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2020.08.08

フライパンのこびりつきを解決!素材に合った焦げ付きの落とし方

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フライパンのこびりつき(焦げ付き)の悩み

鉄のフライパン

毎日のお料理には欠かせないフライパン。お気に入りのフライパンを購入しても、こびりつきのおかげで使えなくなってしまった経験ありませんか?

洗剤を多めに使ったり、力任せにこすって落とそうとすれば、こびりつきは余計にひどくなる一方。場合によってはフライパンに傷がついて、取り返しがつかなくなってしまうことも。

最近は、焦げ付きを落としやすい加工や、焦げ付きにくいテフロン加工のフライパンもあります。

しかし、毎日使用していれば加工が剥がれ、焦げ付きを防ぐ効果も弱まり、最終的にはどんな調理でも焦げ付くように。

それでも使用はできますが、調理後のお手入れが面倒になるというデメリットがあります。

フライパンのこびりつきは、そのままにして置くと落とすのが難しくなる一方。その都度きれいにすることで、お気に入りのフライパンを長持ちさせることが可能に。

材質によっても焦げ付きの落とし方は違いますが、それぞれに合った方法で解消することで、頑固な焦げ付きもスッキリ落とすことができます。

フライパンのこびりつきの原因は?

フライパンで野菜を炒める女性

普通に料理をしているだけでもこびりつきは発生します。

買ったばかりなのに!と不思議に思うこともあるでしょうが、実はこびりつきには普段の使い方に原因があるようです。

火加減

早く料理を済ませたいからといって、常に強火で調理をする人も。

そもそも、フライパンは中火以下で使用するのが大前提。焦げ付くというだけではなく、強火にする必要がないというのも理由です。

料理の火加減の基本は中火。忙しい主婦の間で大人気の時短料理レシピでも、ほとんどの料理において火加減は中火やとろ火です。

中火とは、フライパンの底に火の先っぽが当たるほどの火加減。IHの場合は、10段階の4~5あたり(500w~1000w)です。

強火でも焦げ付く心配がないのは、鉄製のフライパンのみ。他のフライパンは、強火で使うと変形してしまうことも。

どうりで強火でササッと調理するのが特徴の中華料理は、鉄製のフライパンや鍋が使われています。

予熱はマスト

様々なレシピに「フライパンを温めてから油をひきます」と記載されていますが、調理前の予熱は、フライパンにとって重要な作業。

予熱されていないフライパンで調理をすると、焦げ付きやすいのは否定できません。

一般的に、フライパンで調理をする時の適温は180度前後。予熱の火加減は、中火以下が原則。

これはどのフライパンでも共通していて、すぐに温まる鉄のフライパンでも同じ。とにかく、予熱をしっかりと入れなければフライパンの温度が安定しないので、焦げ付きやすい状況に。

フライパンには様々な種類がありますが、それぞれ予熱に必要な時間が違います。大きさや調理の環境、状況によっても差がありますが、目安としては以下の通りです。

■フッ素樹脂加工・テフロン加工

予熱時間の目安は1分以内。フライパンに水滴を垂らした時に、球状になってコロコロと転がる程度が適温です。

■アルミ・セラミック

アルミやセラミックは熱伝導率が非常に高いので、予熱時間は1分程度で十分。水滴が球状にコロコロと転がる程度が適温です。

■ステンレス

ステンレスは、熱伝導率があまり高くないので、予熱時間は1~2分程度必要。水滴が球状にコロコロと転がる程度が適温です。

■鉄

鉄はすぐに温まるので、予熱時間は1分弱。湯気のような白い煙がじんわりと上がる程度が適温。火が当たっている部分だけ局所的に高温になるので、油を全体的になじませて温度を一定にするのがポイントです。

