹時に高温反復浴をすると気分が悪くなることもあるため、食前の入浴は無理のない範囲で行ってください。

高温反復浴の効果を高める方法【4】発汗作用のある入浴剤を使う

入浴剤

高温反復浴に体を温めて汗を出す効果を期待できる成分が配合された入浴剤を使うと、さらに代謝が上がりダイエットやデトックスの効果が高まります。

■発汗作用のある入浴剤の成分
唐辛子、ゲルマニウム、生姜など

良い香りの入浴剤を使うと、心身のリラックスにも繋がるでしょう。体が熱くなりすぎると、体調を崩すことがあるため、発汗作用のある入浴剤を使う時は体調に合わせて入浴時間やお湯の温度を調整してください。

きき湯 ファインヒート スマートモデル

 

高温反復浴は危険という噂も?覚えておきたい注意点

湯船に手を入れる女性

高温反復浴は効果が高い分、危険という噂もあるようです。
正しく、無理のない範囲で行えるように注意点もしっかり見ておきたいですね。

■高温反復浴を行うときの注意点
・湯船に浸かるとき、湯船から出るときはゆっくり行う
・入浴前、入浴中、入浴後にしっかり水分補給をする
・体調が悪くなる可能性もあるので、高温反復浴は3回までにする
・激しい空腹時、もしくは食後は控える
・心臓や血圧の持病がある方、妊婦さん、貧血気味の方は控える
・自分の体調を見ながら無理はしない

無理をしないことを大前提に、水分補給をすることや回数を守って高温反復浴の効果を得られるようにしましょう。

高温反復浴がきついのはなぜ?

 

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chiharu - Jane Publishers(@chiionholiday)がシェアした投稿 - 2020年11月月1日午前8時29分PST

高温反復浴は、カロリーの消費量が多くダイエットに効果を期待できる一方で、「きつい」「疲れる」という声も少なくありません。高温反復浴がきつい理由をチェックしてみましょう。

■血圧が上昇する
高温反復浴では、熱いお湯に入って身体に刺激を与えます。これによって自律神経のうち、交感神経の働きが活発になると、血圧が上昇します。血圧が上がれば、「きつい」「だるい」などと感じることがあるでしょう。

また、熱いお湯に浸かって血圧が上がった後、お風呂から出ると急激に血圧が下がります。血圧が大きく変動すると、心臓に負担がかかりヒートショックを起こすリスクもあると考えられています。

■水分が不足する
高温反復浴では、大量の汗をかきます。そのため、入浴前後に水分補給をしても脱水症状になることがあります。水分が不足すると「きつい」「しんどい」などと感じます。

■のぼせる
高温反復浴で体が温まると、血管が拡張して血流が増加します。血流が増えれば、体がのぼせた状態になり、ほてったりクラクラしたりします。

高温反復浴がきつい人におすすめのやり方

高温反復浴がきつい人におすすめのやり方【1】反復回数を3回までにする

 

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サンワカンパニー(@sanwacompany)がシェアした投稿 - 2020年10月月22日午後5時33分PDT

「せっかくやるなら何度も反復したい」と思う人もいるかもしれませんが、高温反復浴で無理は禁物。何度も行うと「きつい」と感じるだけでなく、体調が悪化したり肌荒れに繋がったりするため、注意が必要です。

■反復回数は3回まで
高温反復浴がきつい人は、反復回数を1度の入浴につき3回までにとどめましょう。3回未満でもきついと感じたら、無理せずに中止することが大切です。

■1日に2回以上高温反復浴を行わない
高温反復浴できついと感じる人や疲れやすい人は、入浴の回数を1日に1回までにしましょう。朝と夜の2回高温反復浴をすると、体調が悪化したり、疲労が蓄積されたりする可能性があります。

高温反復浴がきつい人におすすめのやり方【2】水分補給をしながら入浴する

水分補給をする女性

高温反復浴では、通常の入浴と比べてかなり多く汗をかきます。そのため、入浴前と入浴後の水分補給だけでは水分が足りず、脱水になることがあります。高温反復浴を行う時は、入浴前後はもちろん、入浴中にも水分を補給しましょう。

■ミネラル入りの麦茶がおすすめ
高温反復浴を行う際の水分補給には、ミネラル入りの麦茶を飲むのがおすすめです。ミネラル入りの麦茶を飲めば、水分だけでなくミネラルも補給できるため、脱水対策に繋がります。

また、麦茶はノンカフェインでカロリーもゼロなので、毎日安心して飲めるところもおすすめのポイントです。

■アルコールは飲まない
水分補給は大切ですが、アルコールで水分を摂取するのは避けましょう。入浴前後や入浴中に飲酒すると、血液がドロドロになってダイエットや健康管理に悪影響を与えます。

また、高温反復浴では、体が温まって血行が良くなります。血行が良い時にお酒を飲むと、アルコールが体に回りやすくなるため、いつも以上に酔ってしまうことも多いです。酔った状態での入浴は危険なので、高温反復浴を行う時は必ず飲酒を控えましょう。

高温反復浴がきつい人におすすめのやり方【3】急に立ち上がらない

 

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松山ミカエラ(@mikamoraest)がシェアした投稿 - 2020年11月月9日午前12時08分PST

高温反復浴では、熱いお湯に浸かった後、湯船から出て体を冷やします。普段、熱いお風呂に入り慣れていない人は、「早く出たい」と勢いよく立ち上がって湯船から出てしまいやすいです。

しかし、急に立ち上がると、それまで体にかかっていた水圧がなくなり、大量の血液が一気に下半身へ流れます。血液が下半身へ集中すると、上半身が貧血状態になり、きついと感じたり、立ちくらみが引き起こされたりします。

高温反復浴中には、なるべくゆっくりと立ち上がり、体への負担を軽減しましょう。

高温反復浴で痩せない人がいるのはなぜ?

痩せない女性

高温反復浴には、「1ヶ月で2kg痩せた」「2カ月で7kgの減量に成功した」などの口コミがある一方、「痩せなかった」という声も寄せられています。高温反復浴で痩せないのはどうしてなのでしょうか。理由を確認してみましょう。

■半身浴をしている
高温反復浴では、全身浴をするのがポイント。半身浴では、上半身が温まらず十分なダイエット効果を得られないことがあります。また、半身浴では体にかかる水圧が低いため、むくみ対策の効果も表れにくいと考えられています。

高温反復浴で効果を実感したい人は、全身浴を心がけましょう。

■お湯が冷めている
ぬるめのお湯で高温反復浴をすると、体が冷えて代謝が下がり、ダイエットに逆効果です。高温反復浴をする時には、お湯の温度を40度~43度程度にキープしましょう。

■食べ過ぎている
高温反復浴は効果の出やすいダイエット方法ですが、過信は禁物です。「高温反復浴をしているから大丈夫」と油断して食べ過ぎると、摂取カロリーが消費カロリーを超えて太ってしまいます。

高温反復浴をしている人もしっかりとカロリーを管理し、暴飲暴食を避けましょう。

高温反復浴で痩せない人におすすめのやり方

お風呂でマッサージをする女性

高温反復浴でなかなか痩せられない人は、入浴中にマッサージを行いましょう。マッサージで血行を促進すると、代謝が上がってダイエット効果が表れやすくなります。

マッサージをする時は、体の末端部分から中心に向かってほぐしていくのがポイント。血行だけでなくリンパの循環もスムーズになるため、むくみが解消されて見た目がほっそりとします。

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