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CULTURE RESEARCH! MOEKA'S GEEKS!! vol.3 produced by MOEKA NOZAKI CULTURE RESEARCH! MOEKA'S GEEKS!! vol.3 produced by MOEKA NOZAKI

あらゆるカルチャーネタを日々掘り続けるのが大好きな人気モデル・野崎萌香さん。連載第3回は、1/28公開の映画「キセキ ―あの日のソビト―」の監督に直撃取材。

「キセキ ―あの日のソビト―」の兼重淳監督へインタビュー。

すでに公開前から話題沸騰中の映画「キセキ ―あの日のソビト―」の兼重淳監督へインタビュー。野崎さんの斬新な視点から放たれる質問で、作品の魅力に迫ります。

野崎萌香と兼重淳監督

ワンピース¥42,000/Velnica(Velnica Room) その他/本人私物

information - キセキ -あの日のソビト- 1月28日(土)全国ロードショー
キセキ -あの日のソビト-

厳格な父の反対を押し切り、家を飛び出したミュージシャンの兄・ジン。父の想いを受け、歯医者を目指す弟・ヒデもまた、仲間と共に音楽に魅了されていく。弟たちの才能を知ったジンは、裏方として彼らをサポートすることを決意。恐ろしい父には内緒にしながら、顔出しなしで〝歯医者と歌手〟を両立することになる。

監督:兼重淳
脚本:斉藤ひろし
音楽:GReeeeN
主題歌:GReeeeN『ソビト』
(ユニバーサル ミュージック)
プロデューサー:小池賢太郎
音楽プロデューサー:JIN
配給:東映
出演:松坂桃李、菅田将暉、横浜流星、成田凌、杉野遥亮ほか
公式サイト:http://kiseki-movie.com/
(C)2017「キセキ ―あの日のソビト―」製作委員会

INTERVIEW MOEKA NOZAKI × ATSUSHI KANESHIGE
野崎萌香と兼重淳監督

野崎さん:覆面アーティストとして活躍中のGReeeeNさん、そんな彼らの名曲「キセキ」誕生までのストーリーを描いたこの作品を観させていただいて、こんなバッググラウンドを持ったグループだと初めて知りました!監督がこの作品にかかわることになった経緯を教えていただけますか?

兼重監督:映画監督・是枝裕和さんの作品に、助監督をさせて頂いていたころ、今作のプロデューサー・小池賢太郎さんとご一緒させていただく作品があり、「こんなストーリーの題材があるけど、やってみない?」とお声がけいただいたのがきっかけです。元々小池プロデューサーが、GReeeeNメンバーHIDEさんの実兄で、グループの音楽プロデューサーのJINさんとの出会いがあり、今回の映画制作にたどり着きました。

野崎さん:若者の背中を押してくれるような、とても爽快感のある青春映画ですよね!松坂桃李さん演じるGReeeeNプロデューサーのジンと、菅田将暉さん演じるヒデ、それぞれ兄と弟がお父さんとやりとりするシーンが印象的で。お父さんの一言に対して、不器用なジンさんと次男坊で自由奔放なヒデさん、2人のコントラストがすごくはっきり出ているなと感じました。

兼重監督:ありがとうございます!そこを感じて頂けてよかったです。野崎さんはいいお客さんです(笑)。菅田さんもおっしゃっていたのですが、子供は子供なりに、自分の今置かれている境遇の中で足掻いていたり、悩んでいたり、一生懸命生きている。そういう部分が出せたらすごくいいですよねって話し合って作りました。あと自画自賛ですが、この映画を通して、松坂さんの今までにないワイルドなイメージを撮れたことがすごく幸せでした!

野崎さん:確かに。松坂さんの新しい一面を誰もが感じると思います!先ほど是枝監督の助監督をされていたとお伺いしましたが、是枝監督から影響を受けた部分で、今作に生かされた部分はありますか?