劣化

フライパンの使い方を間違えると、劣化を早めることに。素材によっても使い方に違いがありますが、基本的にはコーティングを傷つけないのが鉄則です。

■フライパンが劣化する原因

強火で調理をすることで、コーティングが剥がれやすくなります。

また、金属製のフライ返しを使ったり、洗う際にタワシを使うことでコーティングが傷つくので要注意。

調理後の熱いままフライパンを洗ったり、水に浸けたりするのもおすすめできません。

コーティングが劣化すれば、本来「こびりつきにくい」という性質を持っているフライパンのメリットも台無しに。

調理時以外でも、取り扱いには気をつけましょう。

油の量

意外なことに、フライパンに入れる油の量もこびりつきの原因。

そもそも油の役割は、フライパンに材料がくっついてしまわないようにすること。

太るのが心配!健康に良くないのでは?と思う方もいるでしょうが、油の量を少なくすれば、材料がフライパンにくっついて焦げ付きます。

心配な方は、ヘルシーなえごま油やココナッツ油を使うなどの工夫をしてみましょう。

フライパンのこびりつきを落とす時に使うもの

フライパンを洗う女性

焦げ付いてしまったフライパンを洗うといえば、食器用洗剤やクレンザーを使って、目の粗いスポンジや金属製のタワシでこすり洗いするのが一般的。

しかし、ひどい焦げ付きとなると、いくら強い力でこすり洗いをしても取り除くことは至難の業。洗剤を使ってこするだけでは、びくともしません。

フライパンのこびりつきを落とすには、化学的な力が必要。それぞれの素材に合ったものを使うことで、頑固な焦げ付きもきれいに落とせます。

■フライパンの素材別おすすめの洗浄剤

・テフロン製   沸騰させた水
・ステンレス製  重曹
・アルミ製    お酢
・鉄製      塩

フライパンのこびりつきの落とし方

 

こびりつきの落とし方には様々な方法があります。

洗浄剤を使う方法から裏ワザ的な方法まで。フライパンの素材や焦げ付き方など、様々な条件に合う方法を試してみてください。

空焚き

一番原始的な方法が「空焚き」。

フライパンを初めて使う時に空焚きすることは多いですが、実はお手入れにも効果的。

やり方も非常に簡単。使用後のフライパンを、何も入れずに強火にかけて熱するだけ。

フライパンを空焚きするとかなり煙が出ますが、これはフライパンの底や内側の焦げ付きが燃えているからです。煙が出なくなるまで火にかけ続ければ、自然に焦げ付きが剥がれます。

ただし、空焚きをする時は火事に気をつける必要あり。フライパンから目を離さないようにして、しっかり換気の体制を整えてから行いましょう。

■テフロン加工は空焚きしないこと

テフロン加工が施されたフライパンを空焚きすると、テフロンコーティングが傷ついて洗う時に剥がれてしまいます。

こびりつきを落とすために空焚きをして良いのは、比較的古いフライパンということを覚えておきましょう。

沸騰させた水

デリケートな素材のフライパンは、沸騰した水を使って焦げ付きを落とす方法もあり。

特に取り扱いが難しいテフロン加工の場合は、強くこすり洗いすることで加工が剥がれ、さらに焦げ付きやすく、場合によっては錆びてしまうことも。

そんな時に便利なのが、沸騰させたお水。テフロン加工は元々焦げ付きにくい素材なので、無理に落とそうとすると傷んでしまいます。テフロンの性質をうまく利用して解決しましょう。

■沸騰した水を使用した焦げ落とし法

1.テフロン加工のフライパンの焦げが浸るまで水を入れます。

2.そのまま中火にかけます。強火はフライパンを傷めてしまうので使用しません。

3.沸騰したらしばらくそのままにして、火を止めてからひと晩つけ置きします。

4.翌日柔らかいスポンジで撫でるように洗いましょう。

■テフロン加工以外のフライパンの場合

アルミやステンレスなど、コーティング加工されていないフライパンの場合は、沸騰させてからこすり洗いをすることで焦げ付きを除去。

水を張ったフライパンを火にかけて沸騰させるだけで、ほとんどの焦げ付きが浮き上がります。ひと晩おかなくても、ある程度冷めたら洗剤を含ませたスポンジでこすり洗いしましょう。

頑固な焦げの場合は、最初に洗剤をつけた亀の子タワシで洗ってから、お水を入れて沸騰させ、再び洗剤で洗うと落ちやすいです。

どうしても沸騰させた水だけで落とせない場合は、重曹やお酢を使います。ただし、重曹やお酢を使用する場合は、フライパンへのダメージに気をつけてください。

ペットボトルのキャップ

焦げ付きを落とすのに便利なのが、ペットボトルのキャップ。洗剤やスポンジとはかけ離れたイメージですが、意外に効果も高く、火を使わないので安全です。

ペットボトルのキャップには、滑り止め防止のギザギザがありますが、これがこびりつきを落とすのに便利。

削りすぎないほど良い研磨作用があるので、フライパンの底面にダメージを与える心配もなし。実は、レストランの厨房などでもよく使われている方法です。

やり方もいたって簡単。ペットボトルのキャップを、焦げ付きが目立つ部分にあてて強くこするだけ。

市販の研磨剤を使うよりも、フライパンに優しいうえにコスパ的にも優秀と言えるでしょう。

天日干し

フライパンの底部分も内側も真っ黒!これはもう買い替えるしかないと思うほど焦げ付きがひどい時に試してほしい方法です。

やり方は、焦げ付いたフライパンをそのまま日向で天日干しするだけ。焦げ付いた内側部分に日光が当たるようにするのがポイントです。

期間の目安としては1週間。雨が降ったら屋根のある場所に移動させて、止んだら再び日向に移動させます。特に日差しの強い春夏は効果的でしょう。

フライパンの天日干しは、ある程度期間が必要。当然その間は使えないので、予備のフライパンがあると役立ちます。

卵の殻

身近な研磨剤といえば、卵の殻も便利。料理に卵を使う時は、殻をとっておくとフライパンの焦げ付きを落とす時に役立ちます。

適当な大きさに割って、フライパンの焦げ付き部分をこするだけでOK。

卵の殻はもろいので、焦げ付きをこすっていると自然に崩れ、削りすぎを抑制。テフロン加工などの繊細な素材でも、ダメージを最小限に抑えることができます。

ただし、卵の殻でフライパンのこびりつきを落とすと、内側も底面も細かい卵の殻だらけに。流す手間がかかるというデメリットがあります。

鉄のフライパンの焦げ付きを落とすのに便利なのが「塩」。塩の成分である「塩化ナトリウム」には、焦げ付きに含まれている脂肪酸を分解する働きがあります。

焦げた部分に塩をつけてこするだけですが、粒子の粗い塩の場合は研磨剤の役割も果たすので、こすり過ぎには注意しましょう。

■塩を使用した焦げ落とし法

1.使用後の鉄のフライパンを乾燥させます。

2.焦げ付き部分にひとつかみの塩をふりかけます。

3.そのままフライパンを火にかけ、焦げている箇所を加熱します。

4.十分に熱くなったら、濡らしたキッチンペーパーや綿タオルで焦げをこすります。

5.焦げが落ちたら火を止めて、いつものようにフライパンを洗います。

フライパンが熱いままこするので、十分に注意が必要。菜箸を使ってキッチンペーパーや綿タオルでこするのもおすすめです。

焦げを落とした後すぐにフライパンを使わない場合は、しっかり水気をふき取ってから収納してください。

気にならない場合は、キッチンペーパーにオリーブオイルなどを浸してフライパンをコーティングしておくのも焦げ付き予防に効果的。

さらに、フライパンの1/3程度まで油を入れて、弱火で5分程度加熱して油慣らしをしておくのも良いでしょう。

お酢

最近は様々な汚れを落とすことでも話題の「お酢」パワーは、アルミ製のフライパンの焦げ付き落としに最適。

そもそも焦げ付きは、加熱によって糖質とたんぱく質が結びついて起こる反応です。お酢にはたんぱく質を分解する「酢酸」が含まれているので、焦げを分解して取り除く効果あり。