兼重監督:ありますね!今回、GReeeeN役の4人は昔からの友達みたいで、いつもワイワイしている姿はいつまででも見ていられるくらい本当に仲がよくて。そういうときは、“エチュード”といって、“4人のシーンで魅せたいテーマはコレ、あとはずっとカメラ回しているから自由にやってください!”という撮り方をマネました。

野崎萌香と兼重淳監督

野崎さん:その撮り方の場合、大体どれくらいカメラを回し続けるのですか?

兼重監督:う~ん、結構回しましたね!今回はそれがすごく成功したと思います。ときにはグダグダになるときもありますが、それはそれで面白い。

野崎さん:なるほど~!それから中でも印象的だった演出が、GReeeeN役の4人が歌うシーン。4人が歌う姿がスクリーン上で分割されて映し出される部分は、すごく斬新でおもしろいなと思いました。

兼重監督:GReeeeNさんって本当の姿は誰も知らないじゃないですか。だからGReeeeNの曲を聴いたことがある人でも、誰がどのパートでどこを歌っているのか知らないからこそ、一遍に全メンバーが歌っている姿を見せたかったんです。それであのシーンが生まれました。

野崎さん:ドキュメンタリータッチの部分がありつつ、あの歌うシーンもあったので、それぞれの歌うしぐさで、各々のキャラクターも垣間見えました!

兼重監督:全メンバーを一遍に見せることで、それぞれの個性も見えるし、あのシーンは実際に歌ってもらっているんです。事前に録音したものを流して、口パクしてもらうのが通常のやり方なのですが、あのシーンはクローズアップショットだったので。のどに出る血管も見えるからこそ、多少ズレてもいいから本気で歌ってほしいとお願いしました。

野崎さん:メンバー全員がすごく楽しそうで、いいですよね!分割しているのに、一人ひとりの心が伝わってくるというのが新鮮でした。

兼重監督:僕も好きなシーンの1つです!

野崎さん:監督から見た、主演の松坂さんと菅田さんお二人の印象を教えていただけますか?

兼重監督:まず松坂さんは、ずっとまじめに台本を読み込んでいる俳優さん。それだけ役を引き寄せるために、一生懸命役作りをする方でしたね。菅田さんは、感性がすごくいい俳優さん。「このシーンはこんな動きで」と伝えると、軽くうなずいてなんでもできちゃう方で、今回は完全にヒデになりきっていましたね。

インタビュー中の兼重監督と野崎萌香
インタビュー中の兼重監督

野崎さん:この映画を作り始める前と作り終えた後では、何か心境の変化はありましたか?

兼重監督:映画に対してというより、音楽の力を再認識した映画になりました。舞台挨拶でみんなも言っていましたけど、正直こんなにすごいことになるとは思っていなくて。周囲の反響もすごいですし!

野崎さん:私自身がこの映画を観て感じたことは、「2つの夢をともに叶える」ということ。1つのものを突き詰め詰めるよりも、まるで人生を2倍楽しんでいくかのように、これからの若者のあり方を教えてくれる映画だなと思いました。

兼重監督:野崎さんのおっしゃるとおりで、なれるものを探し始めた段階で、青春が終わっちゃう気がするんですよね。いくつになっても、なりたいものを追い求めていたいですよね。

野崎さん:あとは夢だけじゃなく、いろんな愛が描かれた作品だなと。自分自身の家族に重ね合わせて、すごく心が熱くなりました。

兼重監督:安っぽく聞こえると嫌なのですが、“家族愛、兄弟愛、友情愛など周りに愛があって、背中を押してくれる人がいるからこそ夢を追い求められる”ということもお客さんに伝わってほしい。GReeeeNのみなさんはもちろん、プロデューサーのJINさんご本人から聞いたエピソードがそのまま映画に活かされているので、見ごたえ十分の映画に仕上がっていると思います!

インタビュー中の野崎萌香

野崎さん:現役で活躍しているアーティストのバックヒストリーが、今作のタイトル名どおりの素敵な作品として完成して、すごくいい形で世の中に向けて訴えかける映画になりそうですね!今日はお忙しい中、お時間頂きありがとうございました!