時間をかけてじっくり落とすことで、きれいに焦げ付きが剥がれます。

■お酢を使用した焦げ落とし法

1.台所用洗剤にお酢を少々混ぜます。

2.1.をフライパンに入れて、焦げ付いた部分を浸します。

3.フライパンを火にかけて、ある程度熱くなったら火を止めます。

4.そのまま冷めるまで放置してから、フライパンの中の洗剤を捨てます。

5.4.のフライパンを1日~2日間天日干しにします。

6.焦げた部分を軽く布でこすると、焦げがボロボロと剥がれていきます。

しつこくて落ちにくい焦げ付きの場合は、水とお酢を2:1の割合でフライパンに入れてからひと煮立ちさせると落としやすくなるでしょう。

重曹

今やお掃除グッズの定番である「重曹」は、主にステンレス製のフライパンのこびりつきに役立ちます。

重曹は、熱が加わることで「炭酸ソーダ」になり二酸化炭素が発生。泡の力でしつこい焦げ付きを浮かせて取り除きます。

特にステンレスのフライパンは傷がつきやすいので、力任せにこするとダメージが大きいですが、重曹なら安心!今まで苦労したのが嘘のようにスルっと焦げが落ちます。

■重曹を使用した焦げ落とし法

1.フライパンに水を入れます。

2.1.に重曹大さじ2くらいを入れて火にかけて、10分ほど沸騰させます。

3.火を止めて、木べらや箸で軽くつつくと焦げが剥がれます。

4.お湯を捨てて、スポンジで残った焦げを落としきります。もしきれいに落ちない場合は、大さじ1杯のクエン酸を入れてもう一度沸騰させてみましょう。

5.焦げ付きがなくなったら、食器用洗剤で洗い流します。

セスキ炭酸ソーダ

重曹やクエン酸と並ぶ人気の「セスキ炭酸ソーダ」は、焦げ付きに効果を発揮するアイテム。

炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムが配合されていて、家中のあらゆる掃除に役立ちます。

研磨剤が入っていないので、フッ素加工のフライパンにも使えるのが嬉しいポイントです。

■セスキ炭酸ソーダを使用した焦げ落とし法

1.フライパンにセスキ炭酸ソーダスプレーをふりかけて数分間放置します。

2.布やスポンジで、焦げ付き部分を優しくこすります。

3.水分をきれいに拭き取ります。乾き跡が目立つ場合は、お酢やクエン酸で拭くときれいに落ちます。

フライパンのこびりつきを落とす時の注意点

 

■フライパンの素材に合った方法で

・テフロンなどの加工フライパン

基本的には中性洗剤を使って焦げ付きを落とします。なかなか落ちない場合は、重曹を使うと効果的。ただし、金属タワシは傷の原因になるので使用しないようにしましょう。

・鉄製フライパン

水を沸騰させて焦げ付きを落とします。中性洗剤や金属タワシはあまりおすすめできません。

・アルミフライパン、銅フライパン

水を沸騰させて焦げ付きを落とします。洗剤は中性洗剤以外使用しないように。重曹、アルカリ性洗剤、酸性洗剤は使用できません。

・ステンレスフライパン

水を沸騰させて焦げ付きを落とします。金属タワシは使わないようにしましょう。

・チタンフライパン

水と重曹を入れて加熱して焦げ付きを落とします。金属タワシは使わないようにしましょう。

■重曹を使う時はタワシを使わないこと

フライパンの焦げ落としに役立つ重曹。クレンザー効果がありますが、粒が柔らかく研磨力が穏やかなので、デリケートなフライパンにも使用できます。

ただし、焦げ付きを落とす場合はついついタワシでこすってしまうもの。そのせいで表面を傷つけてしまうケースも多々あります。

重曹を使用する時は、食器洗いに使うスポンジで十分落ちるので、タワシでこすらないように気をつけましょう。

フライパンの選び方

 

フライパンの種類は実に豊富!

手軽に購入できるフライパンから「ティファール」など有名ブランドのフライパンまで。また、素材もアルミから鉄、銅まで選択肢が広いです。

それぞれの特徴を知って、自分に合ったフライパンを見つけましょう。

加工

フライパンのこびりつきに深く関係しているのが加工。加工の種類とそれぞれの特徴を知っておけば、求めるニーズや使用頻度にぴったりのフライパンが見つかります。

■フッ素樹脂(テフロン)加工

比較的リーズナブルな商品が多いフッ素樹脂加工。高温の調理には向いておらず、空焚きには注意が必要。弱火でゆっくり火を通す料理向きです。

傷がつきやすく、加工も剥がれやすいので寿命は短め。ずっと同じフライパンを使っていると飽きてしまい、買い替えのサイクルが早い方におすすめです。

■ダイヤモンドコート

フッ素樹脂加工の一種。フッ素樹脂に、非常に硬い粒子の「人工ダイヤモンド」を混ぜてコーティングされていて、フッ素樹脂加工より耐久性が高いです。

摩擦に強く、コーティングも剥がれにくいので、フッ素加工のメリットが長期間持続します。

■マーブルコート

こちらもフッ素樹脂加工の一種。フッ素樹脂に、非常に硬い粒子の「マーブル(大理石)」を混ぜてコーティングされています。

ダイヤモンドコートと同じく、耐久性が高いのが特徴です。

■セラミック

ここ何年かで注目されているのが、セラミックコーティングのフライパン。非常に硬く、摩擦にも強いため長持ちするのがメリットです。

耐熱温度は、なんと400度以上!強火の使用でも焦げ付きにくいのが嬉しい点。

フッ素樹脂加工とは違い、有害物質が発生する危険もないので安心です。

素材

フライパンの素材は、見た目はもちろん特徴にも違いあり。主な素材は5種類ですが、それぞれの特徴をチェックしておきましょう。

■テフロン(フッ素樹脂加工)

お手軽価格で、スーパーでも購入できるのがテフロンのフライパン。焦げ付きにくく、焦げ落としも簡単なので、お手入れが楽なのがメリットです。

ただし、耐熱温度が低いので、高温は苦手。表面温度が260度以上になると劣化が始まり、400度くらいになると熱分解を起こし、有毒ガスが発生する恐れもあり。

空焚きは危険なので、使用する際には注意が必要です。

■ステンレス

見た目がスタイリッシュなステンレス製のフライパンですが、焦げ付きやすいので温度調節には注意が必要。

予熱の段階で十分に熱してから、調理する前に一旦温度を下げることで焦げ付き防止効果があります。

お手入れはいたって簡単。こびりつきを落とすのも簡単で、錆びる心配もなくきれいなまま長く使えます。

焼く、炒める、蒸すなど、あらゆる調理法に使えるのもメリットのひとつ。

熱伝導率はあまり高くありませんが、熱伝導率の高いアルミが間に挟んである多層タイプを選べば問題ありません。

■アルミ

アルミのフライパンは、リーズナブルな価格と軽くて調理しやすいのがメリット。

熱伝導率に優れているので、プロが好んで使用する傾向あり。火加減が調整しやすいので、毎日料理をする人にとってはかなり役立ちます。

ただし、高温には弱く、油なじみも決して良いとは言えません。食材がくっつきやすく、使い方によっては焦げ付きやすいのがデメリットです。

■チタン

鉄やステンレスのフライパンに比べると、半分ほどの重さしかないチタンのフライパン。とはいえ、耐久性もあるので、実用的と言えます。

熱伝導率は低く、強火で仕上げる料理には不向き。しかし、保温性は高く食材にじっくり火が通るので、作った料理が冷めにくいのがメリットです。

■鉄

プロっぽい雰囲気が漂う鉄製のフライパン。使うほどに味が出るので、一生ものとして重宝します。

熱伝導率が高く、調理時間が短縮できるうえに火の入り方も絶妙!炒める、焼く、揚げるといった調理法については他のフライパンより圧倒的に優れています。

使うたびに油がなじみ、焦げ付きにくくなるのもメリット。傷にも強く、焦げ付きは洗剤なしで金属タワシを使うだけで落とすことができます。

ただし、女性にとっては少々重いのがデメリット。初めて使う時の下準備、使用後の空焚きなど、手間がかかる点も考慮して購入する必要があるでしょう。

サイズ

フライパンを購入する時は、サイズ選びも重要。

一番よく使うのは、26cmのフライパン。1人暮らし用の少量の料理から、ファミリー向けの料理まで対応できます。

一度に2つ購入する場合は、20cm以下のコンパクトサイズと、26cm以上の大きめサイズを購入して使い分けましょう。

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